OPERA MAGNA / POE

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前回のエントリーで取り上げたDELIRIONに引き続き、スペインのシンフォニック・パワー・メタル・バンドのセカンド・アルバムを。

既に前作時点で一部マニアの間ではかなり話題になっていたバンドで、本作もマニアの注目を集めていた作品だが、これもDELIRIONの「LOTUS」同様ジャケットが地味だったために我が家では「積みCD」になっていたアルバム。

タイトルは本作のテーマであるエドガー・アラン・ポー(Edger Allan Poe)から取られているわけですが、これがまたシンプル過ぎてイマジネーションを刺激しなくてなかなかCD開封のモチベーションが上がらなかったんですよね(苦笑)。

さて、そのDELIRIONとのつながりはそんな私個人のしょうもない事情にとどまらず深いようで、本作で歌っているホセ・プロセダ(Vo)はDELIRIONの前作「SILENT SYMPHONY」にゲスト参加しており、本作の国内ツアーも一緒に回るようだ。

マニアの間で話題になるだけあって、内容はなかなか。音質はイマイチながら、初期RHAPSODYのフォロワーとしてはまずまずのクオリティなんじゃないでしょうか。

これ!というキラー・チューンはないが、勇壮かつ哀愁を感じさせるクサメロがフィーチュアされた曲はおしなべて良くできていて、この手のサウンドが好きならくすぐられるに違いない。

特にギター・パートからほとばしる「ネオクラ愛」はかなりのもので、技術的には甘さも残るが、ネオクラ系のギター・プレイが好きな人ならより楽しめるだろう。

#4でイングヴェイの「Crush And Burn」のリフが飛び出したり、#6では同じくイングヴェイの「Riging Force」そっくりのイントロで始まり、ソロの締めではSYMPHONY Xの「Sea Of Lies」のフレーズが飛び出したりと、パクリッシュな要素も随所に見受けられるが、愛が感じられるので許そう(笑)。

VoはSKYLARKのファビオ・ドッゾに剛毛が生えた程度だが、まあクサメタラー(死語?)なら充分許容できるレベルだし、巻き舌バリバリのスペイン語で歌われていることに萌える辺境マニアな方もいらっしゃることでしょう。

単純に好みを訊かれれば個人的にはDELIRIONに軍配を上げるけど、母国語で歌っていることもあり、本国ではこのOPERA MAGNAの方が人気があっても不思議には思わないな。

一応オビとか付いていて国内盤の体で売られていたけど、リリース元のREDRIVETRECORDSというのはHPを見ると単なる個人輸入業者のようで、歌詞の日本語訳もない(メンバーによる英訳は付いている)し、解説もない。

そんな「国内盤…もどき?」が1,680円というかなり安価な値段で売られているのはいいのですが、なんかスペインの純朴なメタル青年が騙されて安くCDを買い叩かれているんじゃないかと余計な心配をしたくなります(笑)。【81点】

◆OPERA MAGNAのMySpace
http://www.myspace.com/operamagna
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コメント

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良いですなー

私も愛すべきパクリや巻き舌スペイン語に萌え萌えです。

スペイン語は「セニョリータ」しかわかりませんでしたがね

>darklordさん

辺境&B級ならではの魅力がありますよね。
最近こういうバンドが少ないだけに、貴重な存在です。
コンセプト・アルバムなのに言葉がわからないのもまた良し、です(笑)。