AEROSMITH 来日公演 at 東京ドーム 2011/11/30

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思いつきでAEROSMITH来日公演を観て来ました。大ファンというわけでもないのにすみません。

いや、仕事ボリューム的に今日だったら抜け出せる! という状況だったんで、つい。
大ファンでもないのに「観てみたいな」と思わせるあたりが大物ってもんですよね。

今回は7年ぶりの来日で、次もまた7年後とかだとしたらスティーヴン・タイラーも70歳になっちゃうし、今回あたりがギリギリかな、と思ったのも観に行くことを決断した理由のひとつですね。

これまでの会場はどこも結構ガラガラで、招待券がかなり出回っているという噂も聞いていたので、当日券でもそこそこ良い席なんじゃないかと思って行ってみたら案の定1階スタンド席の真ん中くらいの列。

今まで東京ドームで観たライヴはX JAPAN、L'Arc-en-Ciel、B'z、マドンナといった所だが、某放送局のパーティにおけるビンゴゲームの賞品としてもらったB'zはアリーナ、某FM局の営業さんに取ってもらったマドンナは1階スタンド席真正面前方と悪くない席だったものの、自力でチケットを取ったX JAPANとラルクはチケット発売日に買って余裕の2階席後方でしたから、個人的には悪くない席という感覚。

開演ギリギリ前に買った当日券でこれくらいの席が取れるというだけあって、スタンドはガラガラ。
もちろんアリーナは満員て感じでしたが、スタンドは半分も埋まってなかったのでは。

とはいえそこはドーム、肉眼で観るメンバーの大きさはせいぜい親指サイズ(苦笑)。
ステージが広いこともあって、うっかりするとどこにどのメンバーがいるのかすぐに見失ってなってしまう。

必然的にかなりの時間モニターを見つめることになるわけですが、こういうのをライヴを観たと言えるのかどうかについては長年ちょっと疑問を感じています(苦笑)。しかも今回モニターも心なしか小さかった(苦笑)。

開演ギリギリにドームに着き、当日券を買ってから入ったので、会場に入った時点で開演時間である19時を少し回っていましたが、まだSEのレニー・クラヴィッツの「Are You Gonna Go My Way」が流れていました。

19時を15分くらい過ぎたあたりでようやく会場が暗転、しばらくしてからワーグナーの「ワルキューレの騎行」が鳴り響き、ショウがスタート。

ステージの内容はこと細かに書きませんが(よく見えなかったので/苦笑)、まあこのクラスのアーティストは良くて当然、貫禄のライヴでした。

東京ドームは基本的に音響はあまり良くない会場で、この夜もちょっとモコモコしていたのですが、スタンドであれくらい聴こえていたのであればアリーナでは結構マシな感じに聴こえていたのでは。

いやしかしスティーヴン・タイラー(Vo)はやっぱり凄いですね。
さすがにアクションこそ昔ほどにキレッキレではないものの、余裕の還暦超えにもかかわらずあの広いステージを常に動き回っている。

ロブ・ハルフォード(JUDAS PRIEST)なんてスティーヴンより若いのにスティーヴンの半分も動かないよ(笑)。

歌声も凄かったな。今でもあれだけ高音スクリームできるとは驚き。
今回ちょっとヨレて聴こえた箇所も若い頃は余裕で歌えてたんだろうなぁ。

アクションもね、ステージでどう動けば見栄えがするか、ってのがもうDNAレベルで刷り込まれてるとしか思えないね。
まさにフロントマンの鑑です。ただ、手足が長いから様になる動きで、日本人がそのまま真似しても同じくらいカッコよく見えるかは微妙な所ですが。

それでいて元々はドラマーだったというだけあって、ジョーイ・クレイマー(Dr)のドラムに上手く絡んでみたり、花道を降りて客席に飛び込んでみたりと、サービス精神旺盛なエンターテイナーである所も素晴らしい。

絡みと言えば、ライヴ中何度もジョー・ペリーと絡み、二人でひとつのマイクに向かって歌ったりするわけですが、スティーヴンとジョーが寄り添う姿はホント絵になる。

もし彼らが現在20代のピチピチの若手だったら、腐女子の描く同人BL作品の格好の餌食になったことでしょう(笑)。

とりあえずセットリストは以下の通り。

01.Draw the Line
02.Love in an Elevator
03.Toys in the Attic
04.Jaded
05.Janie's Got A Gun
06.Livin' on the Edge
07.Big 10 Inch
08.ドラム・ソロ
09.Lick And A Promise
10.Hangman Jury
11.What It Takes
12.Last Child
13.Boogie Man~Red House
14.Combination
15.No More No More
16.I Don't Want To Miss a Thing
17.Cryin'
18.Sweet Emotion

※以下アンコール:

19.Home Tonight~Dream On
20.Train Kept A-Rollin' (Tiny Bradshaw cover)
21.Walk This Way

代表曲を押さえつつ、適度に渋めの曲もちりばめて、全体的にはキャリアを総括したバランスの良いセットリストだったんじゃないですかね。

「Mama Kin」とか「Back In The Saddle」とか、「Dude」とか、「Eat The Rich」なんかも聴きたかったけど、まあキャリアの長いバンドにそんなこと言ってもキリがない。

ソロらしいソロがあったのはドラムのジョーイ・クレイマーだけで、割とシンプルな、ドラムソロ然としたドラムソロで休憩タイムかと思いきや、後半、文字通り身体を張ったドラミング、そして前述したスティーヴンとのドラム合奏でちゃんと盛り上がりを作っていた。

とはいえブラッド・ウィットフォード(G)は「Last Child」のイントロで、そしてトム・ハミルトン(B)は「Sweet Emotion」のイントロでそれぞれ大フィーチュアされていて、比較的地味なメンバーにもちゃんとスポットライトが当たっていたのはバンドらしくていいですね。

もちろんスティーヴンと並ぶスターであるジョー・ペリーはジミ・ヘンドリックスのカヴァーである「Red House」でヴォーカルも披露。

彼らのファンであることを公言しているSMAPの木村拓哉が来場していたらしく、アンコールではスティーヴンが映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」(観に行っちゃいました/照笑)で使われていた白いジャケットを着用、「Home Tonight」の冒頭で「タクヤー!」の掛け声と共にその「ヤマト」の主題歌だったスティーヴンのソロ、「Love Lives」をほんの少し歌ってみせていた。ホントにサービス精神旺盛ですね(笑)。

映画「アルマゲドン」の主題歌として抜群の知名度を誇る「I Don't Want To Miss a Thing」だけやたらと盛り上がっちゃったりするのかと思っていましたが、意外とそんなこともなく、むしろ「Dream On」が始まった瞬間の方が歓声が大きかった気がするのがちょっと不思議でした。

私の前にいた人なんてこの曲が始まったら座っちゃったし(笑)。そこまでして「硬派なファン」をアピールしなくてもいいのに(笑)。

一流アーティストと呼ばれるバンドのライヴを観るたびに思いますが、こういう「ワールド・クラス」のライヴを観ると、自分の中で「良いライヴとはどんなものか」という基準が洗練されていく感じがしますね。

ただ、東京国際フォーラムとか、もう少し小さい会場で観たかったというのが本音かな(笑)。

◆本日の公演のレポート記事
http://www.barks.jp/news/?id=1000075266

http://www.hotexpress.co.jp/news/111201_aerosmith/
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コメント

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話を聞いている(読んでいる)だけで、相当いいステージだったことがわかります。やはりワールドクラスのロックバンドはショウの見せかた一つとっても相当上手いのですね。愚弟は(にわかですが)Aerosmithファンで行きたがっていたので、当日券の入手が容易だったなら、行けばよかったですね。

> もし彼らが現在20代のピチピチの若手だったら、腐女子の描く同人BL作品の格好の餌食になったことでしょう(笑)。

日本のビジュアル系の手合いならなんとなくわかりますが、彼らみたいな典型的かつオーセンティックなロックバンドが、今昔の日本のオタク層への訴求力を持っているかどうかは、微妙ですね(苦笑い)。昔に比べて度合いは下がってきているとは思いますが、それでもロックンロールというのは異性愛を謳う音楽性を持っているので。

思いつきで行くなんて凄いですね。
また当日券が沢山余ってたなんて。
RHAPSODY OF FIREの来日来るかな~?って待ちに待ってんですけどね。そういうバンドほど意外と来ないみたいです。
最新作すげえ気に入ったのに。

私も行ってきました。

撮影した写真といい、参加した経緯(これを見逃すともう観れないかも&バンドというよりHR/HMが好きなのでやっぱ観ときたい)も同じですね(笑)ま、私は前売り券S席でadoreさんと似たような位置の席でしたが(どこが "S" なんだと)

楽曲は確かにEat The Rich, Back In The Saddle, Dude, Anglあたりも聴きたかったです。

しかしスティーヴン・タイラーは衰えませんね。
ロブ・ハルフォードはもう残念な感じだけによけい凄みを感じます。

お久しぶりです。

うらやましいです、やはりこのクラスのバンドになると特別ファンでなくとも見に行きたくなるのがいちロックファンの性ですよね。

ところで目下就活中なのですが、adoreさんからアドバイスの一つでもいただけると嬉しいです(笑)

まとめてお返事

>Endeさん
そうですね、やはりライヴに関してはアメリカの一流バンドは音楽性の好悪はあれ、さすがと言わせるものを持っている気がします。

AEROSMITH、ニューアルバムのツアーで来たときに絶対行った方がいいと弟さんにお伝えください。
最後になるかどうかはともかく、年齢的にこれから彼らのライヴがさらにパワーアップしていく可能性は現実的にはないと思うので、少しでも早く観たほうがいいと思います。

たしかにロックンロールはオタク受けしない音楽ですね。
ただ、そこに「男同士の絆」を見出せば妄想を加速できるのが腐女子というものだと思ってます(笑)。


>ストラディキャスターさん
思いつきといっても、元から「なんとなく観てみたいな」とは思っていましたし、東京ドームへは会社から30分もあれば到着できるので大した話ではありません(笑)。

RHAPSODY OF FIREはまるで来る気配がありませんね。
一度限りの来日公演を観に行っておいてよかったと心底思っています。


>naokiさん
みんなあそこで写真撮ってましたよね(笑)。
他にあんま撮るものがないというのもありますが。

当日券はS席のみの販売だったので、あの集客では似たような所になるのでしょうね。
事前に勢い込んで買った方の中には釈然としない人もいるかもしれませんが。

ロブ・ハルフォードもハイトーン自体はまだ瞬間風速的に出ていますが、スティーヴンは63歳であれだけ動きますから、やはり凄いですね。

>LAMPSさん

お久しぶりです。私の前の書き込みの直前に書き込まれましたね(笑)。
おっしゃる通りレジェンドクラスのバンドはやはり一度観てみたいと思ってしまいますね。

就職活動、このご時世では大変ですよね。
私も氷河期世代なので苦労しました。

ひょっとしたらLAMPSさんはどの企業でも採用したくなるような優秀な学生さんかもしれないのに私ごときがアドバイスなんておこがましいですが、あえてOB訪問に来た学生さんに言っていることをいくつかお伝えします。

①視野を広く持つ
たぶん、学生さんには見えにくい業種、業界、仕事というのが世の中にはたくさんあります。
一度、世の中にはどんな仕事・業界があるのか、俯瞰的に観てみることをオススメします。

あと、学生さんは仕事内容ばかりに目が行きがちですが、その業界/企業の「ノリ」を見誤ると入ってから精神的に苦労します。
なかなかノリまでは見えにくいかもしれませんが、面接やOB訪問を通じてある程度感じ取れるはずです。
面接で選ぶのは面接官の側だけではありません。学生も企業を選ぶ立場だということを忘れずに。


②場数を踏む
とりあえずあまり選り好みせず、スケジュールの許す限り色々な会社の面接を受けてみたほうがいいと思います。
はっきり言って面接を通るかどうかなんて7割がた「相性」ですが、勝率を上げる方法は場数を踏むことしかないと思います。


③「就職熱」にうかされない
就職の時期になると皆「自己実現」だの「夢」だの、それまで考えていなかったことを急に考え始めます。
しかし、実際の所、自分のやりたいことやできることなんて20代そこそこの就職活動の時点ではわからないものです。

自分が仕事(やりたいこと)のために趣味や恋愛といったプライベートを犠牲にできる人間なのか、そこを見誤って就職すると確実に不幸になります。学生から見てやりがいがある、面白そうな仕事というのは概してハードなことが多いです。

そして見も蓋もない話ですが、お金(給料)は重要です。
「やりたいことができるなら給料なんて安くても」なんて言葉を就職活動中の学生からはよく聞きますが、ある程度の年齢になったらそんなのは綺麗事でしかなくなります。人生において仕事は大きなウエイトを占めますが、一方で仕事だけにもならないのです。


④結果にこだわりすぎない
チープな言い草ですが、結局就職は最終的には「縁」です。
第一希望の会社に受からなくても、それほど悲観する必要はありません。第一希望の会社にもつまらない仕事はあるし、希望していなかった企業にもきっとやりがいのある仕事はあるはずです。

私も第一希望の企業には受かりませんでしたが、今となっては第一希望だった企業に行くより今勤めている会社に入ってよかったと思っています(負け惜しみではなく、第一希望の企業の「実態」を就職後に知ったからですが)。

こんな見知らぬ一学生の書き込みに対して親身なアドバイスをしてくださって、ありがとうございます!!
とても参考になりました。

これからどんどん本格化していきますが、頑張っていきたいと思います。
就活中にもサイトの更新を楽しみにしていますね。

> ただ、そこに「男同士の絆」を見出せば妄想を加速できるのが腐女子というものだと思ってます(笑)。

なるほど。でも「男同士の絆」って、ペリーは一度脱退しているし、タイラーの脱退やら、バンドの解散やら年中噂されているところに「男同士の絆」はちょっと難しいのでは。

むしろ、結成以来長らくドラマー以外のメンバーが変わらなかったJUDAS PRIESTや、そもそもヴォーカルの死までずっと同じメンバーで活動を続けたQUEENにこそ……ゲフン!

メタルバンドにかんしては、才能あるキーパーソンのもとにほかの才能あるメンバーが離合集散する梁山泊的性格にこそ、わたしは「男同士の絆」を感じますね。それは女々しい情念的なものではなく、才能の有無で割り切られ、場合によっては切り捨てられる、まさしく金属のような冷徹さと堅固さとを兼ね備えた性格です。

その点から言うと、メンバー間で問題が発生したときにメンバーチェンジができず、解散するしかないバンド(ちょっと前のいくつかのビジュアル系がまさしくそうでしたが)ってのは、不幸ですね。

>LAMPSさん

どういたしまして。
あんまり学生さんにとって「実戦的」なアドバイスではないかもしれませんが、「就職後」を見据えた話として受け取ってください。
なんだかんだ言って就職は人生の一大事ですから、適当に妥協せず頑張ってくださいね。

>Endeさん

引っ張りますね(笑)。

エアロの場合は雨降って地固まっているのではないかと思ってますが、個人的に腐女子の方々は「実情」よりも目の前にある「イケメン2人が絡み合っている」という「絵」にこそ妄想を掻き立てられる人種なのではないかと思ってます(笑)。

> 引っ張りますね(笑)。

突っ込んでほしかったのは、JPやQUEENのくだりでした(笑)。あとはオマケです。

>Endeさん

セクシュアリティに関する話はデリケートかと思いあえてスルーさせていただきました(笑)。すみません。