MAGICIAN / TALES OF THE MAGICIAN

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ブラジルからの新人バンド。ナムコ(現バンダイナムコゲームス)のRPGシリーズみたいなタイトルだが、実際歌詞世界は戦士だ賢者だエルフだ魔法だ、というRPGワールド。

そう書くとRHAPSODYあたりが思い浮かぶかもしれないが、音楽的には同郷の大先輩ANGRAに近いスタイル。Voの声がエドゥ・ファラスキ(ANGRA)に似ていることもまたそのANGRAっぽい印象を強めている。

ANGRAに比べるとややSYMPHONY Xを思わせるプログレッシヴ・メタルの要素が強く、一方でANGRAのトレード・マークのひとつであるブラジルの民俗音楽的な要素はほとんど感じられない(一方で#7のように欧州トラッド的な曲をプレイしているあたりはRHAPSODYっぽいかも)。

この手の音楽に対してサウンドはやや厚みに欠けるものの、プログレ・メタル色が強いことからも窺い知れるように、メンバーの演奏技術はかなり高い。ただ、肝心の曲のフックはまだまだで、聴き終えた後残っているメロディがほとんど無いし、展開の多さがドラマ性の向上につながっておらず、もどかしい。

変に展開に凝るよりはストレートに疾走してくれた方が若々しくて気持ちいいし、逆に演奏が下手でもメロディが凄くいい、というバンドの方がこういう新人のくせに妙に演奏が上手い連中より伸び代が大きいような気がする。

しかしこのジャケット、なんか既視感があるなー、と思ってたらGAMMA RAYの「ALIVE'95」のジャケに似てるんですね。

下手にチープなドラゴンのイラストとかにするより質感があっていいと思うけど、店頭で目立たないかもね。【78点】
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