Perfume / GAME

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当サイトはいわゆるひとつのメタル・サイトで、このブログでも何かしらHR/HMと関係のあるトピックを取り上げてきたわけですが、今回はあえて例外を作ります。

というか、日本で音楽に関係するサイトを運営していて、このアルバムに全く触れないというのは「何のために情報発信しているのか」という存在意義を問われるのではないか、とさえ思ってしまうようなアルバムです。

結構前に予約していたのにAmazonからは「商品が確保できなかったのでお届けが遅れます」というふざけたメールが来て、会社の近くにある大手のCDショップでは発売日に初回盤売り切れ。オリコンデイリーも1位獲得と、まさに今「来ている」感じです。

私は広告代理店で働いているのですが、私の周りでも最近音楽の話といえば「Perfumeって知ってる?」という話題で持ちきりです。

遅い、というなかれ、広告なんてのは時代の半歩より先を行ってしまうとスベってしまうものなのです。

私自身は「CONTINUE」(06年から彼女らが連載を持っている)の見本誌が毎号出版元から送られてくるので、彼女らの存在は結構前から認知していました。

しかし実際に彼女らの魅力に気付いたのはご他聞に漏れず「ポリリズム」からで、そういう意味では「ポリリズム」から入門したミーハーと思っていただいて結構です。

初の正式なオリジナル・アルバムとなる本作は、「ポリリズム」に衝撃を受け、「COMPLETE BEST」を買ったものの今ひとつピンと来なかった私のような人間をも納得させる強力作。

テクノ系の音楽もボチボチ聴いてきたとはいえ基本的には門外漢なので、サウンドの革新性についてはあえて判断しません。彼女らの音楽をプロデュースしている中田ヤスタカの本業?であるCapsuleも曲単位でしか聴いたことがないので、本作との比較もできません。

ただ、そんなことはさておき曲がいい。先端クラブ・ミュージック(風)でありながらメルヘンチックでポップ。カッコよさとかわいらしさの融合具合が絶妙で、この現在の大衆性よりちょっとだけハイブロウ、というサウンドが「ポップス」の領域を広げていけると思う。

どの曲にもそれぞれ魅力があって惹きつけられるが、単に曲がいいだけではなく、時代を切り開いていくポップスだけが持つマジックを感じる。この感覚は、個人的には椎名林檎の「無罪モラトリアム」を聴いたとき以来感じることのなかったものだ。

正直ルックスは微妙だと思うし、だからこそ所属レコード会社がソニーでもエイベックスでもなく徳間ジャパンなのだろうと思いますが(?)、まさかデビュー時に彼女らがここまで輝くとは誰も思っていなかったのではないでしょうか。

これは「中古で安くなったら買おう」というアルバムではありません。今聴くことに意味がある、まさに「旬の音」だと思います。
きっとバカ売れするのは旬を過ぎた次作だろうとも思いますが。

まだ4月ですが、今年のJ-POPベスト・アルバムはほぼ確定でしょう。というかむしろコレを超える作品が出てくるのであれば、今年のJ-POPは大当たりの年ということだ。

ジャケの衣装はゴシック風、かな?


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