EKOTREN / LIGHT THE FIRE

ekotren01.jpg

フロリダ出身のKeyを含む5人組ヘヴィ・ロック/メタル・バンドのデビュー・アルバム。本作以前にEP2枚をリリースしているようだ。

メンバー・ショットを見るとVoがオシャレボーズで、N.W.A.(かつてアイス・キューブやドクター・ドレなどが在籍していた元祖ギャングスタ・ラップ・チーム)のTシャツなんぞを着ているので、ラップVoをフィーチュアしたNU METAL系のバンドかと思って聴いてみると、その予想は(いい意味で)裏切られた。

スクリームと歌い上げを使い分けるVo、ヘヴィながらメロディ豊かなギター・ワークの組み合わせは、強いて言えばスクリーモかメタルコアに近いが、スクリーモというにはギターがあまりにもヘヴィ・メタリックだし、逆にメタルコアというにはやや軽く、ギター・ソロもほとんどないので、ちょっと違和感がある。

一方ノーマル・ヴォイスで歌い上げるメロディはPEARL JAMやCREED、SEVENDUSTといったグランジ~ポスト・グランジのバンドから、LINKIN PARKのようなバンドを思わせる、アメリカで受けそうなキャッチーさを備えており、#10のようなバラード調の曲にはヒット・ポテンシャルさえ感じさせる。

バンド名の響きからしてジャンルが想像しにくいが、サウンドも単純なジャンル分けをするのが難しく、強いて形容するなら「LINKIN PARK meets メタルコア」といった感じか。

正直日本ではこういうジャンルが明確でない洋楽ロックは売りにくい気がするが、激烈な曲においてもメロウな曲においてもなかなか哀愁のある印象的なメロディを聴かせているので、ジャンルの狭間に落ち込んで消えてしまうのは惜しいバンドだ。

個人的には、Voは歌い上げるパートに比べてややスクリームが大味で表現力に欠ける気がするので、このヘヴィ・メタリックでメロディックなバッキングのまま、全てノーマル・ヴォイスで歌ったほうが音楽的に(そして商業的にも)より成果が期待できるのではないだろうか。

メンバーがまだ20代前半と若いこともあり、将来的には全米規模でのブレイクも期待できるポテンシャルを感じさせる。BURRN!の点数は非常に中途半端なものだったし、個人的に主食とする音楽でもないが、けっこう気に入った。


公式サイト

バンドのMySpace
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント