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ROBBY VALENTINE "EMBRACE THE UNKNOWN"が3月6日(水)国内盤発売

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90年代に「ネザーランドの貴公子」と呼ばれ、ここ日本で高い人気を博したマルチ・プレイヤー、VALENTINEことロビー・ヴァレンタインの、海外では昨年10月に発売されていた最新作"EMBRACE THE UNKNOWN"が3月6日(水)にキングレコードから日本盤リリースされます。

ここ数年はQUEENやTHE BEATLESのカバー・アルバムや、ソロ名義でのピアノ弾き語り色の強いアルバム("SEPARATE WORLDS")など、企画アルバム的な作品が多かったVALENTINEですが、本作は"THE ALLIANCE"(2018)以来となる全曲オリジナルの新曲で構成されたバンド・サウンドのアルバムになっています。

先述の通り90年代には当時絶滅危惧種だったメロディアスなHR/HMのクリエイターとしてかなり人気があった彼ですが、作風のマンネリ感や、HR/HM色の後退、作品インターバルなどが相まって2000年代にはすっかり来日公演なども行われない存在になっていきました。

とはいえ、作曲家、メロディ・メーカーとしての才能は変わらず優れており、QUEENが今なおこれだけ人気があるのに、そのQUEENからの影響が強く感じられる音楽をプレイしているVALENTINEがここまで過小評価されているのは、色々と運が悪い人だったなという気がします。

あるいは歌唱にもう少し説得力があれば、また違ったのでしょうか。

なんでも感染症の影響で片目は失明し、もう一方の眼もわずかな視力しか残されていないという何とも気の毒な状況だそうで、いつまでこうした音楽を作り続けられるかわからないという話を聞くと、かつて彼の作品を愛聴した者として、身につまされる思いになりますね…。

日本盤のみ本作の全編ピアノ・ヴァージョンを収録したアルバムを追加した“2枚組スペシャル・エディション”での発売となり、ボーナストラックも収録しているということで、既に輸入盤を購入している人もファンであれば要チェックでしょう。

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コメント

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おぉ、久しぶりにめちゃくちゃ良さそう。原点回帰と言っても過言ではない内容ですね。

仰る通り、もう少し歌唱力があればより評価はされたのでしょうが、それでもこの楽曲の質とルックスであまり評価されなかったのは不運としか言いようもありませんね。

ちょっと少年っぽい歌い方はポップな曲とマッチしていて嫌いではありませんが、一時期メタルによってしまったのが良くなかったなとも思います。

MVを観ました。近年なんとも不幸な境遇にある彼の心の叫びが伝わってくる様な、そんな印象を受けます。

いくつもの名盤を量産していた90年代以降は、オリジナルのアルバムとしては今一つな物が多かったと思いますが、本作に関してはMV曲から久々に期待を感じさせる内容ではないでしょうか。

数年前の時点で、ネックの太いギターでしか弾けないなど、視力の低下が音楽活動に(車の運転が出来ないなど日常生活にも)支障を来していながら、本作においてもドラムを含めた全てのパートを一人で演奏する等、ロビーの巨大な音楽的才能は病を得てなお衰えていないようです。

だからこそ、実質QUEENのカバーのディナーショーで主に生計を立てていると思われる彼の現状はどうにも歯がゆいものがあります。
久しぶりのオリジナルアルバム発売で、せめて日本でのVALENTINEの人気が少しでも復活する契機になると良いのですが……。

    

才能も音楽への情熱もあるのに、ほんとに惜しいですよね。
若々しく少し弱い歌唱は、老成した者にはない純粋さを感じます。
MVには胸をしめつけられました。。。

>ごえたさん

本当に不運な人ですよね…。

音楽性のコントロールやイメージ戦略まで含めて、優秀なマネージャーやプロデューサーが付いていたらもう少しなんとかなったのかなという気がしつつ、他人のコントロールを素直に受け入れるタイプでもなさそうですし、難しいですね。

>周蔵さん

MV曲、彼の現在の境遇を知って聴くと、色々と伝わってくるものがありますね。

ディナーショーであれ何であれ、音楽で食べられているならまだ幸せなのかもしれませんが、その才能に対してあまりにも過小評価されている気がします。

まあ、私も2000年代以降はあまり彼の音楽に関心を払ってきたとは言えないので、あまり声高にロビー・ヴァレンタインはもっと売れるべき、とも言いづらいのですが…。

>なな吉さん

この人は本当にこういう音楽が好きで、そしてそれを恐らく世界で数本の指に入るくらい上手くやる才能もあるのに評価されないのは本当に気の毒です。

QUEENがあまりにもユニークであればこそ、彼の音楽はその縮小再生産に見えてしまうのかもしれませんが…。