BULLET FOR MY VALENTINE 「FEVER」のチャート成績

BULLET FOR MY VALENTINEのニュー・アルバム「FEVER」の主要国でのチャート成績は以下の通り。

アメリカ:3位
ドイツ:3位
カナダ:4位
イギリス:5位
オーストラリア:5位
日本:8位

前作の全米4位を超えるのは結構ハードル高いかと思っていましたが、見事に達成しました。
なんで彼らだけがここまで順調なのか、正直日本にいるとあまり実感として理解できないのですが…。

まあ当サイトでも絶賛させていただいたわけですが、売れてる理由が「単純にカッコいいから」だったら、これほど素晴らしい話はないですね。

新作を聴いて「ポップすぎる」だの「売れ線狙い」だのと批判する人もきっといると思います。
しかし、そういう人たちは己の感覚が大衆の感覚と乖離しすぎていることを自覚すべきでしょう。
世の中の95%以上の人にとってこのアルバムのサウンドは充分にハードでやかましいはずです。

80年代、BON JOVIやGUNS N' ROSESのような普通のロックと区別がつかないHR/HMがブーム化した反動として90年代、ヒットチャートから姿を消したHR/HMはコアな方向へ先鋭化が進み、大衆にとっては手を出しにくいものになりました。

たしかにPANTERAは全米1位になりました。SLAYERも全米TOP10にランクインしましたし、SLIPKNOTも大成功しました。

しかし、彼らはあくまでそのカテゴリーのNo.1であり、オンリーワンと言っていいほどの孤高性があったからこそメタル・ファンを糾合することができたのであって、そのフォロワーたちは多少の規模の差はあれ、コアなファンに支えられるだけの存在でした。

私がBFMVの新作を素晴らしいと思うのは、久々に主要国のチャートでTOP5に入る規模の成功を収めたことが証明するように、普通の感覚を持った人でも「どうにか聴ける」くらいに大衆性が感じられることなのです。

やはりこういう大衆にとっての窓口になるようなバンドがないと、マーケットは縮小する一方です。
80年代あれだけHR/HMが売れたのは、やはり大衆性があったからだと思うんですよね。

成功の規模が大きかった分反動も大きかったわけですが、20年経ってようやく、HR/HMがフラットなポジション(「売れてるから耳にする→カッコいいからさらに売れる」というサイクルを作れる状況)に戻って来れたのかな、なんてことを今回のチャート成績を見て感じたりしました。

ま、今回の結果はたまたまで、私の感覚は単なる勘違いかもしれませんけどね(笑)。

次作はいよいよ全米No.1、「10年代のブラック・アルバム」になれるくらいの作品を生み出すことを期待しています。

◆ニュースソース
http://www.roadrunnerrecords.com/blabbermouth.net/news.aspx?mode=Article&newsitemID=139610


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