BURRN!10年8月号の感想

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表紙&巻頭特集はオジー・オズボーン&ガス・G。

OZZY OSBOURNEの新作「SCREAM」は悪くはないというか、少なくとも前作・前々作より良いと思ったものの、ガス・Gの持ち味であるトラディショナルなHR/HMのエッセンスはあまり感じられなかったが、やはりガスが加入した時点で曲はほぼ出来上がっていたんですね。「これからもっと良くなっていくはずだ」というオジーの言葉を素直に受け止めたい所です。

特集は編集長の嗜好およびこの雑誌のスタンスとして当然というか、ロニー・ジェイムズ・ディオ追悼特集。

編集部員の思い出語りはともかく、ロニーの告別式の模様や、ブルース・ディッキンソン(IRON MAIDEN)が自身がDJを務めていたラジオ番組内でロニーの追悼を行なったパートの文字起こしなど、まあファンであればそれなりに興味深く読める内容だが、シャリー・フォグリオなるグルーピー上がりとしか思えないオバハンのコラム内容はロニーの奥さんであるウェンディの浮気履歴が赤裸々に綴られた下品なゴシップ雑誌の記事のようで興醒め。

先月号から続く「LAメタルの真実」特集は、今月はロニー追悼特集の煽りで地味な扱いになったが、さらに来月号に続くそうで、連載化もほのめかされている。

正直90年代以降にメタルを聴き始めたような人間にはかなりどうでもいい記事だと思うが、ひょっとするとこの雑誌の購買を支えているのが未だにLAメタル全盛期(つまりこの雑誌の創刊時期だが)にHR/HMに入ってきた人たちだとすれば、それなりにビジネス的には意味のある企画なのかも。とりあえずドン・ドッケンのインタビューはちょっと面白い、というか興味深い。

カラー8ページ、4見開きもあるAVENGED SEVENFOLDのM・シャドウズ(Vo)のインタビュー記事の隣接に、A7Xの新作に参加し、ツアーにも帯同するというマイク・ポートノイ(Dr:DREAM THEATER)のインタビューが掲載。

マイク・ポートノイのインタビューも4ページもあるが、個人的に感じていた「なんでA7Xにマイク・ポートノイが?」という疑問は今ひとつ晴れませんでした(笑)。

ニュースページでは先月号のニュース欄で結構ガッチリ書かれていたLOUD PARK 10へのSTRYPERの参加について「アーティスト側の都合により出演キャンセルとなりました」とサクッと処理されていました。

そして130ページに掲載されているそのLOUD PARK 10の広告では、公式サイト上では17日の出演になっているALEXISONFIREの出演日が16日になっていたりと、いったいこのイベントの情報管理はどうなっているのか、と思ってしまいますね。

まあ、校了してから変更になったんでしょうけど、未確定なんだったらそもそも原稿に入れなきゃいいのに。
この辺のテキトーさが良くも悪しくも音楽/芸能周辺業界の特徴といえば特徴ですが。

広告といえば、広告屋である私としては、ここ数年不動の「キングレコード枠」で、年間契約だろうと思っていた表2にソニー・ミュージック(オジー・オズボーン)の広告が入っていたことにちょっと驚きました。

ひょっとしてソニー・ミュージックが「表2か表4じゃないと出稿しない」とゴネて、キングレコードに「引いて」もらったのかしら、などと妄想してしまいます。そのバーター(見返り)がEXODUSのクロス・レビュー・トップ扱いだったりして。

◆発行元であるシンコー・ミュージックのWebサイト
http://www.shinko-music.co.jp/main/ProductDetail.do?pid=2175011008
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コメント

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Yeah lonely is the word

 こんにちは
 Ronnie 追悼特集は奥野氏や広瀬編集長のコメントが他人事とは思えなくて、ちょっと泣きそうになりました。『Heaven And Hell』が恐らく最初に聞いたヘヴィメタル(初期Sabbathはどちらかと言うとハードロック)のアルバムなので。
 他だと ANGRA のインタヴューが面白かったです、Rafael Bittencourt はパワー・メタル系にしては驚くほど歌詞やテーマがしっかりしてる人だなあと感心しました。

>ノームさん

「HEAVEN AND HELL」が一番最初に聴いたメタルのアルバムとは、年季を感じさせますね。
そういう年季の入った方々にとってはロニーの死は私などよりはるかにショックだったんでしょうね。

ANGRAは各人が素晴らしい音楽家ですが、ラファエルはさらに歌詞テーマの面で他のバンドにはない知的で詩的なエッセンスを加えていますね。新作も楽しみです。

テンペスト

キングレコードについては、
言われるとなるほどと、確かに。
マスタープランのレビューは今頃出ましたね~今更過ぎ。
またEXODUSとFREEDOMCALLも発売が遅いよ!!
危うく輸入版買うところだったw。
正直FREEDOMCALLは日本版は出ないと思っていました。
でも今月出してくれて、財布的にありがたかったです(先月、先々月は買うCD多くて大変だったから、、、)
ELUVEITIEに続き、EQUILIBRIUMも新譜を出しますね。
前作の「SAGAS」が傑作だったので、かなり楽しみです。
来月はブラガとANGRAか、、、
A7Xとならんでトリプルクロスレビューになると予想。
しかしメインを飾るのはANGRAかA7Xか。
もしくはまた一部のレビューが次月に繰り越されるか(笑)
あ、超大御所忘れてた、、、ort
やはりクロスレビューのTOPはメイデンだ(キリッ)

>フィンさん

MASTERPLANのレビューのタイミングは確かに不可解なほどの遅さですね~。マジで忘れられてた?

私もFREEDOM CALLはまた日本盤が出なくなったかと思ってましたね。毎度質は結構高いけど、売れてる感じが全く無かったので。

来月のクロスレビューのトップ…メイデンのレビューが間に合うなら間違いなくメイデンでしょうね。
そうでなければA7XかANGRAか、今後の編集方針を問われる所です(笑)。

マイケル・キスク 新バンド

unisonicのデモ聴きました?
マイケル・キスクはHR/HMシーンに本格的に復帰するんですかね?本人は不満かもしれませんけど、やっぱりあの声はメタル向きですよね。

ガンマレイやアヴァンタジアでゲスト参加して喜んでましたけど、自身のバンドとなると期待度がUPです。何か情報があったら教えてください。

>クロミドリさん

私はフツーのサラリーマンなので残念ながら世の中に出回っている以上の情報は持ってませんよ(笑)。

デモは聴きましたが、メンバーの顔触れから想像していた通り、メタルというよりはハード・ロックで、「悪くはないけど…」という以上の印象は現時点ではありません。アルバムを聴けば印象は変わるかもしれませんが…。

この人は「明るいメロスピ」を歌うための声を神に授かっているのに、本人がその手の音楽を嫌っているというミスマッチがとても残念です。