DEF LEPPARD / SONGS FROM SPARKLE LOUNGE

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全米初登場5位を記録したDEF LEPPARDのニュー・アルバム。
シングル#2にアメリカでは大人気のカントリー・シンガー、ティム・マッグロウがフィーチュアされ、NBAのテレビ中継でのタイアップを獲得したことが効いているのだろうか。

私にとってLEPSというバンドの印象は「バランスのいい優等生」である。
とてもポップでありながら、(少なくともサウンド上は)ちゃんとロックしている。

HR/HMにとどまらない、幅広いブリティッシュ・ロックからの伝統をちゃんと受け継ぎつつ、アメリカンなコマーシャル性とモダンなセンスでわかりやすく聴かせてくれる。

本作も、クオリティとバラエティを高い次元で実現した優れた楽曲が揃っており、少なくとも減点法で評価する場合には非の打ち所のない仕上がりである。

全体的には往年のファンを満足させるキャッチーさが貫かれているものの、LINKIN PARKなどを思わせるヘヴィな「Go」で幕を開けるなど、意外性や新鮮味もちゃんとあって、しかもそれがオールド・ファンにも好意的に受け止められる程度の意外性と新鮮味にコントロールされているあたりが、このバンドの巧いところだ。

とはいえ、やはり「PYROMANIA」や「HYSTERIA」のような圧倒的な輝きはなく、そういう意味ではやはりJOURNEYやREO SPEEDWAGONとツアーしてしまうような「過去のバンド」感というのは否めないのだけれども、最近アメリカ全土をドサ回りして結構儲けているらしい80年代のバンド群の中では一番クオリティを保っていることは間違いない。

個人的にはもっとあからさまに80年代な、どキャッチーな曲が1曲ほしかったが、全米TOP5入りも納得できる、HR/HMという狭いフィールドには収まらないアルバムだ。

蛇足だが、「SGT. PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND」を思わせるジャケットは、本作がメンバーの共作曲ではなく、それぞれのメンバーが個々に作った楽曲が集められていることに起因しているのだろうか?
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