VOW WOW再結成ライヴを観たかった…。

昨日12月25日と本日26日、SHIBUYA-AXにて、“ヴァウの総て All About VOW”と題されたVOW WOWの再結成ライヴが行なわれています。

VOW WOWといえば80年代、LOUDNESSと並んで世界に飛び出して活躍したジャパニーズHR/HMの代表格。

LOUDNESSに比べると「わかりやすさ」に欠け、スタイルが前時代的でやや通好みだったこともあり、正直海外での成功・評価はLOUDNESSに及びませんでしたが、その音楽的評価はあるいはLOUDNESS以上、彼らこそ史上最高のジャパニーズHR/HMとする声も少なくありません。

90年に解散して以来、日本人最強のHR/HMヴォーカリストと称された人見元基が音楽業界を引退して高校教師になり、一度も再結成されなかったことから一種神格化されたような状態になっていました。

私がHR/HMを聴きだした頃には既に解散していた彼らですが、中学生当時読んでいた『バンドやろうぜ』という雑誌(現在は廃刊)のギタリスト特集か何かで山本恭司(G)が日本を代表するハード・ロック・ギタリストの一人として紹介されており、その所属していたバンド名が(少なくとも90年代にロックを聴き始めた人間の感覚では)ちょっと変わっていたこともあって、なんとなく記憶したのが私にとってVOW WOWとの関係の始まり。

実際にVOW WOWの音を聴いたのはもう少し後で高校1年生の時でした。当時のクラスメートが「俺の従兄弟の学校の英語の先生が昔、VOW WOWってバンドでハード・ロック歌って世界デビューとかしてたらしいんだよね」という話をしており、ちょっと「親近感」めいたものを抱いたのがきっかけと言えばきっかけです。

というのもたまたまその頃、行きつけのレンタルビデオ屋でいわゆる「レンタル落ち」で販売されていた中古CDの中にVOW WOWの「V」があったのです。500円くらいだったかな。これも縁かと思い、普段レンタル落ちのCDは買わないのですが、購入して聴いてみました。

そして実際聴いてみて圧倒されましたね。特にその「友人の従兄弟の英語の先生」である人見元基のヴォーカル。「こんな声が出る日本人がいたんだ?」と驚きました。

とはいえ、当時VOW WOWのCDは廃盤になっており、他に聴きたい音楽が山ほどあったこともあってその後特にVOW WOWに触れることもなく年月が過ぎて行きました。

そして2006年9月6日、VOW WOWのアルバムがファン待望のリマスター再発。私は上記の通りファンというほどではないので即買いはしませんでしたが、発売してしばらく経ってから、HMVのセールで20%オフ対象商品になっていたのを見かけ、全タイトル「大人買い」しました。

そんなわけで本日レビューも本サイトにUPしたわけですが、「評価が低いよ!」とお思いの方もいらっしゃると思います。

その辺は、音楽性が私の趣味からするとちょっと渋いとか、透明感のあるハイトーン・ヴォイスを好む私の嗜好からすると人見元基のヴォーカルはちょっと暑苦しく感じられる、というあくまで個人の趣味嗜好の問題であるとご理解いただけると幸いです。

でもきっとこの「暑苦しい」ヴォーカルも、生で観ると凄そうだよな、というのはなんとなく感じていて、一度ライヴは観てみたいと思っていました。

そんなわけで、昨年末に行なわれた、VOW WOW名義ではなかったとはいえ実質VOW WOWの再結成ライヴだった「アックスの奇蹟~Veritas ! One-night Wonder」を経て行なわれた本年の再結成ライヴはぜひ観たいと思っていたものの、年末の忙しい時期でスケジュールが読めないこともあってちょっと様子見しようと思っていた。

しかし、「様子見」どころかチケットは昨今HR/HM系のライヴでは珍しいほどの速さで瞬殺完売。
私が彼らのライヴを体験し、その真の凄味を知る機会は(ひょっとすると永遠に?)失われてしまいました…。

てか、せっかくAXでやるのに全席指定って…意味がわからん。スタンディングなら2倍以上入るのに…。
まあ、ある意味商売っ気がなくて好感が持てると言えなくもないが…。

ちなみに私はVOW WOWの曲では「Shot In The Dark」、「Shock Waves」、「Somewhere In The Night」、「Don't Leave Me Now」、「You're The One For Me」あたりが特に好きなのですが、これらは全てKeyである厚見玲衣の曲。

そんな私好みのソングライターである厚見玲衣がVOW WOW加入前にやっていたMOON DANCERの音楽もなかなかに私好みだったので、本エントリーと同時に紹介エントリーをUPしてみました。ご興味のある方はどうぞ。

◆87年イギリスにおける「Shot In The Dark」のライヴ映像(YouTube)。カッコいい。



◆シングル「Don't Leave Me Now」のPV
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コメント

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同じく

私も行きたかったです。
『VOW WOW III』と『VOW WOW V』は名盤ですよね。
厚見さんのKeyが特に好きです。PRETTY MAIDSと方向性は似てますよね。
でもどうにも人見氏のアクが強くねばっこい歌唱が苦手で・・・
またワールドワイドで活躍できるバンドが出てくると良いですね。
DIR EN GREY、DEFILED、SIGH、BLOOD STAIN CHILDには期待しています。
エクストリーム系ばっかですが・・・

今年はAVANTASIAとVOW WOW観て終わりかな~と思ってましたが、結局どっちも行きませんでした(笑)
来年はENFORCERとストヴァリ&ハロウィンは絶対行こうと思います!

行って参りました!

第一幕第二幕、参戦しました!さきほど静岡に帰宅しました!
もう「最高」でした。演奏カンペキ、そして人見元基は神!
昔と変わらないどころかもっと凄まじい声で熱唱。
キレのいいアクション連発!髪は短め茶髪でツンツン状態でしたが、
54歳にはとても見えない体型とあの笑顔にやられました。
私は終始感動で嗚咽しながら、首ガンガン振ってました(笑)。
20年待った甲斐がありました。
「Shot In The Dark」、「Shock Waves」、「Somewhere In The Night」、「Don't Leave Me Now」、「You're The One For Me」は全てやりましたね。
というのも今回のイベントは厚見さん主導なんですよね。
厚見さんのMCで気になったのが、
「昨年のアックスライヴDVDがもうヤフオクに出てる(笑&怒)
 しかも3万円代!この怒りはまた来年にとっときます・・・・」
とおっしゃってました。…ということは・・・
ってまた期待していいのでしょうか???(笑)。
今日興奮で眠れそうにありません。明日朝から会議ですが…。

ハード・ヘビー三昧、厚美さんのCD、再結成ライブ、どれも存在すら知りませんでした。
情報って本当に重要ですね(泣
Too late to turn back な状況に Go insane になりそうです。

僕にとって厚美さんはリック・ウェイクマンの次に好きなキーボーディストですが、彼と戦える個性・技術のある人見と山本がいたからこそ彼が輝いたんだと思います。
僕も厚美曲の方が好きですが(Mask of flesh がフェイバリットで、完璧に計算された構成に、初めて聞いたときは開いた口がふさがりませんでした)なんだかんだ言って山本の曲もいいですしね。

とりあえずSomwhere in the Disc Union にあるであろうMoon Dancerを血眼になって探してみたいと思います。

まとめてお返事

>学生メタラーさん
まあ、ライヴのチケット代は学生にとっては結構大きいですからね…(学生メタラーさんがお金持ちであれば別ですが)。

PRETTY MAIDS…たしかに「Shot In The Dark」のようなメタル色の強い楽曲は通じるものがあるかもしれませんね。
PRETTY MAIDSの方がメタル色が強いですが。

現代の方が当時より国際的な活動はしやすい環境はできていると思うので、日本のバンドが活躍してくれるといいですね。


>マジンガーZZさん
おお!行かれたとは羨ましい(翌朝の会議は羨ましくありませんが:笑)。
静岡からの遠征(というほどでもないかもしれませんが)お疲れ様です。

高校教師が茶髪でいいのかという点はともかく(笑)、衰えのないパフォーマンスと言われるとやはり観たかったですね~。

しかし「来年」とはまた思わせぶりですね~。期待していいんでしょうか…。


>伊豆さん
情報は知っていても結局聴けない&行けないでは意味がありませんけどね(苦笑)。

「Mask Of Flesh」がお好きであればMOON DANCERはオススメできますが、今となっては結構レアかも…。
少なくともかなりのプレミア価格になっていることは覚悟の上、お求めください。

Bowwow→Vowwow→Bowwowという変遷ですが、現在も活動してますよ。
山本、斎藤、新美という布陣ですが。
イギリスのミュージシャンユニオンに認められて加入していたりKISSの前座とかエアロアスミスの初来日時の前座とかハノイ・ロックスとのイギリスツアーとか栄光?はありますよ。
人見先生はもう現役から退きすぎて昔ほどの声量はありませんがその辺のPOPSのヴォーカルより十二分に上を行っているかと思います。
個人的には迷走しすぎるラウドネスよりも好きですね

>めんたいこさん

もちろん"B"の存在は知っています。Vowwow→Bowwowの間に存在したWILD FLAGさえも(私が山本恭司の存在を知ったときにはWILD FLAGでした)。

ただ、人見のパワフル・ヴォイスも厚見の華麗なKeyもない"B"は個人的には物足りないんですよね…。

名前が出てましたがPRETTY MAIDSのケンハマーはBOWWOW~VOWWOWの大ファンですよ

>通りもんさん

それは初耳でした。
日本のバンドが海外で評価されているというのを知るとやはり嬉しいですね。

たしかデヴィン・タウンゼントも彼らをリスペクトしているらしいです。
既に知っておられるかと思いますが・・・

>学生メタラーさん

それもまた初耳でした。
PRETTY MAIDSはともかく、もっとモダンなセンスの持ち主っぽいデヴィン・タウンゼントとは意外な線ですね。

人見さんは凄いヴォーカリストでしたね。よく覚えていますよ。実力のあるバンドでしたから、90年に解散した事を知った時には、本当に勿体無いな、と思ったものです。自分がライヴを観る前に解散してしまった事が、今でも残念に思います。海外で活躍していた頃のアルバムは、今、聴いても凄いですよね。残念なのは、このバンドは日本で過小評価されていた事ですね。本来であれば、もっと売れていてもいいバンドだったと思います。

>ランディさん

私は後追いなので彼らが当時過小評価されていたのかどうかわかりませんが、解散後は日本でトップレベルのHR/HMバンドだった、人見元基は日本最強のHR/HMシンガーだった、という評価を得ていたように思います。

非常にレベルの高いバンドでしたが、やや玄人受けだったのかもしれませんね。

Unisonicの新譜の記事を読んでたら、たまたま「このブログの注目記事」にVow Wowの名前が……(^^;💦個人的にタイムリーなのでちょっとコメント失礼します♪

実は昨年一昨年続けて山本恭司さんのソロのライブを見てまして、つい先日もライブを拝見。今も精力的に活動されていてホントにスゴいお方です(^^)ソロライブの時はオケbackに一人アンサンブルなども交えながら弾くことが多いようなのですが、今回は川口千里ちゃんのバンドをbackに弾きまくっておられました。私も少しギターをかじっているのですが、恭司さんがギターで奏でるフレージングや音そのものがとても素晴らしく、ギター一本でこれだけ人を感動させちゃうことが出来るんだな、と毎回呆然自失で恭司ワールドにどっぷり浸かっております(*^^*)特に今回はバンドbackだったからか、去年までよりも更に凄みを感じました。

厚見さんとはたまに一緒に仕事しているようですし、Bow Wowの方は遠からずまた新譜が出ると思われますが、またVow Wowの方も何かアクションがあれば良いなぁと思っておりまする。(でもソロも良いですよ。ライブは超お勧めです(^-^)マジ。)

>Zeppさん

山本恭司さんのファンなのですね。
テクはともかくトーンについては日本を代表するHR/HMギタリストの一人だと思っていますが、生で観たことがないのが残念です。

BOW WOWやソロにはあまり親しみがないので、できればもう一度「V」をやってほしいのですが…。