MUTINY WITHIN / MUTINY WITHIN

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「Roadrunner Records」が2010年最初に送り出す新人バンド。

元々は02年にニュージャージーでアンドリュー(B)とブランドン(G)のジェイコブズ兄弟を中心に、CHILDREN OF BODOMのカヴァー・バンドとしてスタートしたそうだが、本作で聴ける基本的な音楽性はいわゆるメタルコアである。

つまり、Voがヴァースでスクリームし、サビで歌い上げるというタイプだが、このバンドの場合、圧倒的にクリーン・ヴォイスによる「歌い上げ」のパートが多い。

それもそのはず、イギリス出身のVo、クリス・クランシーはオペラの専門教育を受けていたそうで、その歌唱力は元々デス・ヴォイスをメインにしていたシンガーがちょこっとサビでは歌ってみました、というレベルのシンガーとは格が違う。

KILLSWITCH ENGAGEやTRIVIUM同様、メロディが哀愁がかっているのはもちろん、楽曲の随所にクラシカルな要素がちりばめられているのが私のようなメロディ派のリスナーには美味しい。

また、BURRN!の藤木記者が10年4月号の「今月のおすすめ」で触れているように、ギター・プレイが非常にテクニカルかつ構築美に溢れており、聴き応えがある。

楽曲がだいたい3分台とコンパクトなので、ソロも当然コンパクトだが、ソロ以外のパートにおいても随所でネオ・クラシカル系ギタリストからの影響を感じさせるテクニカルなプレイを聴かせてくれる。

何より楽曲自体のクオリティが高く、とても新人バンドのデビュー作とは思えない完成度を示しており、ちょっとジャンルは違うが、SAOSINのデビュー・アルバムを聴いたときに近い印象(新しくはないけど、とっても優等生)を覚えた。

どの曲も良いけど、特に#3「Falling Forever」と#8「Undone」はグッと来たな。

現在はSONATA ARCTICAと一緒に全米をツアーしているということからも、このバンドが単なるヘヴィなだけのメタルコアとは一線を画していることがおわかりいただけるだろう。

LOUD PARKとか来てくれないかな。この手のバンドはあのフェスと相性いいと思うし。【82点】

◆MUTINY WITHINのMySpace
http://www.myspace.com/mutinywithin


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コメント

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こんばんは。

このバンドってメタルコア・ファンより、パワーメタルやスピードメタル・ファンの人の方がハマるかもしれませんね
個人的にはもっとスクリームが欲しかったですね。

>カットさん

そうですね。
実際パワー・メタルやスピード・メタルが好きな私がハマりました(笑)。

やっぱりメタルコアのファンの方にはヌルい、あるいは小ぎれい過ぎるんですかね?