ARCH ENEMY / THE ROOT OF ALL EVIL

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彼らが欧米でブレイクしたのはアンジェラ・ゴソウ(Vo)加入後の「WAGES OF SIN」以降であるため、ライヴで初期のヨハン・リーヴァ在籍時の曲をプレイすると反応が薄いらしい。

日本では考えられない話だが、その問題を解決するために制作された初期楽曲のリメイク・アルバム。

「諸悪の根源」というタイトルも気が利いているし、SE程度のものとはいえオリジナルのイントロも設けているので、安易な「商品」ではない、ちゃんとした「作品」となっている。

選曲も個人的な嗜好を言えばキリがないが、代表的な名曲はしっかり押さえられている妥当なものだし(「Fields Of Desolation」が外れているのは一度リメイクしているからだろうか)、曲順も練られた結果のものだということはよく伝わってくる(個人的には「Angelcraw」が欲しかったけど)。

モタリ気味の低音で歌っていたヨハンから、ジャストなリズムでヒステリックに歌うアンジェラへと歌い手が変わったことで生じる印象の違いはあるが、基本的には楽曲の印象を大きく変えるようなアレンジはされておらず、強いて言えばマイケル・アモット(G)のギター・ソロは結構変わっているかな、というくらいなので、「なんじゃこりゃー!?」という感想を持つ人は少ないはず。

アンディ・スニープによるシャープでクリアなミキシングによって、初期特有の禍々しいまでの荒々しさが薄れたことを「迫力不足」と感じるか、「個々の楽器がクリアに聴き取れるようになった」と感じるかで評価は分かれるかも。

このバンドはもう相当回数観ているので、これがフツーのニュー・アルバムだったらLOUD PARK 09ではパスして時間帯裏のバンドを観るところですが、このアルバムからの曲=過去の名曲中心のセットリストだとしたらやっぱり観たいな。

まあ、このバンドのライヴはフツーに高レベルだから何度観ても楽しめることは間違いないですしね。
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