BURRN!11年5月号の感想

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表紙はニッキー・シックス。
MOTLEY CRUEとしてならわかるんですが、SIXX:A.M.で表紙って…。
そんなに人気あるとは思えないんですが。

いやまあ、ニッキーが表紙だととりあえず手に取ってみる、というような人たちがこの雑誌の購買層のメインなのかもしれませんがね…。

表紙をめくると、ward recordsなる謎の輸入販売業者によるWHITESNAKEの過去映像&音源で久々の表2見開き広告。
1990年のライヴDVD&CD、こういうのを求める人が今でもやっぱりこの雑誌の購買層の中心なんですかねぇ…。

巻頭のニッキーのインタビューで「俺は今の時代に子供だったらイヤだっただろうと思うよ。90年代、2000年代の音楽に影響を受けて育つなんてさ」てなことを言っているのを読んで、私は「ああ、ニッキーも遂に完全にオヤジになっちゃったんだな」と思いましたね。

大丈夫、誰もあなた方のことをイマドキのバンドだなんて思ってないから。

その後STONE SOURのコリィ・テイラーとMURDERDOLLSのジョーイ・ジョーディソンによるSLIPKNOTタイム。

そして関連ミュージシャンからの追悼文、バイオグラフィー、編集部員のコメントによって構成されたゲイリー・ムーアの追悼特集。やっぱりこの雑誌的にはゲイリーは90年で終わってしまった人だったんですね…。まあ、私にとってもほぼ同様ですが。

その他のインタビューはGHOSTのものが格段に面白い。こりゃ久々にネタバンドが出てきたって感じ。
「我々はある有機的組織体からの任務を受けて活動している」って、マジでやってるならドン引きですが、インタビューの端々に「理性」が垣間見えるので安心して楽しめる(笑)。

インタビューの後に付いてくる「オカルト・ロック」決定盤なる奥野記者お得意のオタク知識ひけらかし企画は蛇足な気がしますが。私は7つしか知りません。

私も観に行ったHELLOWEEN&STRATOVARIUSの来日公演レポートは割とあっさり目だが、その後のアンディ・デリスとティモ・コティペルトの同時インタビューは、ちょっとプライベートな話も出てきてファンにとっては結構面白い。

ティモ・コティペルトが「ELYSIUM」より「VISIONS」や「EPISODE」の方を好んでいると思われるくだりなどは、今後のSTRATOVARIUSがよりプログレッシヴな方向に向かっていくことを否定するものかな、と思いましたが、どうなんでしょう。

アンディがDIR EN GREYの話題を出したのは日本の読者に対する一種のサービスかもしれないけど、その音楽に対する感想はいかにもメタラーらしいもので、きっとBURRN!誌やこのブログを定期的に読んでいる方には理解しやすいコメントだったんじゃないでしょうか。

編集者の「今月のおすすめ」、広瀬編集長はすっかり表2見開きを出稿してくれたワード・レコーズのセールスマンと化していて苦笑。

藤木記者が同コーナーで語る、トミー・ハート(FAIR WARNING)が今回の震災で被災した人たちに対してドイツで暮らせる所を探すのを手伝ってもいい、と申し出てくれたというエピソードは感動的ですね。

一方でアレックス・バンド(元CALLING)のソロ・アルバムについて記事を書こうとしたら日本のレコード会社(EMIミュージック)に「特にBURRN!に記事を書いてもらう必要はナシ」と言われたという話は随分身も蓋もない話で…。

AMON AMARTHがカラーで3ページも取り上げられる日が来るとは…という感銘を受けつつ(THE HAUNTEDのカラー5ページも驚きですが)、DIMMU BORGIRのライヴはとても楽しそうで、行きたかったなあ、と。

重箱の隅かもしれませんが、VOLCANOのインタビュー・ページにおける「DISCOGRAPHY」は「やっちまったな」という感じ。

なんか最近こういう凡ミスが目立つような気がするのは気のせいでしょうか。
まあ、震災の影響ということにしておきましょうか(苦笑)。

ALDIOUSの写真は、いくらなんでもPhotoshop加工があからさま過ぎでしょう(笑)。風俗店か。

クロス・レビューはDINAZTYなる、恐らく大多数のHR/HMファンにとって「誰?」な感じの、スウェーデンの若手バンドが異例の抜擢。
んー、ジャケットからして売れると思えないのは私だけ…?

そしてそんな抜擢もやむなし、というほど今月は新作リリースが小粒。
まあ、たまにはそういう月があっても(聴き手のフトコロ事情や時間的には)いいんじゃないですかね。

ずっとこうだと困りますが…。

◆発行元であるシンコー・ミュージックのWebサイト
http://www.shinko-music.co.jp/main/ProductDetail.do?pid=2175011105
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コメント

非公開コメント

アンディと小ティモの対談は面白かったですね!
「POWER」をやらなかった秘密とか(笑)
僕はぜひ演奏して欲しかったんですけどね。

ALDIOUSは僕も同じ事を思いました(^^)

来月はARCH ENEMYとIN FLAMESがあるので、
かなり楽しみです(*^_^*)

AMON~の焔の巨人SURTURは『edda』に出てくるんだけど、、、どうでもいいか

私もクロス・レビューのDINAZTYには正直驚きました。
同じスウェーデンでもAMON~、SCAR~のほうが、個人的には良かったです(まぁ難しいかな)。
買いたいゲームソフトと接待(でも営業部ではない)やらがあるので新作リリースが小粒なのは確かに嬉しいですが、上記2作品の他にDEICIDE、DEFAILED、LEAVES~、OBSCURA等注目、しかし取捨選択になるかと。DREAMTALEとENBOUND、BOREALIS(は結構期待してます)辺りは購入予定。今回は事前に敢えて視聴しないで、実際に聴くまでの楽しみにしようかなと思っています。
ALDIOUSの新作は良かったですね、特にジャケの胸が、、、
PROTEST THE HEROは一曲目からかなり惹きこまれました、疾走感とプログレのバランスがなかなか。
メタルと神話等との親和性がなければ、ここまでメタルを聴くことは無かったかもしれないです。

>珍獣メガネコアラさん

アンディとコティペルトのインタビューはファンにとってはかなり楽しめるものでしたね。
思ったより普通に仲良さそうなのもよかったです。まあ二人ともいい大人ですから当然といえば当然かもしれませんが。

今月は新譜リリース的には「谷間」の月ですが、ARCH ENEMYやIN FLAMESが控えていることを考えると「嵐の前の静けさ」なのかもしれませんね。

>フィンさん

DINAZTYにとってはこの「リリースサイクルの谷間」はある意味チャンスですね。
個人的にはBOREALISとPRIVATE LINEはちょっと興味がありますが、買うかどうかは気分次第、って所。

PROTEST THE HEROは前作の方がインパクトはありましたが、新作の方がメタラー的には聴きやすいかもですね。

神話との親和性…。

UNITEDが心配

5月・6月が話題作ラッシュなんで休息月は有難いです(笑)
今月はUNITEDの新作が気になる所ですが、YouTubeにアップされている「Fight Fear Kill」のPVを見てびっくり。アメリカ人(特に過激派の方々)を刺激しそうな内容で心配。
曲が良いだけに・・・
あとレビューには無かったのですがジブリのメロデスカヴァーアルバム「PRINCESS GHIBLI」が気になります。日本の同人音楽かと思ったらDISARMONIA MUNDIのエットレ氏プロデュースで、同バンドやBLOOD STAIN CHILD、DESTRAGEなどが参加する本格的なものですね。明日13日発売です。
BLOOD STAIN CHILDの新作タイトルは「ε(イプシロン)」で6月15日発売だそうです。

こんばんは。
WHITESNAKEのライヴアルバムのリリース元は、ワーナーではなくて
「ward records」という所になっていますが、
これは、ワーナーの子会社か何かなのでしょうか?
最近ではLOADEDの限定盤なんかも手掛けているようですが…。

新譜も買いたいが、過去の名盤も聴いておきたいジレンマ

に、悩んでます。お金もないし、でも聴いとかないとメタル話できませんし(悩)

最近発売のだと、Destruction、Vicious Rumors、Lazarus A D、Ralfのソロ、UNITEDを買おうかと検討してます。
Liv Moon,Bulletを最近買いました。まだVolcanoが今年トップですね。

Aldiousの写真、今月だけで判断するならトキさん指名でお願いします(笑)


こちらのコメント欄で知ったのですがMANOWARのドラマー亡くなったんですか?MANOWAR大好きなのでショックです。今日知ったんですけど(苦笑)

まさかの別プロジェクト同士によるSLIP KNOTタイムには、それだけで爆笑ものでしたw

前のエントリーでもコメントしましたが、やっぱりStratovariusは分かりやすくても、もっとシンプルな方が良いなって思ってしまいます^^;
ちなみにDIR EN GREYですよ~、このバンドの綴りでは

どんどんB!の感想が捻くれてきてますね。
性格の悪さが滲み出てる。

くだらない感想文 書き直し!

サラリーマンの趣味のブログだからムキになるなよ、馬~鹿

まとめてお返事

>学生メタラーさん
UNITEDのPV、確かに物議を醸しそうな内容ですね。
フロントマンはアメリカにイラクから救ってもらったクウェートの方なのに、やはりアラブ人としてはアメリカ人を好きになれないんでしょうかね。

私はBSCのファンなので当然(?)「PRINCESS GHIBLI」は本日即買いしました。まさに今聴いてます。


>marochikuwaさん
あ、ホントだ。ワーナーじゃないんですね。ただのいち輸入業者みたいですね。訂正しておきます。

しかしメジャー・レーベルでもないのに表2をしかも見開きで、とは大奮発ですね。そんなに儲かるんでしょうか。


>B13!さん
別に無理して買わなくても、メタル話はできるんじゃないですか?(笑)。むしろ買いすぎると話に付いていける友人が少なくなるのでは(笑)。

トキ嬢は人気があるみたいなので指名はなかなか大変そうですよ(笑)。


>yu-kiさん
今のSTRATOVARIUSにかつての「わかりやすさ」が加わったら最高なんですけどね。
DIR EN GREYのスペルミスご指摘ありがとうございます。直しておきます。


>名も無きメタラーさん
B!誌に対しては歪んだ愛情を表現することをこのブログのモットーというか、芸風にしております。


>Fuck off & to Fuck off
…何がしたいんでしょう?

また漂流民ですかね?
この雑誌は真っ直ぐではなく、斜めに読むのが正解です(笑)
教科書扱いしていた頃が懐かしい・・・

教科書扱いしようにもこの雑誌と最初から趣味が違いすぎていた自分が通ります(苦笑

最近、MACHINE HEADのよさを再確認できる機会があったんで、SLIPKNOT&MESHUGGAH出現以前のオルタナティヴ・メタル/グルーヴ・メタルが取り上げられてないか、友人の持ってるB!誌を調べてみたんですが……
まったくと言っていいほど取り上げてないですね(汗 友人の持ってるバックナンバーが偏ってるとも思えないし。

結局、今月の表紙の人と同じ意識の人が雑誌作ってるのかあ、と思うと、たぶん今後も教科書扱いすることはないんだろうと思います。「90~00年代以降のバンドを聴いて育った、不幸な」メタラーなもので^^;
ていうか、今になって新たに参入してくるメタラーって、ほとんどこの「不幸なメタラー」にカテゴライズされると思うんですが、この雑誌はそういう人たちが嫌いなんですかね?

個人的には、THE HAUNTEDのアンダース・ビョーラーのインタビューが掲載されているのが嬉しかったです。

文中の「これからはデジタルの時代だ。レコードはいらないよ」という彼の言葉が、同世代のマイケル・アモットとは考え方が違っていて、大変興味深かったです。

コメント:116

トキ嬢が人気みたいですが、私ならRami嬢を指名したいな(笑)。

あとDizzy Mizz LizzyのAlbum Reviewを見て、何だか懐かしい気分に浸りました。

まとめてお返事2

>学生メタラーさん
私も高校生の頃くらいまではB!が教科書のようなものでしたね。
別に斜に構えて読んでいるつもりはありませんが(流し読みという意味でのナナメ読みはしてますが:笑)、読み続けていると色々見えてくるものがあるもんです。


>cthuさん
B!誌はいわゆるNU METALはほとんど黙殺していましたよ。
きっとそれが「編集方針」だったのでしょう。

B!は「不幸なメタラー」が生まれないように90~00年代以降のバンドを聴かせないようにしたいんじゃないでしょうか。


>名も無きメタラーさん
HAUNTEDのインタビューもかなり充実してましたね。
たしかにその発言はマイケル・アモットとは好対照ですが、まあマイケルは厨二病をこじらせているようなものですから(笑)、アンダースの感覚の方が一般的でしょうね。それがいいことかどうかは一概に言えませんが。


>ゆうていさん
いや、何だかんだ言って一番人気はVoのRami嬢なんじゃないですかね。
ただ、トキ嬢には熱心なファンが付いていそうなイメージ(妄想)です(笑)。

DIZZY MIZZ LIZZY、デビュー・アルバムは私もよく聴きましたね。
「Glory」のリフは、よくギターを弾く前の指慣らしフレーズとして弾いていました。