ACTION / ACTION

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今月のBURRN!誌最高点(93点)アルバム。いや違うんだ違うんだ釣られたんじゃないんだ最後まで話を聞いてくれ。その半笑いをヤメロ。

ほら、Web上で新譜レビューなんぞを公開してる奴なんて見てる側にとっては人柱みたいなもんじゃないですか。ちょっと今回その辺に意識的になってみようか、ということで、本レビューは次エントリーのREIN XEEDのレビューとの連動企画になっておりますのでそちらと併せてお読みいただきたい。

このACTIONは03年にマイケル・スウィート(STRYPER)のプロデュースでデビューしてマニアの注目を集めた(らしい)モダン・ヘヴィ・テイストのメロディアス・ハード・ロック・バンド、MARS HILLの中心メンバー、チップ(G)とジャック・マーキース(Vo)を中心とした5人組。本作のプロデュースにも一部マイケル・スウィートが関わっている。

このACTIONはチップ(G)が80年代に参加していたバンドのいわば「リユニオン」で、HR/HMバブル華やかなりし時代にはQUIET RIOTやFIREHOUSE、SLAUGHTER、ROUGH CUTTなどとのツアー経験もあるという。

しかし冷静に考えればこいつらはそういうHR/HMバブル華やかなりし時代に活動していたにもかかわらず芽が出なかった連中なわけですよ。そして実際音を聴いてみてそれも納得、とてつもなく凡庸な80年代型メロディアス・ハードだ。

曲も演奏も「悪くない」の域を一歩も出ず、個性と呼べるものは微塵も存在しない。BURRN!のレビューではFIREHOUSEやらTNT、STRYPERなどの名前が出ていたが、それらのバンドと比べるなんておこがましいにも程がある。とりあえずマイケル・スウィートに全力で謝れ。

日本以外では全く相手にされなかったTERRA NOVAだってこのバンドよりははるかにトキメキがあったよ実際。

今日びまさかROCKMANで録ったんじゃねーだろーな、という疑いすら抱いてしまう安っぽいギターのサウンドもあって「95年に『Long Island』からリイシューされた89年の作品です」と言われたら信じてしまいそうなほど古臭い。

この21世紀にACTIONなんてバンド名で活動しようなんて時点でセンスを疑うが、曲名も「Someday」に「Destiny」に「Forever」と来て「Don’t Leave Me Lonely」と来ればもはや意識が80年代で止まっているとしか思えない。

いや、80年代ポップって個人的には好きなんですが、あれは実際80年代にヒットして時代の音になったから良いんであって、それをこの21世紀に縮小再生産されても困るわけですよ。

しかしアレですね、B!で80点そこそこくらいでこの出来なら、こういう音楽が好きな人だけ耳にして、Web上のごく一部で「アレけっこうイイよね」とか語られて終わったはずなのに、なまじ絶賛されたもんだからこんな場違いなところで貶されるわけで、そういう意味ではノスタルジーだけで(?)点数をインフレさせた広瀬さんてば罪な人。

父さん母さん、僕は立派に人柱としての務めを果たしました。


バンドのMySpace(試聴できます)
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