OBITUARY / XECUTIONER’S RETURN

obituary07.jpg

DEATHなどと並ぶデス・メタルの草分け、OBITUARYの再結成後の2作目となるアルバム。
欧米では昨年10月にリリースされており、日本盤は2月20日発売。

なぜかBURRN!の最新号で特集めいた記事が掲載されていたので、多少注目度が上がっているのではないでしょうか。

メロデス以外のデス・メタルを進んで聴くことのない僕がこうしたレビューめいた文章を書いているのは単にサンプル音源をもらったからで、正直送られてきたサンプルを前に「僕にこんなの送られてもなー」と思い、しばらく聴かずに放っておいたことは秘密(笑)。

ただ、BURRN!の記事を読んで本作でラルフ・サントーラ(G)がプレイしていると知り、ちょっと興味が湧いて聴いてみた。

ラルフ・サントーラといえば、EYEWITNESSやMILLENIUMといったメロディアスなハード・ロック・バンドにおける泣きの効いたメロディアスかつテクニカルなプレイによって、一部で「アメリカのマイケル・シェンカー」と呼ばれていた知る人ぞ知る逸材。

近年はICED EARTHやらDECIDEやらセバスチャン・バックのバンドやら、ちょっとイメージの違うバンドでの仕事が多かったが、このバンドへの参加についてはDECIDEという「前例」があったので、「ま、同じフロリダ出身だしね」とさしたる驚きもなく受け止めることができた。

音楽的にはほとんどデビュー当時の印象と変わらない、ヘヴィなのに妙に熱気のないOBITUARY独特のデス・メタル・サウンドを聴かせている。

意外とノリやすいテンポの曲が多く、私のようなあまりデス・メタルを得意としないリスナーにも聴きやすく仕上がっていて助かりました(笑)。

で、個人的目玉のラルフ・サントーラのギターですが、明らかに出来上がったトラックに後から被せたのがアリアリの弾きまくりを各曲のソロで炸裂させており、バンドの本質とは無関係な聴き所を作り出している。

バンドの世界観を尊重してか、フレージング自体の泣きは控えめだが、やはりこのトーンと速弾きにおける緊張感は只者ではない。

こういう門外漢でも心ひかれる聴き所があったのはそれこそテクニシャン、ジェイムズ・マーフィー(G)が在籍していた時期の、バンド自ら認める最高傑作「CAUSE OF DEATH」以来なのではないでしょうか。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント