TARJA / MY WINTER STORM

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NIGHTWISHを解雇されたターヤ・トゥルネン(Vo)の実質的ソロ・デビュー・アルバム。

音楽的にはNIGHTWISHの「Bye Bye Beautiful」に対するアンサー・ソングとも言える先行シングル#1「I Walk Alone」に象徴される、ターヤの神秘的なオペラ・ヴォイスを活かした(?)ダークでムーディな音楽世界を描き出しており、聴いているとジャケット、タイトル通りの寒々しさを感じさせられる。

ヘヴィなギターが入っている曲もあるが、NIGHTWISHのようなキャッチーなメタル・サウンドではなく、ダウン・チューニングによるコンテンポラリーなもので、メリハリをつけるための小道具以上のものではない。

せめて#8「Die Alive」のように近年のフィンランドで人気のあるゴシック・ハードのようなドライヴ感があれば楽しめるが、基本的にはマッタリしたミドル~スローの楽曲が大半を占めており、メタラー的にはかなり厳しい方向性かも。

バラードなんかは癒し系コンピに入っていてもおかしくないくらいの美しさだが、こんな辛気臭い音楽を聴くくらいなら僕はサラ・ブライトマンあたりを聴くね。

ALICE COOPERのカヴァー#12「Poison」は思いのほか違和感がなく、メタル耳な私としては、本作中でかなり楽しめた楽曲だ。

とりあえずアートワークの美麗なことといったらおよそHR/HM離れしており、レコード会社が彼女を完全にポップ・シンガーとして成功させようという意気込みは感じさせる。なんせこのジャケットならターヤが美人に見えますもの(笑)。

個人的にはNIGHTWISHの新譜の方が100倍楽しめましたが、まあターヤはソロですから良い曲に恵まれれば充分挽回可能でしょう。でも次作もこの路線ならたぶん買いません。
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