DEAD BY APRIL / DEAD BY APRIL

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先日のLOUD PARK 09で観て、なかなかいいな、と思ったので買ってみました。こういうのをフェスの収穫、って言うんですかね。

このDEAD BY APRILは、元NIGHTRAGE(かつてガス・Gも所属していたことで知られるスウェーデンのメロディック・デス・メタル・バンド)のジミー・ストリメル(Vo)を中心に結成されたバンド。

バンド名のDEADは彼らのへヴィ・サイドを、APRILはポップ・サイドを意味し、本来「始まりの季節」であるAPRILにDEADという言葉は矛盾していて意外性があり、そしてなにより響きがカッコいい、ということで付けられたそう。

デビュー前からMySpaceでの楽曲アップなどを通じて人気を高め、ILL NINOとのツアーやフェスティバルへの出演を経験。アルバム発表前にスウェーデンのメタル・アワードを受賞するなど、トントン拍子に成功の階段を上り、満を持して大手メジャー「UNIVERSAL」から発表されたデビュー・アルバムが本作。

本国スウェーデンではデビュー・シングル#3「Losing You」がチャートの1位に輝き、現地では5月に発売された本アルバムも2位にランクインするなど、既に大成功を収めている。

基本的な音楽のスタイルはメタルコアと言っていいと思うが、クリーン・ヴォーカル・パートの多さと、その哀愁に満ちたキャッチーなメロディの充実、そしてサウンド全体を包むエレクトロな感触のある洗練されたアレンジは凡百のメタルコア・バンドとは一線を画すメジャー感に満ちたもの。

この洗練されたメジャー感は、アルバムを制作するにあたり、レコード会社に紹介されたプロデューサーを「クラシックなメタルのプロデューサーだったから」という理由で断り、ヒップホップやR&B系のポップ・アーティストを手掛けてきたヘンリク・エデンヘドという人物をプロデューサーに起用した効果なのだろうか。

ただ、先日のLOUD PARK 09のステージでは、音が良くなかったこともあって、その辺の洗練されたアレンジ/装飾の部分はあまり聴こえず、私の耳を捕らえたのはあくまでも彼らのキャッチーな哀愁メロディである。

BURRN!誌の大野記者は「METALLION」誌上において彼らの音楽を「BULLET FOR MY VALENTINE meets THE RASMUS」と形容しているが、BFMVはともかく、たしかにこの哀愁はTHE RASMUSのようなポップ・ロック・バンドにも匹敵するものがある。

短髪やモヒカンなど、メタル・バンドというよりはパンク・バンドのような(実際、iTunesに取り込んだら、ジャンルは「Alternative/Punk」と出てきた)小洒落たルックスもあり、HATEBREEDやLAMB OF GODなどのファンからは「これがメタルコア? GOOD CHARLOTTEがちょっとへヴィになっただけじゃねえか」などと馬鹿にされかねないサウンドではあるが、それだけにメタルという言葉のイメージに抵抗がある若者にも入りやすい「メタルへの入口」になりえるバンドだと思う。

個人的にはこの哀愁のメロディはかなり気に入ったし、グッド・ルッキンなので女の子のファンを集めてくれそう(実際、LP09でも前列には若い女の子が群がっていた)という意味でも、今後の活躍に期待したいバンドです。【85点】

◆本作からのシングル「Losing You」のPV [YouTube]


◆本作からの3枚目のシングル「Angels Of Clarity」のPV [YouTube]


◆DEAD BY APRILのMySpace
http://www.myspace.com/dbaswe


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