BURRN!10年6月号の感想

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いつのまにやら日本でも「スラッシュ四天王」ではなく「BIG4」というグローバルな呼称にシフトチェンジしつつある4バンドの特集ということで、MEGADETHのデイヴ・ムステイン&復帰したデイヴ・エレフソンが表紙。

METALLICAだけがインタビューなしのライヴ・レポートであるということ、そしてANTHRAXだけが離れたページでインタビューが掲載されているというあたりに、「BIG4」とひと括りにしつつ、だいぶ「格差」が存在することを感じさせられる特集になっています。

もうひとつの特集はJUDAS PRIESTの「BRITISH STEEL」リリース30周年記念インタビュー。
同アルバムはもちろん好きなアルバムですが、ここまで掘り下げた知識が欲しいかと言われると微妙な所(苦笑)。

ここまで懐古趣味的な記事が続くが、この後に特別企画と題して「NWOTHM」なる新しいムーヴメントが紹介されていた。

なんでも「NWOTHM」とは「New Wave Of Traditional Heavy Metal」もしくは「New Wave Of True Heavy Metal」の略だそうで、その名の通り伝統的なへヴィ・メタルをプレイする若手バンドたちの動きをこう呼ぶらしい。

今月その代表格であるWHITE WIZZARDとSTEELWINGの日本盤がリリースされるのに合わせての特集みたいですが、果たして今さらそんなムーヴメントがでっち上げられるんでしょうか?

ちょっとググってみる限り、まだ確立されたムーヴメントと呼ぶには程遠い感じですが…(苦笑)。

00年代にも優れた「伝統的へヴィ・メタル」をプレイするバンドはいっぱいいたし、ムーヴメントとして盛り上げ甲斐のある動きもいくつかあったと思うんですけどね。

ま、興味本位でWHITE WIZZARDは買ってみようかな、と思っています。マイスペで試聴する限り個人的にはちと微妙な感じですが。

しかしあの「Earache」が今ではこういうバンドを送り出している、というのが、かつてデスメタル専門レーベルだった頃の印象が強い身としてはちょっとビックリ。

ビジュアルの良さを生かした見開きトビラでカラー4ページと、先月のRATTに続いて広瀬編集長が熱くプッシュしているNEGATIVEも、今までちょこっと聴いた感じでは「悪くない」の域を出ない印象だったのですが、果たして今回は本当にそこまで良くなっているのか確かめたいと思います。

ANGELS OF BABYLONにもそこはかとないレコード会社からのプッシュを感じますが(笑)、今月号はベテランから若手、メロディックなバンドからヘヴィなバンドまでなんとなく掲載バンドのバランスがいいような気がしますね(ま、リリースやイベントのタイミングによる偶然でしょうけど)。

表2対向に目次対向と、広告もいつもより多めに入っているし、メタルが盛り上がっているかのように思える良い号なんじゃないですか(笑)。


◆発行元であるシンコー・ミュージックのWebサイト
http://www.shinko-music.co.jp/main/ProductDetail.do?pid=2175011006


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コメント

非公開コメント

「NWOTHM」ですか?自分は初めて聞く言葉ですね。
BLACK TIDEもこのカテゴリーに入るんでしょうか?

そういえば、少し前にメタルコアが流行したころに「NWOAHM(New Wave of American Heavy Metal)」という言葉を目にしましたが、この「NWOAHM」って定着したんですかね?

WHITE WIZZARDは結構いいですね。
個人的には、正統派HMでも後期のNocturnal Ritesのような音楽性のバンドが増えてくれれば嬉しいのですが。

お久しぶりです。

adoreさん、ご無沙汰しております!

今月号は思わず読み込んでしまいました。
80年代後期のようなムーブメントが再来するのを楽しみにしてるんですが(笑)、若い方々には、シーンを盛り上げて頑張っていただきたいものです!

自分の期待株はMUTINY WITHINです!(思いっきり少数派かもしれませんが)

今後もadoreさんのブログにも期待しております!

ちなみに自分がやっているAYUTRICAも遂にディスクユニオンさんに置いていただける事になりました!

子供の頃から通っていた場所に、まさか自分のCDが置かれる日が来るとは...。感慨深いです。

誰に言ってもわかっていただけないので、つぶやかせてください(笑)。

http://ayutrica.s-lea.com/

ムーブメント

ムーブメントを作り上げあげないと、なかなか音楽業界は盛り上がらないからかもしれませんね。
ここ数年、CD業界が、金をもっていて、青春時代にロックを聴いていた40代~50代の男性に、クラシックロックの再発盤やリマスター盤を売りまくっていたことを考えると70年代~80年代の正統的メタルを見直す動きやそうした音を再現もしくは現代風にリアレンジする若いバンドは飯のタネになるかもしれません。
そういえば、ルックスのよい実力派バンドも求められています。ジャニーズ、韓流の女性ファンがもしメタルに興味を持てば大変なお金が動きます。
実際、80年代のある時期にはかなりの女性ファンがアイドルを聴くようにバンドを追っかけていたようですから!?
ネガティブにはレコード会社は期待してるでしょう。ヨンネだけが美形のような気もしますが…

>私はカイになりたい さん

NWOTHMについては私もこの号で初めて知りました。
BLACK TIDEのようなストリート色のあるバンドよりは、もっといわゆる「正統派」と呼ばれるバンドに対して使われるカテゴリーみたいですよ。

NWOAHMはジャンルというよりは「現象」を表す言葉だったような気がするので、メタルコアがジャンルとしてある程度定着した今となってはあまり使われない言葉のような気がします。

そういえば同じような「MAメタル」という言葉もあまり聞かなくなりましたね…。

>【S】さん

お久しぶりです。

個人的には最近のユニオンのジャパメタコーナーはV系と同人音楽が共存しつつ増殖していて異様な光景を呈しているな~と思っていましたが、そこにAYUTRICAも仲間入りするんですね(笑)。おめでとうございます!

MUTINY WITHINはこのブログでも取り上げましたが、かなりポテンシャル高いと思いますよ。

>ミュウさん

たしかにムーヴメントが起こらないから今の音楽業界には勢いがないんだと思いますが、これだけ趣味と情報源の多様化が進んでしまうとなかなかムーヴメントを作り上げるのは大変だと思います。

女性の群がる所には男も群がりますから、女性受けするバンド/アーティストはムーヴメントを作る上で大きなファクターであることはたしかですよね。

ネオ・スラッシュムーヴメントにも期待してます(メタリオン7月号)。

確かに日本では、今までBIG4よりスラッシュ四天王という呼び方が定着していましたね。
他にもジャーマン・スラッシュ三羽烏とか(笑)

カテドラルのジャケはカラフルでスゲェーと思います(一見すると何のジャンルかよって感じ、ヒーリング系かと思いきやドゥーム!!)
あとアナイアレイターの新譜が前評判では最高傑作と謳われていたのにレビューの点数が低かったのには吹いた(でも買います)。
個人的に気になったのは「AS I LAY DYING」かな。
事情があるにせよMASTERPLANとSOULFLYのレビューがないのが不満。
以前勢い余ってDIVINEFIREのVoにダニエル・ハイメンをプッシュしましたが、勿論クリスチャン・リヴェルも大好きですよ。

黒曜石の歌、この手の音楽には詳しくないが、好きですね。
なんかロマサガのオブシダン・ソードを連想してしまったw
3の真・四魔貴族戦のBGMは最高だったな~(マニアックかな、、、わかる人にはわかってもらえると思うんだけど、、、)

>フィンさん

表2に広告も入っているのにMASTERPLANのレビューが掲載されてないのは確かに残念ですね。
まあレビューがどうであれ買いますが(笑)。

AS I LAY DYINGは私も買いました。かつてラウパで観てカッコいいと思ったので、旧作も既にチェック済みです。

【S】さんの曲はコメントを書いてくれるから、みたいな社交辞令ではなくかなり質が高いと思います。
実際同人音楽を扱うメタル・サイトでは絶賛されているみたいですし。

「ロマサガ」の音楽が素晴らしいという噂はかねがね耳にしているのですが、実際に聴いたことはないんですよね…。

こんにちは
個人的にはCATHEDRALの新譜が楽しみでなりません。相変わらずジャケットが格好いいし。かのバンドが「ブリティッシュ・ロックの深き森への入り口」になるかというと疑問を抱かざるを得ませんが(笑)。

自分は、JUDAS PRIESTは「PAINKILLER」から聴き始めたので、正直、他のアルバムが少し物足りなく聞こえてしまいます。

ANTHRAXですが「長い間、アルバムを出していないのに、カラーページで掲載かよ?」と思ってしまいました(笑)。

>ノームさん

CATHEDRALのジャケットは毎回独自の世界を描き出す、もはや彼らの音楽と不可分なものですが、今回はまた一段と美しくもどこか怖い、素晴らしいジャケットですね。

実は2nd以降はほとんど聴いていないのですが…。

>私はカイになりたい さん

私もJUDAS PRIESTは「PAINKILLER」から聴いたクチですが、「Hellion~Electric Eye」の流れにはシビれましたよ。

たしかに「BRITISH STEEL」を初めて聴いたときにはちょっとノドカな感じを受けましたが…(苦笑)。

ANTHRAXのカラーは「BIG4」効果でしょうね。
またジョーイ・ベラドナ(Vo)が戻ったみたいですし、カラーに相応しい復活・活躍を期待したいですね。