TRIBUZY / EXECUTION (2005)

tribuzy01.jpg

PASTOREを聴いていて、ブラジル出身で、シンガーの姓がバンド名になっているバンドって他にもあったな、と思い出してCDラックから引っ張り出したのがこのアルバム。

本作はアンドレ・マトス脱退後のANGRAにおける後任候補の一人だったという噂のあるレナート・トリビュジー(元THOTEN)のソロ・プロジェクト(バンド?)のデビュー・アルバム。

音楽性は正統派のパワー・メタルで、ちょっとプログレ・メタル風の部分もあり、ブラジルのバンドということで期待される、ANGRAのようなメロディック・パワー・メタル的な愛想の良さは薄い、硬派な(地味な?)サウンド。

しかし、音楽性云々もさることながら、本作はとにかくゲストのメンツが凄い。

THOTENのアルバムの制作にも関わっていたキコ・ルーレイロ(G:ANGRA)はほぼレギュラー・メンバーの如く大半の曲のソロを弾いており、#5にはマイケル・キスク(Vo:元HELLOWEEN)、同じく#5および#6にはローランド・グラポウ(G:元HELLOWEEN~MASTERPLAN)がゲスト参加。

#7「Nature Of Evil」はSINNERのカヴァーで、「本人」であるマット・シナー(SINNER, PRIMAL FEAR)とのデュエットを聴かせる(ラルフ・シーパースも参加)。

極めつけは#9における超大物、ブルース・ディッキンソン(Vo:IRON MAIDEN)とのデュエットで、しかもギターはなんとロイ・Zとキコ・ルーレイロのツイン・ギターである。全くもって豪華極まりない。AVANTASIAもビックリだ。

そしてもっと凄いのが、これらのメンツをほぼ全員(マイケル・キスク以外)ブラジルに集めてライヴを行ない、ライヴ・アルバムまで制作してしまったという事実。絶対コイツ、どっかの財閥のドラ息子だ…と思いましたね(笑)。

Voもちょっと線は細いもののそこそこ上手いし、曲もまずまずだけど、どう考えても「凄い」というレベルではないだけに、ゲスト全員のギャラを支払ってなお充分な利益が残るほど売れるとは思えないもん。

そもそもリリース元も「Art Records」なる聞いたこともないレーベルで(自主レーベル?)、普通に考えればこんな豪華ゲストを呼べるほどの制作費が出せるはずがない。

ゲストの豪華さという目くらましに惑わされずに聴くと、ギター・リフや歌メロにフックが足りないかな、という感じ。

ちなみにミックスはANGRAでおなじみ、デニス・ワード(PINK CREAM69)が担当している。【80点】

◆TRIBUZYのMySpace
http://www.myspace.com/tribuzyband


スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

印象薄い。。。

私はほぼ豪華ゲスト陣に釣られる形で購入したのですが、正直あまり印象にないアルバムです。。。

こんなメンツを集められるのはどんな天才か、と少し期待していたのですが、さほど凄くもなく若干拍子抜けしました。
全体的に悪くはないんですけどね~。

彼自身はメタルオペラ SOUL SPELLの一作目に参加していましたが、二作目には不参加でした。その後どうしているんでしょうかね?

>クラウザーさん

私も久々に聴き返しましたが、全く印象に残っていませんでした(笑)。
おっしゃる通り、別に悪くはないんですが…。

レナート・トリビュジー氏は最近音沙汰がありませんが、Twitterなどでは盛んに呟いているようでしたので(ポルトガル語なので読めませんが)、お元気なのだろうと思います。

やっぱり特に何もしてなくても生活に困らないような家の生まれなのではないかとあらためて思いましたね(笑)。