GRIM REAPER / ROCK YOU TO HELL

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LIONSHEARTについての記事を書いたので、スティーブ・グリメットつながりでGRIM REAPERについても書いてしまおう。

このGRIM REAPERはいわゆるNWOBHMの流れから出てきたバンドで、音楽的にもNWOBHM王道の、ちょっと悪魔的なイメージを打ち出した、正統派のHMバンドだ。

デビューは83年と、NWOBHMの中では後発組に当たるが、逆に当時アメリカでHMが盛り上がっていた時期だったため、マネージャーの手腕にも恵まれ、デビュー・アルバムがなんとNWOBHMのバンドとしては異例のビルボードTOP100入り(最高53位)を記録した。

本作は87年に発表された3枚目のアルバムで、メジャーの「RCA」からOZZY OSBOURNEやMEGADETHを手掛けた大御所、マックス・ノーマンのプロデュースでリリースされている。

基本的な音楽性は前2作と同じ正統派のヘヴィ・メタルだが、メジャー移籍効果で音質がグッと向上、メロディもよりキャッチーになり、聴きやすくなっている。

1曲目のタイトル曲から高品質のナンバーが並ぶが、#4のようなクサい曲もあり、メロディック・パワー・メタルを好むファンにも受け入れられやすいのではないだろうか。

スティーブ・グリメットの艶とハリのある歌唱が楽曲のちょっと凡庸な部分も覆い隠してしまうほど素晴らしく、個人的には非常に気に入っているアルバムである。

ちなみに本作に伴うアメリカ・ツアーのサポートは当時「KEEPER OF THE SEVEN KEYS PART 1」を発表して上り調子にあったドイツのHELLOWEENと、LAメタル・ムーヴメントの真っ只中にあって正統派HMとして気を吐き、後にANTHRAXに加入するジョン・ブッシュ(Vo)を擁したARMARED SAINTだった…というと当時このバンドが現在では想像がつかないほどビッグだったということがご理解いただけるのではないでしょうか。【85点】
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