LOUD PARK 10の感想

LOUD PARK明けの先週はプレゼンが2件あるなど激務でして、全く余韻に浸る間もありませんでした。一週間で徹夜3回ておかしくないですか。

この週末ようやく、ライヴから帰宅後勢いだけで書いた自分のレポを読み返したり、公式サイトのレポートページを見るなどして「ああ、LOUD PARK行ったんだな」という実感を得ることができました(苦笑)。

ただ、先週が激務になることはあらかじめわかっていたので、LOUD PARKでは体力温存に努め、一部の特に観たいバンドを除いては極力スタンド席で座って観るようにしていたので、正直不完全燃焼感はあります。

しかし完全燃焼していたら週明け死亡することは目に見えていたので(例年LOUD PARKの翌日は休み、もしくは半休をとっていた)、オトナの判断を優先しました…。

とりあえずそんなわけで、あらためてLOUD PARK 10の振り返りを。

【目当てだったバンド】

1日目:CHTHONIC、EDGUY、ACCEPT
2日目:RECKLESS LOVE、ANGRA、OZZY OSBOURNE


【ベストアクト】

1日目:ACCEPT
2日目:OZZY OSBOURNE

あえてどちらかひとつに絞るならACCEPT。私がこれまでみたメタルのライヴの中でも屈指の熱いライヴでした。
全盛期のライヴを体験した方が本当に羨ましい。


【ワーストアクト】

KUNI

観てる人に痛々しい思いをさせたらダメでしょ…。しかし公式サイトに上がっているライヴ後の映像を観る限り本人には全く反省がないようで、以前キャプテン和田のブログに上がっていたインタビューなどを聞いても、この人は本当に社会人としてダメな人なんだな、という感じがした(少なくとも日本ではアーティストにもある程度の社会性が求められます)。

かつて渡米して成功を目指した、というのは、この空気を読めない性格だと日本の社会ではやっていけないからだったんじゃないか、という気がしますね。


【改善して欲しい点】

バンドとバンドの間の転換の時間が短すぎる。
私のようにできれば全部のバンドを観たい、という欲張りにはゆっくりメシを食う時間が取れなくて困ります(笑)。


【来年観たいバンド】

SYMPHONY X、STRATOVARIUS、PRIMAL FEAR
昨年までと変わらず。ライヴで観れば評価が上がりそうなバンドをぜひ呼んでもらいたい。


【耳にした興味深い噂】

・B'zの稲葉浩志がステージ袖で観ていたらしい。

Twitterで明かしていた所によると、女優の坂井真紀が来場しA7Xのピットに参加(!)していたらしい。


【感想】

やっぱりメッセのほうがフェス感があっていいな。その気になれば全部のバンドが観れるというメリットはあるけど、それじゃ単なる大規模な対バンイベントじゃねーの? って思いは07年から感じてました。

ただ、今年に関して言えば私は前述の通り体力温存に努めなくてはならなかったので、スタンド席のあるさいたまスーパーアリーナで助かった部分もありますが…。

あと、以前はエクストリーム系のバンド限定の現象だったサークルピット/モッシュピットがANGRAをはじめとするあまりコアな要素のないバンドにも広がってきているのが印象的でした。

まあ、これだけデカいピットを作れる機会はそうそうないので、コレをやりたくて来てるんだよ、演奏をじっくり聴くなら家でCD聴いてるわ、って人がいてもおかしくないし、「ライヴの作法」も変わっていくものなんでしょう。バンド側としても盛り上がりが視覚的に体感できて気分いいかもしれませんしね。

それから今年は例年にもましていいドラマーをたくさん観れた気がするな。EDGUYのフェリックス・ボーンケ、HELLYEAHのヴィニー・ポール(元PANTERA)、STONE SOURのロイ・マヨルガ(元SOULFLY)、HALFORDのボビー・ジャーゾンベク(RIOT)、KORNのレイ・ルジアー、MOTORHEADのミッキー・ディー(元KING DIAMOND)、AVENGED SEVENFOLDのマイク・ポートノイ(元DREAM THEATER)など、素晴らしいドラミングをたくさん観ることができました。

KUNIのバックで叩いていたフランキー・バネリも独特のフィルインが随所で聴けて、その点は楽しめました。


【なんとなく考えたこと】

LOUD PARK 08のSLIPKNOTとA7Xが出た日から感じていたのですが、私が好きなタイプのバンドの客層と、SLIPKNOTやA7X目当てで来ているような客層では随分タイプが違うなあ、というのは今年も感じました。

ACCEPTのライヴは、必ずしも彼らの大ファンというわけではない私にとってさえ本当に感動的な熱さだったのに、反対側のステージでSTONE SOURを待っている人たちはいたって無反応で、むしろ退屈そうな人さえ見受けられました。

その様を見て私は、ここまで感性の違う人たちを同じイベントに呼ぼうとするのはお互いに不幸なだけなんじゃないのか、そもそもSTONE SOURやA7X目当てで来ている人たちは自分たちが好きなバンドをメタルだと思っているのか?とさえ思いました。

ただ、冷静に考えてみると、仮にこういうイベントが1985年あたりにあったとして、再結成DEEP PURPLEやM.S.G、METALLICAやSLAYER、MOTLEY CRUEやRATTが同時に出ていたとしましょう。

そのときにDEEP PURPLE目当ての人たちと、LAメタル系のバンド目当てのグルーピーのお嬢さん、METALLICA目当てのスラッシャーたちが全てのバンドを楽しめるほどキャパシティ、あるいはメタル愛があったかと考えると、恐らくそんなことはないはずで、そういうギャップはHR/HMという狭いのに細分化されたこのジャンルにおいてはきっと昔から内包されていた問題(?)だったのではないでしょうか。

そう考えると、「メタル」の名の下にこれだけ多種多様なバンドが集まることができ、自主的には決して観ることがなかったようなバンドに触れる機会としてのこういうフェスはやっぱり貴重な存在だなあとあらためて思いました。

SLIPKNOTやA7Xだけが目当てという人たちは相対的に若い人が多いので、願わくばその若さゆえの柔軟な感性をもって、目当て以外のバンドの魅力も感じてくれると嬉しいな、と切に思いますね。

◆台湾のTVで放送されたLOUD PARK 10のCHTHONICのステージの模様


俺が映ってるんだけど(笑)。
ちなみに私はLACUNA COILのライヴDVDにおけるLOUD PARK 07のシーンにもちょこっと映ってます(笑)。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

お初にお目にかかります!

はじめまして。いつも楽しく拝見させてもらってます。

私は昨年の09から参戦したのですが、今年は観たいバンドがあまりに少ない!ためスラドミに行ってまいりました(笑)
前回はBIG 4からの3組を筆頭に、C.O.B.、HIBRIA、ROYAL HUNT、ARCH ENEMY、GALNERYUS、OUTRAGE、FAIR WARNING、GOTTHARDなど目移りしそうなラインナップだったのに・・・
せめてBLIND GUARDIAN、SOILWORK辺りは呼んでほしかった。
中堅どころが少なく、ベテランに偏っているところが現在のB!誌の内容を反映しているような気がします。

たしかにバンド間のインターバルが短すぎますね。忙しい・・・
あと音楽性が近いバンド同士のバッティングも勘弁してほしいです。

私もSYMPHONY Xを待ちわびております。
あれだけの傑作を作っておきながら、来日をスルーなんて・・・
現在彼らは次作のレコーディングに入っているようです。
STRATOVARIUSは来年2月にHELLOWEENとともに来るようですよ。

私個人の勝手な希望なのですが、「PROGPOWER USA」のようなパワーメタルの祭典をここ日本でも新たに設けてもらいたいです。(スラドミやDOJOはあるのに・・・)
パワーメタルといえばRIOTの新作も楽しみですね!

なんか愚痴ばかりですいません(汗)
長文失礼しました。

ラウドパークである必要は全然ないので、SYMPHONY X来てくれませんかね。
ライブ盤の出来もスッゴイいいし。死ぬ前に一度は聴きたいところです。
今年は好きなバンドが特に来ていなかったのでスルーしましたが、ロメオかラルフが来るなら他が全部学園祭バンドでも行きますよ(笑)

>学生メタラーさん

はじめまして。
最近はスラッシュ・メタルが好調なのでスラドミも楽しそうですね。

今回は2ステージなのでバッティングはありませんでしたが、それはそれで物足りないというか(笑)。

SYMPHONY Xは観たいですねぇ…初来日の時は金のない学生だったので行きませんでしたが、まさかその後全く来日しないとは…。

PROGPOWER USAは客層が相当なキモヲタ揃いと聞いて、日本でもそうだったらどうしよう、という微妙な恐怖感があります(笑)、

実際やったら勿論行きますけどね(笑)。

>伊豆さん

SYMPHONY Xは勿論単独でも観たいのですが、あえてLOUD PARKに出てもらいたいんですよね。

現在の彼らがそこらの半端なコア系のバンドが裸足で逃げ出すようなアグレッションを備えたバンドであることが今ひとつ認知されていないような気がするので。

そしてラルフのスクリームの凄さもまた幅広いメタル・ファンに認知してもらいたいですね。

SYMPHONY X来てくれたら発狂して町内走り回る位嬉しいですよ。観たい!いや本当観たい!!!!早くNEWアルバムだしてくれー

しかしACCEPTは熱かった!感極まって泣きそうでしたもの
あの熱さで無反応となるとかなり異なった感性になりますね、でも私のような二十代前半ながら「おっさん感性(失礼)」なやつも結構いますし

確かにそうですね。>>SYMPHONY Xの認知のされ方
彼らの音楽が最初わかりやすいネオクラで、しかも、日本でネオクラが人気なのが大きいんでしょうね。
ライブで見て面白いのはどっちかっていうと今のアルバムのような気もしますが。テクニカルという意味でも、ノリという意味でも。

>darklordさん

ACCEPTで泣き、SYMPHONY Xで走り回るdarklordさんのような若者は貴重ですね(笑)。

彼らのカッコよさはおっさんだけのものではない…と信じたいです(笑)。

>伊豆さん

日本で一番メタルが売れていた時期のSYMPHONY Xはネオクラ色が強かっただけに、今でもその頃のイメージを引きずっているような気がするんですよねぇ。

バンド名からして「いかにも」ですし(苦笑)。

二十歳目前の大学生の感想です。

同い年4人で見に行ったんですが、自分はどちらかと言うとメイデン、オジーなどオールドなバンドがお気に入りのメタラーで、ほかの3人は一番の目当てはA7X、というような感じでした。

でも自分はA7Xもホントに大好きだしstone sourも気に入ってるし、ほかの三人もオジーやアクセプトもちゃんとリスペクトしててライヴでは盛り上がります。

この一緒に行ったメンバーに限らず、高校大学と今まで出会った同い年のメタラーたちは趣向の違いはあれどみんなプリーストもメイデンも聞いてるし、若いバンドも貪欲に探してる(BBABHやBFMVをカッケー、と聴きながらwar pigsやtrooperでノリノリになる、みたいな笑)やつばっかでしたし、年上のメタラーの人たちが思ってるほど若いバンドばっか好きなわけじゃない気がします。むしろ崇められてるのはメガデスだったりドリムシだったり・・・(バンドやってる人たちは特に。)高校の友達のメロスピ野郎はソナタよりボドムよりハロウィンを愛してました。

若いメタラーは新しい音の対する偏見がないだけで、古い音に対しても貪欲で(むしろただの洋楽好きとかと比べて圧倒的に昔のバンドを聴いている気がします、blink182やsum41が好きな奴もrancidやbad religionは全く聴いていないことが多いんですよ)それでいてV系や前述のパンク系もけっこう好きだったりする、と僕個人の経験からそのような感想を抱いています。(自分含めまわりもイケてる若者、なんていうつもりはないですがまあ普通以上の若者っぽい若者だと思っています笑)

長々と申し訳ありませんが、メタルサイトの中でももっとも客観的にメタルを見れてる人で、音楽的な嗜好も広いadoreさんにこそ是非若者メタラーからの意見を伝えたかったので今回コメントさせていただきました。

ですからaccept無関心だった人たちは只のstone sour単体のファンだと思うわけで、若くて熱いメタラーはしっかりいるので心配しないでくださいね笑

これからも楽しみにしてます、貴重なスペース有難う御座いました!


>LAMPSさん

熱いコメントありがとうございます。

私が「客観的にメタルを見れてる」かどうかは甚だ疑問ですが(笑)、HR/HMというジャンルのいい所は、自分の世代のバンドを愛しつつ、そのルーツをさかのぼることで古いバンドから受け継がれている美点・伝統が感じられることだと思うので、そういう風潮がまだ20歳前の方にも生きているというのは嬉しいですね。

自分が年をとったせいか、どうも「けしからん若者」の姿が目につきがちなだけで、若い人(まだ自分も結構若いつもりですが:笑)の全員が全員そうだとは勿論思っていませんよ(笑)。