HR/HMの全米No.1獲得作品

先のエントリーにも書いた通り、全米No.1を獲得したAVENGED SEVENFOLDの新作「NIGHTMARE」のレビューを本サイトに掲載しました。

書いているときにふと思ったのですが、実際全米No.1を獲得したHR/HMアルバムってどれくらいあるのかと思い、ちょっと調べてみました。

年代順にしようかとも思いましたが、とりあえずアーティスト別にAtoZで。
抜けているアーティスト、漏れているアルバムがあったらご指摘お願いします。

■AC/DC
・FOR THOSE ABOUT TO ROCK(1981)
・BLACK ICE(2008)

■AEROSMITH
・GET A GRIP(1993)
・NINE LIVES(1997)

■ALICE COOPER
・BILLION DOLLER BABIES(1973)

■BAD COMPANY
・BAD COMPANY(1974)

■THE BLACK CROWS
・THE SOUTHERN HARMONY AND MUSICAL COMPANION(1992)

■BON JOVI
・SLIPPELY WHEN WET(1986)
・NEW JERSEY(1988)
・LOST HIGHWAY(2007)
・THE CIRCLE(2009)

■DEF LEPPARD
・HYSTERIA(1987)
・ADRENARIZE(1992)

■GUNS N' ROSES
・APPETITE FOR DESTRUCTION(1987)
・USE YOUR ILLUSION II(1991)

■LED ZEPPELIN
・LED ZEPPELIN II(1969)
・LED ZEPPELIN III(1970)
・HOUSE OF THE HOLY(1973)
・PHYSICAL GRAFFITI(1975)
・PRESENCE(1976)
・IN THROUGH THE OUT DOOR(1979)

■METALLICA
・METALLICA(1991)
・LOAD(1996)
・RELOAD(1997)
・ST.ANGER(2003)
・DEATH MAGNETIC(2008)

■MOTLEY CRUE
・DR.FEELGOOD(1989)

■PANTERA
・FAR BEYOND DRIVEN(1994)

■QUIET RIOT
・METAL HEALTH(1983)

■SKID ROW
・SLAVE TO THE GRIND(1991)

■VAN HALEN
・5150(1986)
・OU812(1988)
・FOR UNLAWFUL CARNAL KNOWLEDGE(1991)
・BALANCE(1995)

STONE TEMPLE PILOTSやSOUNDGARDEN、ALICE IN CHAINSのようなオルタナティヴ/グランジや、KORN、LIMP BIZKIT、LINKIN PARKのようなNU METAL、CREEDやNICKELBACK、STAINEDのようなポストグランジは除外してあります。

グランジはともかく、NU METALやポスト・グランジはアメリカにおいてはHR/HMに相当する音楽と見做されていたかもしれないけど、少なくともここ日本ではそうは思われていない気がするので(主にBURRN!誌のせいで)。

そのため、1996年から2006年まで11年間、METALLICAとAEROSMITHを除くとHR/HMの全米No.1アルバム獲得アーティストは一組も誕生していないことになります(NU METALやポストグランジをHR/HMと考えれば結構な数出ているのですが)。

こうして見ると、1969年から40年の間に、15アーティスト、34作しか全米No.1を獲得していないのです。
そう考えると今回のA7Xのアルバムの全米No.1獲得はなかなかの快挙ですね。

まあ、チャートというのは相対的なものなので、必ずしも売上、ましてや内容を反映しているわけではありません。

SKID ROWやTHE BLACK CROWSは全米1位を獲得した作品の前作に当たるデビュー作の方が売上枚数は積み上げていますが、その勢いに乗って出た次のアルバムがチャート的には初動で反映された、という面が強いです(AC/DCの「FOR THOSE ABOUT TO ROCK」やPANTERAの「FAR BEYOND DRIVEN」なども似たような面があるでしょう)。

また、LED ZEPPELINは一番売れたアルバムである「IV」がなぜか全米2位にとどまっていますが、それは当時キャロル・キングの「つづれおり」というアルバムが爆発的に売れていたため1位を取り損ねたという事情があります。

同じような話では、VAN HALENの「1984」やDEF LEPPARDの「PYROMANIA」なども、普通であれば充分全米No.1を狙える枚数を売り上げていましたが、同時期にマイケル・ジャクソンの「スリラー」がアホみたいに1位に居座り続けていたために全米2位に終わっています。

さらにPOISONやWHITESNAKE、MEGADETHのように、あと一歩届かず全米2位が最高位、という「惜しい」アーティストも存在します。

ただ、今回のA7Xの1位については、QUIET RIOTが1位を獲ったのと同じような状況(当時事故死したランディ・ローズがかつて在籍していたバンドの再結成作、という話題性)によるものではないかという気がするのは私だけでしょうか(苦笑)。
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コメント

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いつも楽しく拝見しております。ジャーニーのエスケイプやASIAは入らないでしょうか。プログレの範疇になっちゃいますかね。
あとはヨーロッパのファイナルカウントダウンはシングルはNo1になったけれども、アルバムはならなかったのでしょうか。
しかし、AC/DCのこの間の空きようはすごいですね。
また、ボンジョビって最近本当に売れてるんですね。
話は変わりますが、ガルネリウスのアルバム、個人的HM歴20年の中でも指折りの名作だとおもいました。バーンでの金子さん(?)のコラムと同じ気持ちです。

追記
すみません、ヨーロッパのファイナルカウントダウンはシングルはいろんな国で1位だったようですが、アルバムは全米8位だったようですね。失礼しました。

>一ファンさん

JOURNEYやASIAなどはBURRN!にも載っているし、ちょっと迷ったのですが、この辺を入れるとじゃあBOSTONもSTYXもFOREIGNERも、と結構キリがなくなるし、「メロディアス・ハード」というジャンルが確立した現在はともかく、発表当時はあまりこの手の「産業ロック」とか「プログレ・ハード」と呼ばれていた音楽はHR/HMとは思われていなかったのではないか、と思ってあえて外しました。

AC/DCは間が開いているといってもそんなに極端に低迷していた訳ではないので、アルバムの出来がよくてプロモーションも力が入っていて「もしかしてラスト・アルバム?」みたいなニュース性もあった最新作はなるべくして1位になった感があります。

EUROPEの「FINAL COUNTDOWN」はおっしゃる通りアメリカではアルバムもシングルも8位止まりですね。欧州では凄かったようですが。

わざわざご返信ありがとうございます。確かに、ジャーニーをいれるならボストンも、ってなりますね。
FINAL COUNTDOWNはシングルも8位どまりなんですね。

>一ファンさん

アメリカでは実質的にデビュー作なのにいきなり8位というのは凄いと思いますけどね。

その後に出たバラード・シングルの「Carrie」は全米3位まで上昇していますが、その後はチャート的には振るわなかったので、アメリカでの彼らの認識は「一発屋」のようですが…。