AXXIS/DOOM OF DESTINY

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AXXISのニュー・アルバム「DOOM OF DESTINY」がわりと評判よさげなので買ってみました。

…なるほど。たしかにこりゃメロディック・パワー・メタルだ。
それもかなり濃い。
個人的には「THEATER OF SALVATION」の頃のEDGUYを思い出しました。
つまり、ジャケットのイメージ通りの音、ってことです。

ギターからキーボードから女性ヴォーカルまでみっちり詰め込みました、って感じのゴージャスなサウンドは、好きな人にはたまらないだろうし、苦手な人にとっては聴けたものじゃないでしょう。

#7「Father, Father」の爆発的な疾走感なんて、疾走厨にとって「今年聴くべき10曲」にランクイン確実です。

AXXISって僕の高校生くらい(それこそ「ジャーマン」というだけで何でも聴きたくなってた頃っすわ)の印象だと「フツーのハード・ロック・バンド」だったのに、どうしてこんなことになってしまったのでしょう。

たまたま本作を購入したディスクユニオン某店でここ数作の中古がかなり安価で揃っていたのでゴソッとまとめ買いしてみたのですが、この手の音に近づいたのは現在のレコード会社である「AFM」に移籍してからですね。

そういや「AFM」といえばEDGUYの所属レーベルでもあるわけで、多少はレーベルからのサジェスチョンもあったのかしらん。

本作のミックスを手掛けているのはもはやPINK CREAM69の、というよりANGRAなどを手掛けるプロデューサー/ミキサーといったほうが通りがいいかもしれないデニス・ワード。

そういえばAXXISとPC69って非常に境遇が似ていて、いわゆる「ジャーマン・メタル」とは距離のある洗練された音楽性でいきなりメジャーからデビュー(PC69は「Sony」、AXXISは「EMI」)しており、そこそこ成功したものの時流に流されグランジ化して失速、結局元(に近い)音楽性に回帰して現在は地道に活動している。

さらにはAXXISもメジャーからドロップした直後に所属したレコード会社はPC69と同じ「Massacre」でした。

最近のメロスピ・バンドではやらないようなタイプのキャッチーな楽曲や、サックス入りのラジオ・フレンドリーなバラードもプレイしているあたりが出自を隠せない所ではありますが、いわゆる「ジャーマン・メタル」が好きなら一聴の価値ありです。

現在はHELLOWEENとGAMMA RAYの「HELLISH ROCK」ツアーのサポートとして欧州を回っているようですが、デビュー当時はメジャーに所属していたAXXISが、同時期インディーズだったHELLOWEENやGAMMA RAYの前座を務めている、ってのがちょっともののあはれを感じさせますね。

そのまま日本まで来てもいいよ(笑)。この手のバンドを3つも見るのは結構しんどそうだけど(苦笑)。
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コメント

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あホントだ あった。さすがadoreさん、きっちりおさえてた(笑)
今こうやってAXXISの1st聴いてみると、同じジャーマンでも同期のBLIND GUARDIAN(当時はヴォーカルの声があまり好きでなくて3rdまでしか追わなかったんですが今聴くとそんなもんなのかな~とか思ってしまいました。出来れば自分の耳もっと早く慣れてほしかったw)のようなHELLOWEEN「I'M ALIVE」「EAGLE FLY FREE」直系のサウンドや、ちょっと先輩のRUNNING WILD辺りのサウンドとはかなり目指してるもの違ってますよね(ヴォーカルの声質はHELLOWEEN系にも向いてたような気が・・・)。89~90年当時はあまり気にならなかったけど、ジャーマン・メタルと言うには・・・う~ん、結構洗練されてて、やはりアメリカ進出念頭に入れつつEUROPEの影響とか大きかったのかなと。2ndなんか相当アメリカ市場意識してますもんね。3rd以降の記憶がないってことはきっとBURRN!のレヴューでもあまり良い評価されなかったんやろうなぁ・・・田舎じゃ情報もそんなに入ってこないし、そんなに何でもかんでもCD買えないし・・・(汗)
そうして90年代に入り他のメロディアスなHR諸先輩方が徐々に自分達を見失い失速・方向転換していく中で、AXXISさんも長い間「行方不明」になってました(あくまで私の視点からですが・・・)が、無事再発見することができました。しかも相当「ジャーマン」化して・・・。世の中面白いものですね。
ところでメンバーの集合写真にあたかも中心メンバーのごとく写ってるこのお姉ちゃんは誰?前作の「PARADISE IN FLAMES」にも写ってますが、バッキングヴォーカルのLakoniaさんでいいのかな?なかなかいいカウンターとか入れてきますよね。

>Zeppさん

初期のAXXISは、志としては第二のSCORPIONSだったんじゃないですかね。間違いなくアメリカでの成功を念頭に活動していたと思います。

明らかにHELLOWEENやらRUNNING WILDやらRAGEやらといったパワー・メタル系のバンドと違ってメジャー志向だったと思いますが、90年代以降そういうメジャー志向のHR/HMが一番市場のニーズが無くなっていきましたからね。

市場ニーズのある音楽性の中で、彼らに出来そうだったのがメロディック・パワー・メタルだったということなのでしょう、多分。

写真のお姉ちゃんはきっとLakoniaさんだと思われます。