JAYCE LANDBERG / BREAK THE SPELL

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今月の、いや、この第一上四半期のやってもうた大賞だな、こりゃ。

このジャイス・ランドベリはスイス出身、大学はスウェーデンで文学と言語学を専攻し、国際法の学士を取得したという意味のわからない経歴を持つ人物。
専攻した文学の学士はどうなったんだ?

てか、修士や博士ならともかく学士なんかいちいちバイオに書くなよ(苦笑)。
そもそも国際法の学士なんて全く音楽に関係ないでしょ。

まあ彼自身の紹介はこの辺にして本作で聴ける音楽性ですが、いわゆる典型的なネオ・クラシカル系HR/HMというやつです。

ライナーによるとイングヴェイやRAINBOW、DIOといった「いかにも」のアーティスト以外に、デヴィッド・ボウイやエリック・クラプトン、トム・ペティやヒューイ・ルイス、VAN HALENやGUNS N' ROSESなどの影響を受けたとあるが、そういった多様性は本作からは全く感じ取れず、イングヴェイ・フォロワーという印象しかない。

本作でVoを務めているのはヨラン・エドマン(元MADISON~JOHN NORUM~YNGWIE MALMSTEEN他)で、エドマニアである私にとって本作の最大の購買動機である。

しかしまず音が酷い。籠りまくっている上に音量レベル自体が小さく、オーディオのボリュームを通常の1.5倍にしなくてはならなかった。

ハッキリ言って、「実はこれはヨランがMADISONを脱退した後、ジョン・ノーラムのアルバムに参加する直前に地元のギタリストと制作した幻のデモなんだ」と言われたら信じてしまいそうな、とても21世紀の機材のサウンドとは思えない代物だ。

無名のBとDrのプレイも全く「お仕事」的でつまらないことおびただしいが、肝心の当人のギターもたどたどしくて…。
無理して弾きまくっていないのがせめてもの救いです。

ヨラン先生はまさに孤軍奮闘で、彼の歌うメロディアスなヴォーカル・ラインだけが本作の聴き所。
音楽性がストレートな分、先ごろリリースされたVINDICTIVより歌メロはキャッチーです。

しかし曲自体が類型的で退屈なことは否めず、ヨラン先生ももうちょっと仕事を選べばよかったのでは…と思わないでもないが、最近は歌だけで生計を立ててるみたいだし、家族を養うために背に腹は変えられないのでしょう。

が、ちょっと本作はダイ・ハードなエドマニア以外にはオススメできかねる作品です。
まあ、ジャケットでダメさに気付けよ、って感じなんですが(苦笑)。
【72点】←ヨランが歌ってなければ10点マイナス


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