ROYAL JESTER / NIGHT IS YOUNG

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スウェーデンの4人組メロディック・パワー・メタル・バンドのデビュー作。

かつては現REIN XEEDのトミー・ヨハンソンがシンガーとして在籍していたらしく(#3「Wings Of Tomorrow」の作曲クレジットにはトミー・ヨハンソンの名前がある)、一方REIN XEEDのデビュー作にはこのROYAL JESTERのマティアス・リンドベリ(Vo)がドラマーとして、クリスター・ヴィルクンド(G)がベーシストとして参加しており、REIN XEED(というかトミー・ヨハンソン)とは因縁浅からぬバンドだ。

実際、両者ともサウンドの基本線においてはSONATA ARCTICA型の歌メロオリエンテッドなメロディック・パワー・メタルで、音楽的な共通点は多い。

強いて言えばこのROYAL JESTERのほうがややKeyのフィーチュア度が控え目で、その分オーソドックスな欧州型メロディック・パワー・メタルに近いと言えるが、マティアスのマイルドなハイトーン・ヴォイスがトミー・ヨハンソンに近いこともあってやはり似ている印象は拭えない。

ヴォーカルが聴きやすい声質でメロディアスな旋律を歌っているので非常に聴きやすく、クリアな音質に適度な疾走感と、初期のSONATA ARCTICA同様、あまりヘヴィなサウンドに耐性のない初心者メタラーにも優しいサウンドである。

ただ、いささか歌メロに頼り過ぎというか、メタルの生命線たるギター・リフやインストゥルメンタル・パートに緊張感というかパワー感が不足しているため、薄味な印象も否めない。

流麗一辺倒の歌メロも、数曲聴いている分には心地よいのだが、アルバムを通して聴くといささかメリハリに欠ける。

食べ物で例えると「すあま」みたいな感じかな(笑)。1個食べるのはいいんだけど、2個、3個と食べろと言われると飽きてくる、みたいな。
北欧のバンドにしては割と明るいメロディが多いので、それを哀愁方向に振ってくれるだけでだいぶ印象が改善する気がするのですが(笑)。

個人的にはこういうキレイめなメタル・サウンドは大好きなので、次作に期待。
マイスぺの写真を見ると、メンバー皆なかなかのイケメンさんなので、そういう意味でもうまいことやれば人気出そうですし。【79点】

◆ROYAL JESTERのMySpace
http://www.myspace.com/royaljestermetal


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コメント

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ダーク・トランキュリティとイン・フレイムスみたいですね

たしかに、割と明るいメロディーが多いですね。

自分はこのアルバムを聴いて、ノクターナル・ライツ の3枚目のアルバムの「セイクリッド・タリスマン」を思い浮かべました。

この手の音楽は、どうしても、ソナタ・アークティカやストラトヴァリウスなどの偉大な先人と比較されてしまうので少し気の毒です。

ところで、「すあま」っておいしいんですか?
自分の住んでる所(九州)では見かけたことがありません。
一度食べてみたいですね(笑)。

>私はカイになりたい さん

たしかに同じスウェーデンですし、DARK TRANQULLITYとIN FLAMESみたいですね(笑)。

「すあま」は優しい甘さのお菓子で、美味しいですよ。
人畜無害すぎて飽きやすい味ですが…。
もし名古屋名物の「ういろう」を食べたことがあれば、あれに近いです。

九州で見かけない、と言われてウィキペディアを見てみたら、「すあま」は東日本の食べ物だったんですね。

普通に日本全国にあるものだと思っていたので勉強になりました(笑)。