BURRN!10年11月号の感想

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表紙はベスト・アルバムの発売と東京ドームでの来日公演を控えたBON JOVIのジョン・ボン・ジョヴィ。
いちメタル・ファンとしては新作を発表するHALFORDやHELLOWEENを表紙にする男気を期待したくもあるのですが、ジョンが表紙だと売上が上がるみたいなので、BURRN!としては何か口実さえあれば表紙にしたいことでしょう。

表2の広告は噂のアゲ嬢メタル・バンドALDIOUS。
こんな良いスペースをHALFORDの新譜やBIG4のDVDなど格好の商材を持っているユニバーサルが取りに行かず、インディーズ・レーベルが持っていくとは…。

巻頭のBON JOVIインタビューに続くのはソロ・プロジェクトのMETHODS OF MAYHEMを再始動させるトミー・リー(MOTLEY CRUE)。
モノクロ補正効果もあるとはいえ、マジでイケメン中年ですわ、トミーは。

表紙のジョン・ボン・ジョヴィも勿論映画スターみたいで(いや、実際映画出演もしてるんですが)カッコいいし、やっぱメタルが90年代以降人気無くなった理由って単純にカッコいい奴が出てこなくなったからなんじゃないかって気がしますね(苦笑)。

その後は来日公演を行なったBULLET FOR MY VALENTINE。ライヴ・レポートとインタビューでカラー見開き8ページ、しかもこの台割とくればもはやこの雑誌では一線級の扱いですね。大野記者のプッシュあってこそとはいえ、こういう才能のある若いバンドが正当に評価されるのは喜ばしい。

もはや「あの人は今」の様相を呈してきた「LAメタルの真実」は早5回目。果たしてこの企画をいつまで続ける気なのか、もはや記事の内容よりそのことにのみ関心は移ってきた。

OZZFESTのレポートを見ると10年前はNU METAL祭りだったこのフェスが相当にオールド・ウェーヴなHR/HMフェスに変貌しているようで時代の変化を感じた。もっとも、この80年代から活動しているバンドが主軸となっている状況が果たして健全といえるかどうかは微妙な所ですが…。

HELLOWEENのインタビューを読むと、昨年の企画盤「UNARMED」は不評で、本人たちも気に入っていないということがよく伝わってきた(苦笑)。個人的には結構楽しめたのですが。

しかしヴァイキーにせよアンディにせよ、90年代に比べると格段にオシャレになってますね。一般にドイツ人はオシャレに無頓着(フランスやイタリアと違ってドイツのファッション・ブランドに有名なものがほとんどないことがそのことを裏付けている)で、特にジャーマン・メタルのミュージシャンは世界で一番ファッション的にはダサいと思っていたけど、トビアス・サメット(EDGUY)なんかもこじゃれた服を着ているし、最近はそうでもないみたいですね。

マイケル・ヴァイカートは前回のインタビューに引き続きabingdon boys schoolの名前を挙げて気に入っていることをアピールしており(やはり彼らの存在を知ったきっかけはアニメで、「D.Gray-man」だったようだ)、個人的にそれは日本の雑誌であることを意識したものだと思うが、肝心のBURRN!側が「ABINGDON SCHOOL BOYS」と表記している有様(P160)では、あまりその意味はなかったかも(苦笑)。

KAMELOTのインタビューでは日本のレコード会社をキングからマーキーに移籍したことについて「俺達の担当だったA&Rが退社してしまったから」と語られており、この辺にこのBURRN!の表2の広告枠をキングが手放した理由が垣間見えた気がしました。

ニュース欄では当然DREAM THEATERからマイク・ポートノイが脱退した件が大きく報じられているのですが、やはりネット時代になってこのニュース欄で報じられていることに「今さら感」を感じてしまいますね。きっと15年前であればここで初めてマイク脱退の事実を知ったに違いないのですが…。

ポスターはLOUD PARK 10での来日を控えたCHTHONICのドリス嬢。薄めのコープス・ペイントのようでもあり、どこか東洋的なメイクも趣があっていいですな。しかし意外にボリューミーな胸元も見逃せない(笑)。いや、マジで個人的に今年のLOUD PARK 10における最大の見所のひとつです。

APOCALYPTICAがカラー8ページ、LORDIが4ページと、フィンランド勢にちゃんとページが割かれているのがいいですね。

さらにポーランドのUNSUNのカラー4ページは日本での実績を考えると破格な気もしますが、このバンドの音楽にはポピュラリティがあるし、フロントマンのアヤのルックスは近年流行りの「嬢メタル」の中でもトップ・クラスだと思うので、その辺の期待値込みでしょうか。こういう将来性を見込んだプッシュがあるのはいいことですね(個人的にはUNSUNにこれだけのスペースを割くならFIREWINDにも同等以上の待遇を与えるべきだと思いますが)。

表2に出稿してモノクロ3ページの露出を獲得したALDIOUSは、まだちゃんと音楽を聞いていないので、個人的にはキャバ嬢にしか見えないが(それを狙っているのでしょうけど)、プロフィールにある影響を受けたアーティスト、好きなアルバムを見る限り、話は割と合いそうで、こんなキャバクラがあったらいいな、と(笑)。

個人的にはキャバクラで展開される中身の無い会話にはほとほとウンザリしているので(しかし仕事上行かざるを得ないことも多い)、メタル話で盛り上がれるキャバクラがあったら自分も楽しめそうでいいですね。接待相手がどう思うかは微妙な所ですが(笑)。

レビューページを見ると、今月は買いたいアルバムが多い。10枚くらい買ってしまいそうだ。何だかんだ言って国内盤のリリース情報をこれだけ網羅的に売らんかなの紹介文ではないレビュー込みでチェックできる媒体はBURRN!しかないんだよなぁ。

◆発売元であるシンコー・ミュージックのWebサイト
http://www.shinko-music.co.jp/main/ProductDetail.do?pid=2175011011
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コメント

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良いですねドリス嬢!暑苦しいおっさんじゃなくて(それはそれで好きですが)胸元に目が釘付けです。私にとってもLoud park最大の見所です。
今月はLoud parkがあるのであまり買えそうにありませんが欲しいのは沢山ありますね
B!誌しか無いので仕方ないですよね・・・

書評(?)参考になります

脱地蔵を目指しNameを模索中のものです(笑)。昔、Player誌を通勤途中で読んでいて回りの雰囲気が微妙だった事を記憶してますのでBURRN!誌は立読でも抵抗感がありますので助かります(笑)(それでもロニー・ジェイムズ・ディオ追悼特集記事目当てで10年8月号は買いましたし、そこでLiv Moonは知った訳ですが)
昔(と言っても5年くらい前だと思うのですが)六本木に歌手を目指すお姉様達がいるキャバクラ(?)があったようには記憶してますがメタル版は更に辛い気はしますね。
あとALDIOUSのメンバーは昔、『ROCK FUJIYAMA』に出たバンドにいたかな?とは思ったりしましたが、よう判らんなぁというところです(YouTubeで少し聴きましたが、昔のガールズバンドの盛り上がりを思い出しました(プリプリとか)

来月の「MAGIC KINGDOM」が一番楽しみだったりする。

BON JOVI効果は大きいですよ。普段BURRN置いていない小さな本屋にもありました。
あえてそこで買いましたけど。
たしかに広告含めてやたらとALDIOUSが目立っていた印象。
顔だけで指名するなら、トキちゃんなんだけど、影響を受けたミュージシャンでANGRAの「ANGELS CRY」を挙げているサワ嬢と話が合いそうだ(なんのこっちゃ)
そんなことよりも、HELLOWEENの新作がすごくなりそうな予感、
先行EPの出来もアグレッシヴで良かったし、何より「UNARMED」の反動で、ヘヴィでファストな作品を作ってくると思われる。
私は今月は10枚以下にしたいですね(笑)
クラウンとドスは鉄板、ボンデッド~は買うか微妙。
アンベリアン~はアルバム発売までのスパンがやたらと短いですね。

>darklordさん

BURRN!のポスターを凝視したのは久々です(笑)。
CDについてはお金はともかく聴く時間があるかどうかのほうが心配です(苦笑)。

>Tokyo Joeさん

先日のLIV MOONのライヴレポにコメント下さった方ですね。
書評というほど大げさなものではありません(笑)。ダラダラ感じたことを羅列しているだけです。

私もBURRN!誌を公衆の面前で読むのは恥ずかしいと思っていた時期がありました。
しかし今ではむしろあえて電車の中などで読みふけって、私のような見た目は普通の人間でもメタルが大好きなんだ、メタルは一般レベルまで来てるんだ、ということを逆にアピールしようとしています(笑)。

ま、実際の所は誰も他人がどんな雑誌を読んでようが気にしてないと思いますけどね(笑)。

最近はガールズ・バンドがまた増えているみたいですね。
果たして第二のプリプリ、SHOW-YAは生まれるのでしょうか…。

>フィンさん

実際は広告1ページ、インタビューはモノクロで3ページに過ぎませんが、誌面上での存在感はBON JOVI並ですね>ALDIOUS。
表2という広告スペースとインパクトのある見た目の相乗効果ですね。
どこに行けば指名できるのかは定かではありませんが(笑)。

HELLOWEENの新作は私も結構期待しています。

AMBERIAN DAWNのリリース・サイクルが早いのは、もちろん楽曲を量産できるタイプのソングライターを擁していることが大きいのでしょうが、大規模なツアーが行なえない、というある意味バンド経営が上手く行っていないことを表しているのかもしれません(苦笑)。 

僕は結構ジャーマンメタラーのダサいところが好きですよ。(自分もダサい奴なので共感できるところがあるのだと思います。)

特にBLIND GUARDIANのメンバーの昔の写真なんかを見ていると、「メタル好きの純朴そうな好青年だな~」と微笑ましく思ってしまいます(笑)。

ポスターがドリス嬢だったので、すぐに頭の中に管理人さんが浮かびました(笑)

HELLOWEENの最新作、「ARE YOU METAL?」のPVを観ましたが、かなりカッコよい正統派の音だったので、
ちょっと期待♪
彼らはデリス時代になってから、何だかんだで裏切らないので。
あと、GRAVE DIGGERが日本盤が出るようで、こちらも楽しみです!最新PVはB級そのものでしたが(爆)

あの人は今

いまだSteveLee死去からショックが癒えず、AllAboutVOWの先行抽選も落選し、
ただいまダブルパンチで落ち込んでおります(ため息)。
ついつい買ってしまうBURRN!誌、読みながら文句をいいつつもやっぱり手放せません(笑)。
そういえば先日LIVMOON観に行ったとき、渋谷~原宿間の街中で、
やたらBONJOVIのベスト盤&ドーム公演のデッカイ看板見かけましたね。
宣伝費たくさん使える会社はいいですね(笑)。
OZZFEST特集に、あのMLBの名投手だったランディ・ジョンソンがカメラマンに転身した記事を見て
大変驚きました。
名(?)カメラマンのJ.ハーレルさんも先輩として威張れますね(笑)。
いまにR.ジョンソンがハーレルさんみたいにライヴ記事も書くようになったら感激のあまり、
「なんということだ!私は夢を見ているのか!」
とかなんとか書くようになるんでしょうか(笑)。

>私はカイになりたい さん

ダサいかどうかなんて気にしない人たちだからこそああいう音楽が生まれてきたという面もあるのでしょうね、ジャーマン・メタルは。

BLIND GUARDIANは売れている今でも(多少こざっぱりしましたが)全くルックスに気を使っている風がありませんね(笑)。

>珍獣メタルコアラさん

このブログのドリス嬢をフィーチュアした記事のアクセス数は相当あったので、このブログが彼女のファンを増やすことに多少なりとも貢献できたのではないかと自負しております(笑)。

HELLOWEENに外れなし。これはもう信頼できますね。
いい曲を書けるソングライターが複数いるというのがやはり強みですね。

>マジンガーZZさん

宣伝費を使えるのはBON JOVIだから、でしょうけどね。

ランディ・ジョンソンの話はありがちな「解説者からコーチを経て監督へ」みたいなパターンより新たな夢を追っている感じがしてカッコいいですね。