ENGEL / THRENODY

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う~ん、これはうまくやったなぁ、というのが第一印象。基本的には近年のSOILWORK、IN FLAMESタイプのモダンなメロディック・デス・メタルなんだろうけど、「なんか新しい音楽」に聴こえるのがこのバンドの最大の強み。

このバンドは、IN FLAMESのライヴにサポートで何度も参加し、GARDENIANやPASSENGERといったバンド/プロジェクトに関わって、メロデス系のファンには知名度の高いニコラス・エンゲリン(G)を中心とするバンドで、バンド名は彼の苗字に由来している。

本作は2007年に発表した自主制作盤に続くセカンド・アルバムで、日本デビュー作となる。

このバンドの音楽的なコンセプトはアンダース・フリーデン(Vo:IN FLAMES)のプロジェクトであるPASSENGERに参加したときに思いついたそうで、MNEMICやBLOOD STAIN CHILDを手掛けたテュー・マドセンをプロデューサーに迎えたのはかなり明確な意図に基づくものだろう。

先述したとおりサウンドの基本線はヴァースでスクリームし、コーラスで歌い上げる、というSOILWORK以降のモダンなメロディック・デス・メタルだが、Voの声質がこの手のバンドには珍しいタイプであること、そしてデジタルな感触の強いアレンジが他のバンドとの差別化につながっている。

とにかくこのバンドはノーマル・ヴォーカル・パートの歌メロがキャッチーで、コード進行も非常にメロディアス、リズムも程よくグルーヴィーなので、私のような軟弱なリスナーにも聴きやすい。そして耳新しいから、ダサくない、というかむしろクール。

2009年の早い段階からプロモーション用に配布された#2「Sense The Fire」のデモが話題を呼び、ラジオでオンエアされるや問い合わせが殺到し、半年以上もオンエアされ続けるという異常な事態になったとか。

何しろスウェーデンはIN FLAMESがチャートの1位に輝き、同国のグラミー賞を獲るくらいの国だから、このバンドにもきっと商業的な成功の芽があるだろう。

日本でも「BURRN!」よりも「激ロック」などを愛読するようなタイプの若者に受けそうなポテンシャルを感じる、新型ハイブリッド・メタル・サウンドである。【84点】

◆「Sense The Fire」のPV(YouTube)


◆ENGELのMySpace
http://www.myspace.com/engelmusic



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コメント

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個人的には、PVを見た限り、音楽はともかくルックスが若者に受けるか微妙だと思います。

まあ自分は29歳のオッサンなので、最近の若者の感性がどうなのかはわかりませんが・・・(苦笑)。

>私はカイになりたい さん

30代の人間に向かって29でオッサンだなんて。
私はまだ青春どころか思春期のつもりですよ(笑)。

彼らのルックス、私はメタラーには珍しいオシャレさんだなぁと思いましたよ。