BURRN!10年10月号の感想

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表紙は遂に全米No.1アーティストとなったAVENGED SEVENFOLD。

前回はBULLET FOR MY VALENTINEとのカップリングみたいな形での表紙だったから、先日のBFMVと同様、アメリカでの成功によってようやく「一人前」と認められたということでしょうか。

とはいえ、VoのM・シャドウズと一緒に写っているのはマイク・ポートノイですから、「DREAM THEATER」というHR/HMのフィールドでは既に確立したブランドの「付き添い」が必要、という判断だったのかもしれません…というのはさすがに穿ちすぎでしょうか。

今号の発売後にマイク・ポートノイのDREAM THEATER脱退騒ぎが持ち上がったので、そういう意味ではタイムリーな表紙だったかもしれません。

そして表紙をめくると、表2の広告はユニバーサル・ミュージック。やっぱりキング・レコードは完全に手放したのか…。まあ確かに今キングに所属してるアーティストってどんどん減っている気がするしな。いい枠なのに。

そしてLOUD PARK出演アーティストのロゴ・ステッカー。恒例の自分で切らないといけない仕様。
正直これ、印刷屋のサービスでやっているならともかく、そうでないなら真っ先に制作費削減策として廃止すべきだと思う。

巻頭のA7Xのインタビューは、ファンにとってはそれなりに読み応えのある内容だろうが、個人的にはそこまでこのバンドに突っ込んだ興味はないのでサラッと斜め読み。

ただ、マイク・ポートノイのインタビューの最後にインタビュアーのジョン・ハーレルが「何か隠していることはあるんですか?(笑)」と訊き、「いや、別にないって」とマイクが答えている下りは、恐らくこのインタビューから2ヶ月程度しか経っていないと思われるタイミングでマイク・ポートノイがDREAM THEATERを脱退していることを考えると、内心マイクはドキッとしていたのでは、などと思ってしまいますね(笑)。

女性ギタリスト特集は…最近のオリアンティ人気に便乗してみたんでしょうが、正直HR/HM(に限らずロック全般だな)において女性ギタリストの絶対数が少なすぎて、玉石混交全て紹介しないとページが埋まらない、状態になっていて痛々しい。

今月末の来日に絡めたMETALLICA特集は、先月のIRON MAIDEN特集同様なぜかOUTRAGEがMETALLICAについて語る、という形式が取られている。掲載は分かれているけど、インタビューのタイミングは一緒かな?

このOUTRAGEのインタビューは現在思わぬ波紋を広げているようですが、まあ、フツーの社会人として何か感想を述べることがあるとすれば、BURRN!もOUTRAGEも脇が甘い、としか言いようがないですね。

4号連続となるもはや連載に近い「LAメタルの真実」はマーク・フェラーリにデイヴ・エレフソンというだいぶ苦しい人選になっており、そろそろ限界では。

先日4作連続で全米初登場No.1という偉業を成し遂げたDISTURBEDは8ページという露出を獲得。しかしモノクロ、というあたりがこの雑誌の限界か。たしかに個人的にもあまり日本で売れそうなイメージが持てないのですが。

ANGRAのインタビューは、復帰したリカルド・コンフェソーリがSHAMANの新作に収録されていたXの「紅」のカヴァーについて語っている部分が興味深かった。てっきり私のような日本のメロスパーに向けて収録したのかと思ったら、ブラジルの日本文化オタク向けにレコーディングしたものだったなんて…。

ACCEPTのインタビューは2ページだけで「次号に続く」になっているが、その代わりといってはなんだがディスコグラフィーが付いているし、再発・復刻盤レビューではIRON MAIDENのカタログが全部紹介されているので、過去の正統派メタルに興味がある人には有用な号かもしれない。

個人的にはこういう旧譜の紹介ページでHR/HMを「勉強」してきたので、最近、一時期に比べるとちゃんと歴史あるバンドのディスコグラフィーを掲載するようになったのは良いことだと思いますが、最近の若い人はむしろネットに情報を求めてしまうんでしょうかね?

レビューページを見る限り、今月はちょっと出費が抑えられそうかな。
とはいえ、10月にはHELLOWEENやHALFORD、FIREWINDなど注目の新譜が目白押しなので、ひと息つく、という程度になるかもしれませんが(笑)。

◆発売元であるシンコー・ミュージックのWebサイト
http://www.shinko-music.co.jp/main/ProductDetail.do?pid=2175011010
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コメント

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今更ながらKORNでも聴いてみようかな

キング・レコードの件、本当に言われてみると確かにそうかと。
OUTRAGEに関しては、時効とはいえ、ちょっと赤裸々すぎたかな、でもそれを責めるならコラムのマッチョドラゴンとCOMPUTER GODはとっくに潰れているよ。
ゲーム業界、格闘技とプロレス業界の表向きでは夢のある世界の裏側を暴露しまくりなんだから。
毛利名人と高橋名人の対戦は八百長だったと(個人的に知ってましたが)
今月はラウドパークに出るアモン・アマースチェックして、アンサンとセリオンは買うか微妙。
ソニック(企画盤なためか、B誌では酷評されていましたね)は一度聴いてみようかと、
以前セラフィムのVoが肌に合わずアジア系は敬遠していた。
アジア系はあくまで個人的にVoが肌に合わんことが多い(チラシの裏にでも書いとこ)
たしかになんか出費が少ない感じです。
と思っていたら、ディム・ボガーがあったな~(ラスボス級)しかし今月のレビュー無。
BURRNは大物でもレビューがちょくちょく次月に繰り越すな、大人の事情と思うが。
それにDEW-SCENTEDとかいうデスラッシャーの作品が気になる(笑)買うか、、、
マンティコラは確実に行きつけのCD-SHOPには無いから貯金。
とりあえず10月のハロウィンが当面のメインイベントとなりそうです(FIREWINDも楽しみですね)

いい年したオッサン共が、過去の犯罪歴を武勇伝の如く語っているのを読んで反吐が出そうでした。

こんなことで有名になるなんて望んでないでしょう・・・。

>フィンさん

万引きはエンターテインメントではないからプロレスや「GAME KING」と同列には語れないですけど、アンチな人たちに格好の燃料を投下してしまいましたね(苦笑)。

しかし、相変わらず沢山お買い上げですね。
日本を含めアジア系のVoが弱いのはたしかですが、CHTHONICのようなブラック・メタルであればその辺は気にならないんじゃないですか。

個人的に最新作はCRADLE OF FILTHに二胡を入れただけ、と言ってしまえばそれまでながら、トータル的に「世界レベル」に達していると思いますよ。

なお、前作「SEEDIQ BALE」の日本盤はライヴ4曲、PV1曲収録のDVD付で2,300円とお得です。
私にとってこのバンドの魅力の大半はドリス嬢(B)のルックスなので、ある意味映像が観れるこのアルバムが一番オススメかもしれません(笑)。

>私はカイになりたい さん

この手の「武勇伝」が笑い話になるのは「仲間内」だけなのに、公に晒してしまったのは明らかな判断ミスですね。

まさか「読者は皆仲間」というイノセントな意識でいたとしたら、それはそれである意味お気の毒ですが…。

 今月のBurrn!はそれほど読むものがありませんでした、強いて言うと Michael Amott のインタヴューが面白かったです。
> このOUTRAGEのインタビューは現在思わぬ波紋を広げているようですが
 あれは……「時効ですか、なら仕方ないなあ」くらいしか言えません。あれじゃあ武勇伝にすらなりませんし。
 あと PAIN OF SALVATIONの新譜が(もはや「メタル」と表現するのすら躊躇われる)非常にすばらしくて、Burrn!にインタビューとか載らないのかなと思いました。

>ノームさん

まあ、どちらかと言えば読みどころの少ない号ですね。
2chのスレは高速で伸びてるみたいですが(苦笑)。

PAIN OF SALVATION、そんなにイイんですか?
そういえばインタビューが載ってませんね。

>PAIN OF SALVATION、そんなにイイんですか?
 ええ、とても。ディスコ・ミュージックを演った後にグランジに手を出したりと一見無節操なバンドですが、どの曲にもPoS としての個性はあるので、一度ハマれば抜け出せなくなるような感じです。
 ただそこまでメタルメタルしている音楽じゃないので、好き嫌いは分かれると思いますが。

>ノームさん

PoS、プログレ・メタルとして高く評価されていた頃に聴いてあまりピンと来なかったんですよね(もともとプログレ・メタル自体があまりストライクゾーンではないのですが)。

楽曲の方向性の拡散は日本のメタル・ファンにはあまり受けが良くなさそうですが、曲自体が良ければかえって個人的には楽しめそうな気がします。