BURRN!10年9月号の感想

burrn1008.jpg

表紙はニュー・アルバムを発表するIRON MAIDENのスティーヴ・ハリス。

この表紙じゃ若者は手に取らんだろ、という開き直りか、全体的に目新しさのない誌面で、個人的にはあまり面白くない、感想の書きにくい号だ。

特集は「LAメタルの真実」3回目。3号連続で、さらに次号に続くとなるともはや「特集」って感じはせず、単なる連載コーナーに思えてくる。

もはや特集を考えることさえ面倒になったのか、という疑念さえ湧いてくるが、とりあえずクリス・ホルムズ(元W.A.S.P.)のものとドン・ドッケン(DOKKEN)のインタビューはちょっと興味深い。

ただ、あのクリス・ホルムズが現在では(バンド活動もやってはいるみたいだが)エロ雑誌(←アダルトサイト注意)の照明の仕事をしているという落ちぶれ感はやっぱり元ファンにとってはいささか読んでてつらい話なんじゃないですかね。

そんなに必然性のないBON JOVIやらAEROSMITHやらの海外ライヴ・レポートもオールド・ファン向けの号というイメージを助長している。

IRON MAIDENについてOUTRAGEのメンバーが語る、という企画もなんでOUTRAGE? って感じ。

対談を読むとOUTRAGEのメンバーも(あまり彼らの音楽からは感じられないが)IRON MAIDENからの影響を受けているみたいで、やっぱりミュージシャンが語ることっていうのは評論家めいた人間とは違う視点を持っていて興味深いのですが、どうも奥野記者が名古屋出張をしたかっただけなんじゃないかって気がしてしまいますね(笑)。編集後記でひつまぶし食ったとか言ってるし。

IRON MAIDENやBLIND GUARDIAN、ANGRAの新作に関するインタビューはファンなら興味深いかもしれませんが、レビューを併せて読むと過大な期待は禁物かな、と(苦笑)。

100%満足できないであろうことがレビューから読み取れてもとりあえず買ってしまうであろう自分にはちょっと複雑な思いがありますね(笑)。

先月「あれ?」と思った表2の広告は、今月もキングレコードではなくEMIのIRON MAIDEN。
こりゃ本格的にキングレコードは降りたのかな。

キング所属だったKAMELOTがAVARONレーベルに移籍していることなども考えると、キングレコードはHR/HMから手を引き始めているんでしょうか。

そう考えると広瀬編集長がNoGoDなるキングレコード所属の最近ありがちな「メタル色の強いヴィジュアル系バンド」に90点という高得点レビューを献上しているのも一種の「ご機嫌取り」に思えてしまったり(穿ち過ぎかもしれませんが)。

ただこの手のバンドを「一般ウケしそう」などと書いてしまう広瀬氏の感覚は相変わらず世間とズレてるなあ、って感じ。それなりのパイがあるからチャートなどに顔を出してくるだけで、ヴィジュアル系もメタルと同様「一般人」とは全く異なるマニアックなリスナーだけに支えられている音楽ですよ。

◆発行元であるシンコーミュージックのWebサイト
http://www.shinko-music.co.jp/main/ProductDetail.do?pid=2175011009
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

私も今月のB!誌購入しました。
メイデン目当てでしたが、新作はまたも大作主義多しですか。
それでも来年?来日したら必ず観に行きます。
実は前回幕張メッセ公演がメイデン初体験でしたが(汗)、冗談抜きに凄すぎました。
グッズ売り場のTシャツ販売も大盛況でした!近所ではとても着られません(笑)。
LAメタル特集は私も好きで読んでおります。
STRYPERのM.スウィートがカッコイイスタイルを保ち続けているのに対し、
C.ホ-ムズの変貌ぶりは凄まじいですね(笑)。
すいません彼がL.フォードと結婚してたこと知りませんでした(汗)。
若いころのL.フォードは私も大大大好きでしたが、
「彼女はおれに決してNOは言わなかった(笑)。」
このコメントには感動しました。なんて素晴らしい女性でしょう!
(不謹慎ですが)いろんなことを想像してしまいます(笑)。
実は9月のVoicesOf虹のチケット取りましたが、1階10列目4番でした(哀)。
完全にハジっこです....。

はじめまして、いつも楽しく拝見させていただいてます。

NOGODは中々いいバンドだと思いますよw
個人的には応援しています!
一般ウケの件ですがあのバンドの曲は昨今のガルネリ(ガルネクみたいやな・・・)のようなアニソン的なものなんであながち間違ってないと思います。
V系のアニメタイアップなんて最近はよくあることですしね。
あのアルバムはまだ聴いてないですけどw

まあ僕はどちらかというとブルデスなんかをよく聴く方でここのレビュー見る限り管理人さとはあきらかに琴線がズレてるので、曲聴いた結果、意見が相違してもおかしくはないですが・・・汗

まあ高二のゆとりがいうことなんでw

>マジンガーZZさん

メイデンの前回のメッセ公演は素晴らしかったですね~。
私の人生でも屈指のライヴ体験でした。

私はリタ・フォードが若い頃にはメタルはおろかニューミュージック(当時)すらロクに聴いていませんでしたが、後追いで一生懸命「勉強」したのでクリス・ホルムズと結婚し、別れたことは知っていました(笑)。

「彼女はおれに決してNOは言わなかった(笑)。」
たしかにこのセリフは男の妄想力を加速させますね(笑)。

>まっつんさん

ブルデスを好む高校2年生の若者がこのブログを読んでいるというのが私には驚きです(笑)。はじめまして。

「一般ウケ」に関してはちょっと誤解があるみたいですね。
たしかにNoGoDの音楽はハードながらキャッチーです。私も数曲試聴した限り嫌いじゃないですし、GALNERYUSに通じるものがあるというのもわかります。

ただ、GALNERYUSは決して「一般ウケ」というほど売れていないというのが私の認識で、私が考える「一般ウケ」というのは、それこそ嵐やミスチル、EXILEなんかのレベルの話だったりします。

現在の数万枚売れればオリコン上位、みたいな市場ではNoGoDもオリコン上位を狙えるかもしれませんが、そのチャート順位を支えるのはいわゆるバンギャと呼ばれるコアファンが大半のはずで、そういう売れ方を「一般ウケ」と呼ぶのはどうなのかなあ、というのが私の思いです。

先行シングルを聴く限り、ブラガは安定していますね。

ふむふむ表紙はヘニュ・リヒターか、、、そんなわけないか。
内容はadoreさんの仰る通り、メイデン特集を除いてこれといった記事はありませんでしたね。
しかしそんな中でもドン・ドッケンのインタビューは最高です。
以前から過激でしたが、今回は更に磨きがかかり面白かった。
ハッキリ言って彼に全部持っていかれましたwLA特集の代わりに定期連載にしてほしいです。どこまで本当かは分かりませんが、、、
またANGRAの新譜に関してはレビュー通りの内容でしたね。
ANGRAは個人的にかなりファンなのですが、贔屓目で見ても、今までのアルバムの中で一番印象が薄いです。
ただし1~5曲目までは、だれることが無いので、個人的にはミニ・アルバムと化しています。「Fire Works」や「Aurora~」でさえANGRA流のキラリと光るものがあったのに、、、楽曲や演奏の質こそ違えど、同じルーツを持つSHAMANの新譜のほうが、脳内に刺激を受けたことは確かです。
ブラジルのAVANTASIA(大袈裟)「ソウル・スペル」を楽しみにする事とします。
また超新星パス・ファインダーも期待しすぎました(大々的な宣伝のせい?)
1曲目前半部を聴いたとき、一瞬身を乗り出しそうになりましたが、
その後は良質のシンフォ、メロパワ。なんかセレスティを洗練させたような感じです。なぜかこれを聴いてオリオン・ライダ-ズを思い出しました、彼らは今何をやっているのだろう。結構好きだったな~。
ブルデスを好む高校2年生か。私もブルデスは大好きでNILEの記事は興味深かった。エルヴェしかりブラガしかり皆神話伝説に詳しい。

>フィンさん

ドン・ドッケンのインタビューは毎回おもしろいですよね。
どこまで事実なのかはわかりませんが、他の人たちが否定する中、ロビン・クロスビーがHIVに感染しているということを暴露したのもドンでしたし、意外とかなり本当なのかもしれませんね。

ジーノ・ロートに辛気臭いコラム書かせているくらいならドンに80年代メタルの裏話暴露コラムでも書いてもらったほうが楽しめそうですね(笑)。

ANGRAは忙しくてまだ聴けてないのですが、やはり微妙ですか。
PATHFINDERはたしかにディスクユニオンで大プッシュされていましたが、「まあ、東欧にしてはまずまずかな…」というのが一聴しての印象ですね。

クリス・ホルムズはある意味、勝ち組じゃないですかね?
こんな素晴らしい職場環境はないでしょう(笑)。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

編集者の年齢に問題があるかも

私は、広瀬編集長と同い年なので、弁護もしたくなりますが、この雑誌の購買者はやはりオールド・ファンがメインであることは間違いないでしょう。
編集者のメンバーもほとんど変わってないから、メンバーの高齢化は明らかで、購買者と一緒に年をとっている図式が成立しているのが新鮮味がでない最大の理由ではないでしょうか?
この雑誌が変わるには、一般の企業と同様に世代交代をすればいいのでしょうけど、オールド・ファンの指示を失うリスクがあります
(^_^;)

でも、編集長を変えてもいいころですね。
広瀬さんは、自分の趣味に走った雑誌を新たに始めてみるとか…

売れないかな(~_~;)


>私はカイになりたい さん

おっと、私はカイになりたい さんは肉食ですね(笑)。
ただ、クリス・ホルムズ自身がW.A.S.P.が売れてた頃はもっとイイ女が寄ってきた、と言っているわけですから、本人的には勝ち組意識はないでしょうね。

>はどうほうさん

メタルに慣れた人間にとってV系は曲はともかくライヴは(ファンのノリも含めて)厳しいことが多いですよね(苦笑)。

まあ、彼らの場合はまだメジャー・デビューしたばかりですから、これから良くなっていくんじゃないですかね。良くならなければ消えるだけでしょう。

>ミュウさん

実際そうなんでしょうね。私は個人的にも雑誌を読むのが好きで、仕事柄もあって色々な雑誌を読んでいますが、子供の頃からネットが身近にあったような若い人は雑誌(というか情報)に対してお金を払って読むもの、という意識がないようです。

そうなると作る側も買ってくれる人=オッサン向けに誌面を作らなくてはならないのは当然で、そこは理解しているつもりです。

ただ、それだけでは先細っていくのが目に見えているだけに、歯痒いものがあるんですよね。何かやりようがあると思うのですが。

広瀬氏の趣味に走った雑誌…落語とRAINBOWですか?
…せいぜいブログでやるくらいが身の丈なんじゃないですかね(苦笑)。

ベテランが多すぎるという意見には理解できるんだけど。
IRON MAIDENに関してははかってブルース・ディッキンソンがアメリカツアーをするとオヤジがホットドック喰いながら見ていると愚痴っていた不毛の地アメリカであれだけスタジアムツアーが盛り上がったので、BURRN!は大きく取り上げないわけにはいかないような気がするけど。最近のIRON MAIDENの音はまったりとしすぎているという批判もあるけど、北米、南米、欧州のスタジアムを満員にしちゃうというのは凄い事ですよ。

>通りすが郎さん

以前HEAVEN&HELLのアルバムが全米8位に入ったということを教えてくださった方ですかね? だとしたらお久しぶりです。

IRON MAIDENを大きく取り上げることについては私も全く疑問も批判もありませんよ。むしろ彼らを大きく扱うことはHR/HMジャーナリズムにとって当然であり義務ですらあると思います。

私がこの雑誌について問題視しているのは、ピークを過ぎたロートルがフィーチュアされているということよりも(それは購買層を考えるとやむを得ない所だと思うので)、むしろ伸びてきている若手が充分にフィーチュアされていないと思えることです。

IRON MAIDEN新作が全米3位です

A7X、BUCKCHERRY、IRON MAIDENとHM/HR系アーティストが次々とBillboard上位に入っています。いい傾向ですね。
http://silver.ap.teacup.com/tomosang/7601.html

IRON MAIDEN新作が全米3位です

AVENGED SEVENFOLD、BUCKCHERRY、IRON MAIDENとHM/HR系アーティストが次々とBillboard上位に入っています。いい傾向ですね。
http://silver.ap.teacup.com/tomosang/7601.html

>通りすが郎さん

今回はコメントのインターバルが短いですね(笑)。
早速この件に関するエントリーを書かせていただきました。
ありがとうございます。