小野正利 / FOR PURE LOVERS (1994)

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GALNERYUSに加入して再び注目を集めているハイトーン・シンガー、小野正利が「SONY」在籍時の94年に発表した洋楽バラード・カヴァー・ミニ・アルバム。

リチャード・マークスの「ライト・ヒア・ウェイティング」、シカゴの「素直になれなくて」、パーシー・スレッジの「男が女を愛するとき」、ハートの「アローン」、ドリー・パートンの「オールウェイズ・ラヴ・ユー」、そしてクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」をカヴァーしている。

シカゴやハート、クイーンといったあたりはいかにもHR/HMを聴いてきた人間が好みそうな選曲だし、リチャード・マークスなんかもメロディアスなハード・ロックのファンに受け入れられやすい音楽だろう。

R&Bクラシックである「男が女を愛するとき」は若干毛色が違うが、マイケル・ボルトンやボビー・コールドウェルがカヴァーしていたので、小野さんはむしろそちらをきっかけにこの曲を知ったのではないだろうか。

てか、今思うとレコード会社的にはこの人を日本のマイケル・ボルトンにしたかったのかもね。

「オールウェイズ・ラヴ・ユー」は、本作発表の前年に映画「ボディガード」のテーマ・ソングとしてホイットニー・ヒューストンがカヴァーしたバージョンが大ヒットしていたので、その辺を意識したのでしょう。なんか妙に大仰なアレンジになってるけど、この超ハイトーンな曲をソツなくこなすあたりはさすが。

また、世間的には小野正利といえばこの曲、のミリオンセラー・シングル「You’re The Only…」の英語バージョンもドサクサに紛れて収録している。アレンジは結構変わっており、パワー・バラード色が薄まって、よりソフトな曲になっている。

まあ、どの曲も名曲だし、ちゃんとカヴァーできているので楽しめるのだが、何しろオリジナルの歌い手がどれも傑出した人たちだけに、それを超えられるはずもなく「上手なカラオケ」状態なのが正直な所。ぶっちゃけ英語の発音は今一つだし(苦笑)。

なお、裏ジャケットにあるクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」のクレジットには「Bonus Track」という付記があるが、ボーナス・トラックの入っていないバージョンってあるの?

◆小野正利公式サイト
http://www.onomasatoshi.com/
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コメント

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ご紹介ありがとうございます。さっそくこのアルバムを探し聴いてみたいと思います。私も小野さんの歌が自然に耳に入ってきた世代なので、こうしてあらためて彼が注目されるのはとてもうれしいです。でも、YAMA-Bじゃないのは寂しいですけど。
新曲聴きました。かっこよかったです。あのハイトーンは鳥肌が立ちますね。ひょっとして、新作は日本語詩ばかりになっちゃうんですかね。ちょっぴり複雑ですが期待しています。

>DYさん

ぶっちゃけこのアルバムはBOOK-OFFの100円コーナーにゴロゴロしているようなCDなので、さほど入手は難しくないと思います(苦笑)。

そして100円であれば充分に楽しんでモトを取れるアルバムなので、機会があればぜひ。

GALNERYUSの新譜、きっと日本語がメインなんでしょうね。
最近のバンドの方向性や小野さんの資質を考えると…。

とりあえず「Destiny」は良かったので、過剰な期待はせずにアルバムを待ちたいと思います。