ARI KOIVUNEN / FUEL FOR THE FIRE

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アメリカで大人気のアイドルオーディション番組『アメリカン・アイドル』のフィンランド版ともいえるオーディション番組『IDOLS』(なんてヒネリのない番組名!)でHR/HMの名曲ばかりを歌って第3代優勝者となった23歳の青年のデビュー作。

既に本国フィンランドのナショナル・チャートでは12週連続1位という、同国の新記録を打ち立てるメガ・ヒットを記録している。

本作は、本人のメタル志向を反映しティモ・トルキ(STRATOVARIUS)やトニー・カッコ(SONATA ARCTICA)、マルコ・ヒエタラ(NIGHTWISH)、ミスター・ローディ(LORDI)などが作曲で参加、そしてTHUNDERSTONEやCHILDREN OF BODOMのメンバーがバックの演奏を担当するなど、そのサウンドは典型的なフィンランド産メロディック・メタルに仕上がっている。

本質を言ってしまえば企画モノのアイドル・ポップスなのだが、それだけに聴きやすく仕上がっており、これぞ北欧メタル、といった感じの哀愁のメロディがなかなか心地よい。

カラオケの世界選手権(そんなものがあったのか)3位という割には本人の歌唱は決して卓越したものではなく、口の悪いプレスからはヘナチョコ呼ばわりされそうな細めのハイトーンだが、少年っぽさの残る歌声は瑞々しく、母性本能をくすぐる魅力を備えている(いや、男の僕には母性本能なんてないからわからないけど、多分)。

しかし、近年ブームと言ってもいいフィンランドのメタルだが、ついにソニーにもこの手の音楽のリリースに踏み切らせるとは、ついに一般人にその勢いが迫ってきた感じだね。

ソニーが北欧のメタルをリリースするなんて、PRETTY MAIDSが同レーベルからドロップして以来ここ10年近くなかったことじゃないか? まあ本作もオビにあるジャンル名は「ロック」になってるけど(苦笑)。

いずれにせよ、こういう「商品」によってメタルに入ってくる人が増えるなら、アイドルだろうがなんだろうが全然ウェルカムですよ。

日本盤は、本国で発売された2枚組スペシャル・エディションを1枚にまとめ、さらにライヴ2曲をボーナス・トラックとして収録したお得仕様。【83点】




◆DEEP PURPLEの「Perfect Strangers」[YouTube]



◆IRON MAIDENの「The Evil That Men Do」[YouTube]



◆WHITESNAKEの「Here I Go Again」」[YouTube]



◆LED ZEPPELINの「Rock And Roll」」[YouTube]



◆STRATOVARIUSの「Hunting High And Low」



◆SONATA ARCTICAの「Fullmoon」[YouTube]



◆SOUNDGURDENの「Black Hole Sun」[YouTube]



◆SCORPIONSの「Still Loving You」[YouTube]

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