BURRN!11年3月号の感想

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表紙はCHILDREN OF BODOMのアレキシ・ライホ。

BURRN!の表紙って基本的に抽象的な背景に真正面からの芸の無い「寄り」の写真が多くて、まあある意味それが個性にもなっているわけですが、こういうロケっぽい写真の方がカッコいいですね。

表紙アーティストゆえ当然ながら巻頭特集はCOBで、全メンバーに対する個別インタビューから、ニュー・アルバムの全曲解説、1作に1ページを割いた贅沢なディスコグラフィーなど、充実した内容。

全来日公演のセットリストが載っている来日記録も貴重ですね。私はLOUD PARKを含めて結構彼らのライヴを観に行っていますが、就職活動とバッティングして泣く泣く友人にチケットを譲ったり(友人に言わせるとそのときが彼らのベスト・パフォーマンスだったらしい2001年の来日公演)、わざわざ名古屋まで夜行バスで「遠征」してみたらまさかのキャンセル…という人生でも屈指のネタを作ってしまった03年の来日など、彼らには思い出がいっぱいです。大人の階段のぼらせていただきました。

「よくわかるCOB基礎知識 and トリビア」もファンなら楽しめること間違いなし。しかしキンバリーってドコ行っちゃったんスかねぇ~。一時はBURRN!にコラムまで持ってたのに…。

続く「北欧エクストリーム・メタル研究」も、しぶとく今月号も続いている「LAメタルの真実」より意味のある企画ではないでしょうか。90年代以降、HR/HMというジャンルがある程度先鋭的な存在であり続けることができたのはこうした北欧のアンダーグラウンド・シーンがあってこそだと思います。

しかし一方で、BURRN!のメイン購買層にとっては「LAメタルの真実」の方が興味深い内容なのかもしれませんが(苦笑)。

「WACKEN」や「DOWNLORD」といった海外の大規模フェスさえ一切レポしないBURRN!が「FIREFEST」をレポしている意味がよくわからないものの、これはメロハー・マニアには垂涎のイベントですね~。

RECKLESS LOVEにCRAZY LIXX、H.E.A.T.といった有望な若手からBONFIREやDARE、STAGE DOLLSといったもはやベテランといっていいバンド、そしてテリー・ブロックをフィーチュアしたSTRANGEWAYSなんてレアなバンドが続々登場して、しかもPRETTY MAIDSとNELSONまで観れるとは…これ日本でもやってくんないかな。無理か(苦笑)。

ゼロ・コーポレーション世代の私にとっては、SHOTGUN SYMPHONYが未だに存在していたことにビックリですわ。

とりあえずTURISASがカラー6ページ、HIBRIAがカラー4ページという扱いはこの雑誌としては結構頑張ったんじゃないですかね。
以前に比べると明らかにこの手のバンドの扱いが改善されていて、一応この雑誌なりに「若返り」を図っているということは感じられます。

大野記者の趣味であろうことは明らかながらGLAMOUR OF THE KILLなんてポッと出の新人にカラー3ページが割かれていたり、前田記者の趣味であろうことは明らかながらDIR EN GRAYにカラー5ページが割かれていたり、その辺も記者の嗜好に依存したものであるとはいえ、誌面刷新への前向きな努力として評価したいと思っています。

何だかんだ言ってBURRN!の変革なくして日本におけるHR/HMマーケットの若返り/活性化は難しいと思っているので。

ALDIOUSがポスター(カレンダー)に抜擢されたことも(一部で)話題ですが、かなり安っぽいですね…。
その安っぽさも彼女らの個性と言ってしまえばそれまでですが、メンバーの位置取りをちょっと工夫するだけでだいぶマシな写真になると思うんですけどねえ…。

◆発行元であるシンコーミュージックのWebサイト
http://www.shinko-music.co.jp/main/ProductDetail.do?pid=2175011103
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コメント

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今月は何をおいても・・・

10年ぶりの新作を出すVOLCANOが楽しみですね!
新曲試聴しましたが、1stの頃のアグレッションが戻ってきてる感じです。
本当に今年は国産メタルが充実した年になりそうですね。
表紙のアレキシもカッコいいです。巻頭特集でヘンカが上流階級のおぼっちゃまだと聞いてかなり驚きました。音楽性やルックスとのギャップがすごい(笑)
それにしても、これだけ特集組んでおいて肝心の内容でスベったらどうするんだ・・・。

今月発売の輸入盤ですが、EMERALD SUNの「Planet Metal」という曲が良い感じです。
SYMFONIAのジャケは今年のベストカバーかもしれません(早)

自分含めゼロ・コーポレーション世代の人達にとっては
今月号のTENのゲイリー・ヒューズ見ると時代を感じずにはいられませんね。
(自分も他人の事大して言えなくなりつつありますが)
H.E.A.T.はヴォーカル交代はルックス面ではとりあえず成功してるかと。

チルボドはレビュー読む限り前作と大差無い感じですが、
聴いた上で判断したいと思います。

先月買った中ではRAUNCHYが一番の当たりだったので、
今月DEADLOCKやDARKEST HOURも購入検討中です。

やっぱりアレキシ・ライホはカッコいいですね~
僕にとって初めて聴いたデスメタル(というかメロデスしか聴かないですが^^;)がCOBやったんで、やっぱり思い入れもあります。
なので本家サイトで、『FOLLOW THE REAPER』が最高得点を得ている事に歓喜してたことも思い出しちゃいました^^
今度の新作がアレキシ曰く、『HATE CREW DEATHROLL』を作った時と同じくらいの手ごたえって言ってた気がしたので今から楽しみです^^

COBの新作は楽しみですねー。
初めてライブに行ったのは ハルフォードかファイトと
一緒に来たときですが、歌って、リードギター弾いて、MCもして、
なんだかすごいよ!と思いました。

2008以来のライブ参戦なので、今回の来日公演も気合い入れていきます。

あと、BURRN!の中で、ホワイトスネイクの新作の広告も出てたので、個人的に楽しみです。

キンバリーの話で思ったのですが、コラムの顔ぶれを見直してくれるといいのになあ、と。

亀和田、金子、吉田の三氏はいい大人なのにどこか幼稚で、特に専門性もない同じような内容の繰り返しに思えますし、瀬上氏のウェブサイト(のurl)紹介のページも、インターネット環境がすっかり浸透した今の時代に必要性をあまり感じません。

フォグリオ氏のコラムは、興味深い裏話もある一方で悪趣味だなあと思うこともしばしば(そこが売りのコラムなのだとも思いますが)。

編集長が交代でもしない限り、コラムやコーナーの構成がガラッと変わることは無いんですかね。

まとめてお返事

>学生メタラーさん
> それにしても、これだけ特集組んでおいて肝心の内容でスベったらどうするんだ・・・。

まったくですね(笑)。レビューを読む限り最高傑作になるとは思えないだけに、私も同じことを思ってしまいました。

VOLCANOは何せ10年ぶりだけに期待半分・不安半分ですね…。


>ロンサムさん
お、ロンサムさんも「ゼロ・コーポレーション世代」ですか(笑)。
H.E.A.T.の新Voは流行りの「アイドル発掘番組」出身らしく華がありますが、あまりHR/HMのヴォーカリストっぽくないですね(笑)。

RAUNCHY良かったですか。ちょっと気になってるんですよね。


>yu-kiさん
私はもうアーティストの「自画自賛」は全く信じていないので、あまり過剰な期待はしないことにしています(笑)。

「HATE CREW DEATHROLL」は、あの時期だからこそ出せた奇跡のアルバムだと思っているので、むしろ「FOLLOW THE REAPER」の頃のようにメロディやフレーズを練り込んでほしいですね、個人的には。


>KYさん
HALFORDの前座のときですね。私も観に行きました。
COBで燃え尽きて、HALFORDは座って観るか…と思っていた所に「PAINKILLER」で叩き起こされた思い出があります(笑)。

WHITESNAKEは私も楽しみですが、ひと足先に輸入盤を聴いた方によると微妙との噂…。


>OBさん
正直BURRN!にはコラムなんぞを継続させることに手間とコストをかけるくらいならWeb版を作るとか、海外フェスの取材をするとか、もっと「本業」の部分で頑張ってもらいたいと思ってます(苦笑)。

シャリー・フォグリオ氏のコラムが悪趣味というのは同感です。
たぶんこのコラムを楽しく読める人が「LAメタルの真実」を愛読しているのでしょうね(笑)。

広瀬氏が92点も付けてくると、かえって購入意欲が失せてくるのは、今までの「釣り」レビューが原因なんでしょうか。
正直言って、前作が微妙だったCOBの新作よりも、作曲能力の高めなSERENITYや安定感抜群のUNLEASHEDの新作の方に興味がありますね(笑)

記事に関係無いコメントですみません。
B'zの松本さんがグラミー賞を獲得したみたいです。

COBは個人的にあまり興味ないので、今月号は立ち読みですませました(笑)。

WHITESNAKEの新作は「楽しみ!」・・・・と言いたいのですが、今作もレブ・ビーチが作曲に関与していないようなので購入はよく検討します。
私は前作があまりピンとこなかったので・・・・。
どうしてカヴァデールはレブを作曲に参加させないかな~(まあレブの書く曲がWSに合うかどうかは聴いてみない事にはわからないけど)。

リレントレス、レックレス・フォーエヴァー

相変わらず、ユニバーサルの国内盤は高いですね~。

自分はAmazonにてDVD付きの輸入盤を予約したのですが、国内盤との差額が1200円っていうのはちょっとマズイんじゃないでしょうか(苦笑)。
「フォトブック・エディション」の定価7200円っていうのもまた凄いですね(笑)。

大ティモ「お互い成長したし、、、特に俺がね」

BURRNの中にあるバックナンバー集を見ても、今回の号がここ何年で一番良かった気がします、雑誌に優劣をつけるのはどうかとは思いますが。表紙も、エクストリーム特集も個人的につぼ。
確かに「若返り」を図っているということは感じられますね。
気になるのは編集記者全員のアナログ臭です。私の仕事や生活環境にもよると思うのですが、NGP、Xperia PLAY、android等、スマホ全盛の時代に、わざとなのか、妙に古臭い編集後記。「若返り」との対照。
新譜ではデストラクション、ソドム、チルボド、デッドロック辺りが楽しみです。セレニティーのジャケが過去2作に比べてなんかダサイ気が。プログレ臭のしないB級メロパワみたいな感じ。シレニア、BB、チュリサスにも期待。
どうでもいいことかもしれませんが、以前私がコメントし、絶賛したニーアのゲーム音楽が
サウンドトラック・オブ・ザ・イヤーを獲得したようです。
http://sky.ap.teacup.com/helen/1704.html
http://www.youtube.com/watch?v=-NBsCgXt2HE&playnext=1&list=PL41D50459CD7D5DE4
amazonの評価もかなりの高評価です。
最近リレントレスって響きをよく聞く、一時期のグレースみたいに。

まとめてお返事2

>cthuさん
広瀬氏は95点以上を連発し過ぎて、92点くらいじゃ凡作なんじゃないか? と思ってしまいますね(苦笑)。まさに点数インフレ。
実は私も下り坂気味な(?)COBより、サンプルが好感触だったSERENITYに期待しています。


>名も無きメタラーさん
ラリー・カールトンとのコラボ・アルバムですね。
どうせならB'zでグラミーを獲ってほしかった所ですが(笑)、同じ日本人として誇らしいですね。


>ジンさん
あまり私はWINGERに強い個性を感じていないので、レブの書く曲を歌うカヴァデールってのがイメージわかないのですが、ダグの曲を歌うより目新しい仕上がりになるんじゃないかという気もしますね。


>名も無きメタラーさん
ユニバーサルの通常盤は2,500円ですから、2,700円のキングやAVALONより安いと思いますが、今の円高には抗すべくもありませんね(苦笑)。

フォトブックエディション…まあ、こういう企画が通るってことは人気があるということで、めでたいことなんじゃないでしょうか。


>フィンさん
ティモ・トルキのあのセリフは「どこから突っ込んでいいかわからない」セリフの典型ですね(苦笑)。

B!の編集部の方々がアナログなことは同感ですが、あの編集後記のスタイルはある意味ツイートの先駆けでは?(笑)

●3●<リレントレス、って単語を日本人に教えたのは俺だ。

元信者参上(笑)

いつもBURRN!!は気に入っているバンドのinterviewとALBUM reviewをさらっと立ち読みで済ませるのですが、今月号は久し振りに読み応えが有りました。

表紙も若いアレキシ・ライホですし、COBも興味が有りましたので色々と参考になったかな。

COBは3rdの「FOLLOW THE REAPER」が一番。

ネオクラシカル+デスメタルの衝撃に打ちのめされちゃいましたよ。

今更ながらLAメタルを振り替えらなくても良いんじゃないですか。

編集部は付いてこれる若い読者がどれ程存在すると思っているのでしょうか?

ゼロ・コーポレーション世代の私としては、STEVEN ANDERSONの行方が知りたい。

1回BURRN!!のポスターにもなった位なのに...。

奴の哀愁溢れるネオクラシカルギターといったらそれはもう美味!

是非ともROYAL HUNTに入って奏でて欲しいっすよ。

「北欧エクストリームメタル研究」は非常にありがたかったです。僕にとってメタル黄金期はドゥーム=ゴシックやメロデス/ブラックが成立しつつある90年代(トニー・マーティンがマイクを握ったBLACK SABBATHもあるか)だったので、ああ、これだよなあ、と思うものがありました。
 TURISASに関しては、ジャケットを見ただけで感動しました。サンプリング込みとはいえオケを使っているとのことだし、結構期待しています。あと、ヴァンスカの息子が参加、というのも、世界は狭いな、とも(笑)

SHOTGUN SYMPHONYの名前を十数年ぶりに見ました(笑)。
アルバムを買うかどうか迷っているうちに、ゼロが消滅してしまったんですよね・・・。

現在は、前作が微妙だったBLOODBOUNDの新作を買うかどうか迷っています。

>ゆうていさん

COBは2ndも4thも異なる意味で名盤ですが、私も個人的には3rdがベストだと思っています。

B!は、若い読者があんまり付いてきていないからこそLAメタルを振り返ってオールド・ファンをつなぎとめる必要があるんじゃないですかね(苦笑)。

スティーヴン・アンダーソン、懐かしいですね。私もアルバム持ってます。歌ものバンドのギタリストとしての力量は不明ですが…。
しかしやはりゆうていさんも「ゼロ・コーポレーション世代」なんですね(笑)。

>Harvestさん

SHOTGUN SYMPHONYの名前を見たのは私も10数年ぶりですね(笑)。

BLOODBOUNDの新作は、メンバーが「前作がああいうヘヴィな作風になったのは脱退したアーバン・ブリードのせいだ」と言っていたので、元のメロディアスな作風に戻っていることを期待して買ってみようと思っています。

ブログ始められたんですね。
Harvestさんはかなり音楽に詳しそうですから、興味深い内容になりそうですね。

いつも楽しく拝見しています。
adoreさん含め、「新情報・知識・分析・嗜好などがほどよく混在した ありがたく かつ なじみやすいたサイト」が増えてくると、雑誌屋さんやライターさんはたいへんだなぁ~と思います。

Burrn!は 「HMの総合誌」であり「LAメタル(とNWOBHM)が創刊のきっかけだった」と思っています。

「総合誌」である以上、いろんな特集・記事があるこてとは健全なことです。また読み応え・バランス感・その他もろもろがあったからこそ、ここまで続いているのでしょう。

「LAメタル特集」はオールドファンが喜ぶのはもっともですが、「80年代回帰サウンド」「大御所復活作が概ね高評価」といった最近の現象に対する歴史的資料としての意味合いもありますね。

あと、広瀬編集長ですね。
編集長が強権を振るうのはまぁ当然なのですが(苦笑)、ここ1~2年「レビュー評価のインフレ」が常態化してしまいましたね。
若者の雑誌離れやらCDが売れないやらマイナス要素ばかりの音楽雑誌制作の現場で、意図的なのかヤケクソなのか。。。

あ、ゲイリーのレビュー、楽しみにしています(笑)。

>B!創刊時は高校1年生 さん

私より10歳くらい年長の先輩ですね。はじめまして。

私の書く文章は「素人の感想文」に過ぎませんが、もっとネット上でB!を脅かすような影響力のあるサイトなどが出てくると、B!にもいい刺激になると思うんですけどね。

「LAメタルの真実」はたぶん、というか確実にオールドファン向けの内容だと思います。
もし最近の「80年代回帰サウンド」に興味を持つ若者に向けての特集であるなら、そういうバンドのメンバーの推薦盤とか、定番の名作アルバムを紹介するはずだと思いますので…。

広瀬編集長の点数インフレはレビューの、ひいては雑誌の信用を落とすだけだと思うのでやめてもらいたいですよね。
B!が権威を落とすだけならまだしも、「98点でもこの程度か。HR/HMって大したことないんだな」などと思われるようになったら目も当てられませんので…(苦笑)。

ゲイリーのレビューはご期待に沿えるかどうか…。
リアルタイムを知らない若造の戯言としてさらっと読み流していただけると幸いです。

ZERO愛してるぜ!!

家のCDラックの何割かを、ZEROのロゴが占めたことも有りました(笑)。

ZEROコーポレーション、復活してくんないかな?

テイチクやポニーキャニオンやマーキー/ベル・アンティークやビクタ-エンタテインメントや東芝EMI、ついでにロードランナ-も好きだけど、お前が1番好きなんだ(笑)。

そうそう、D.カヴァディールはJ.サイクスと組んで、サーペンス・アルバスみたいな奴を創るべきだと思います。

J.サイクスも、もしカヴァディールと組めないと仰せられるのなら、このまま埋もれるよりもMR.BIG再結成に便乗して(笑)、ブルーマーダーを復活させるべきではないでしょうか!!

>ゆうていさん

ZEROコーポレーションのCDは背表紙?がどれも同じなので存在感がありましたね(笑)。

無知な店員がいるCDショップではゼロから出ている全てのCDが「せ」、あるいは「Z」のコーナーに入れられていたとか…(苦笑)。

今思うとB級な作品ばかりでしたが、妙に思い入れを誘うレーベルでしたね。