STRATOVARIUS来日公演@クラブチッタ

行ってきました、STRATOVARIUS来日公演@CLUB CITTA'。

来月にLOUD PARKが控えているからかチケットの売れ行きが芳しくないという噂で、実際前々日の大阪、前日の名古屋と客の入りはイマイチだったという話もあり、ガラガラだったらどうしよう…とちょっと心配していました。

しかも本日は天気も悪く、当日券で入る人の足も鈍ってしまうのではないかという懸念もあった。

まあ、始まってみればフロア後方は余裕たっぷりだったものの、パッと見8割方は埋まっている感じで、とりあえずの格好はついていたかな…?

セットリストは以下の通り。

01.Destiny
02.Hunting High And Low
03.Speed Of Light
04.The Kiss of Judas
05.Deep Unknown
06.A Million Light Years Away
07.Legions
08.Winter Skies
09.Phoenix
10.Guitar/Bass Solo
11.Forever Is Today
12.Twilight Symphony
13.Higher We Go
14.Will My Soul Ever Rest In Peace?
15.Eagleheart
※アンコール
16.Forever
17.Father Time
18.Black Diamond

前のエントリーで書いた大阪のものに1曲、「Will My Soul Ever Rest In Peace?」が追加された形ですね。
しかし何でまたこんな渋い曲を…。同じ「Will~?」でも数か月前のロシア公演でやっていたという「Will the Sun Rise?」なら良かったのに。

まあ、ともあれ内容的にはかなり満足の行くライヴでした。

実は私が彼らのライヴを初めて観たのは「DESTINY」のツアーの時なので、今回の「Destiny」から始まるセットリストには結構グッと来るものがあります。

選曲全体としては前回の来日公演の方がちょっぴり良かった気もするけど、ニューアルバムからのチョイスも含め、妥当なものと言えるでしょう。

「Destiny」でいきなりドラマティックに盛り上げた後、間髪入れず彼らのキャッチー・サイドを代表する名曲「Hunting High And Low」になだれ込み、新加入のマティアス(G)を軽く紹介した後「Speed Of Light」を叩きつける。そしてラウリ(B)を軽く紹介しつつ、そのラウリのベースから始まる「The Kiss of Judas」へ…と、MCがダラダラせずテンポよく曲が繰り出されるライヴ運びというか、流れのスムーズさもいい感じ。

ただ、あまり浸透していない新曲「Deep Unknown」の後の「A Million Light Years Away」だけは、ちょっと中だるみしたかな?

まあ一応シングルになった曲ではあるし、曲名が世界中を回る彼らの「長いツアー」に掛けたMCのネタとして使いやすい、というのはあるのかもしれないけど、あまりライヴ映えするとも思えないのだが…海外では人気あるのかな?

とはいえそれ以外は特に問題を感じることもなかったし、特にアンコールの「Father Time」、「Black Diamond」の名曲疾走チューン2連発での盛り上げは素晴らしく、皆気持ちよく終われたのではないでしょうか。

最後のカーテンコールの前に、観客にフィンランド語で「1,2,3,4(ユ、カ、コ、ネ)」と叫ばせることには何の意味があったのかわかりませんが(苦笑)。

とりあえず実力者集団なので勿論演奏はバッチリでした。サウンドも大き過ぎずバランスもよく、各パートともよく聴き取れましたしね。

新加入のマティアスも、動きは少なめで佇まいは地味ながら、CDで聴かれる通り、かなり高いレベルの堅実な演奏を披露。ラウリ(B)との掛け合い形式で行われたソロ・タイムでもテクニシャンぶりを遺憾なく発揮していた。

そのラウリもよく主張するベースを弾いており、やはりソロではハーモニクスを使ったプレイからスラッピングまで、恐らくバンドの音楽ではあまり披露する機会のないテクニックを披露。ソロ・タイムのエンディングではイングヴェイの「Far Beyond The Sun」のイントロのフレーズで締めていました。

イェンス(Key)とヨルグ(Dr)についてはもはや「メタル殿堂入り」の方々なのでここであえて演奏についてあれこれ言うのも野暮というもの。

ただ、テクニシャンならではの「遊び」でレコーディング音源とは違うフレーズやフィルを入れてくることも多いので、「ライヴでもCDと完璧に同じように再現してほしい」というタイプの人にはルーズに感じられたかもしれませんが、それはライヴならではの「お楽しみ」と受け止めるべきでしょう。

そしてそんな充実した演奏陣をバックにしても、オーディエンスの目を一番引いたのは恐らくフロントマンであるティモ・コティペルトだったと思います。

MCもアクションも「お約束」っぽい感じではあるが、どうすれば観客が盛り上がるか、どう動けばカッコよく見えるかを幾多のライヴ経験からしっかり研究してきたことが明らかな、その完成度の高いパフォーマンスには男の私でも惚れぼれするね。
ティモが何回マイクを左右持ち替えたか、数えていた人がいたら教えてください(笑)。

歌も、一昨日、昨日と3連戦であるにもかかわらずちゃんと声が出ており、安定感は充分。
歌唱の説得力の薄さや声域の限界を、歌い回しの技術でうまくカバーしていて、この人は努力の人なんだろうなあ、という気がした。

歌唱者としてはともかく、少なくともフロントマンとしては既にブルース・ディッキンソンに次ぐ、メタル界でトップクラスの人材だと真剣に思います。

残念ながら会場の8割以上は男性だったが、結構女性が観てもカッコいいと思えるような気がするんですよね。もったいない。

特に弦楽器隊が若返って以来バンド全体のルックス偏差値も上がっていますし、次回はぜひ女性のオーディエンスにも来てもらいたいですね(笑)。


P.S.
もし、昨日のエントリーを見てこのライヴに足を運んでくださった方がいらっしゃったら、本当にありがとうございました。
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