YOHIO / REACH THE SKY

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海外からの「逆輸入ヴィジュアル系アーティスト」として先月末あたりから「笑っていいとも!」や「スッキリ!」など数多くのTV番組に出演、本作のリーダー・トラック「SKY☆LiMiT」の着うたがレコチョク ロック・うた週間ランキングで1位を獲得するなど、注目を集めているYOHIOのデビュー・ミニ・アルバム。

スウェーデン出身の16歳の美少年が日本語で作詞をし、自ら作曲もしてテクニック志向のギターを弾いているというだけでも話題になりそうだが、さらに(本人の意向かどうかは不明ながら)女装までしているのだからインパクトは強い。

実際の所、彼はこの作品で初めて日本に現れたわけではなく、まだ14歳だった2009年に結成した「ヴィジュアル系バンド」SEREMEDYで、2010年には日本のヴィジュアル系雑誌「Cure」に取り上げられていたし、2011年にはデビューEP「SEASONS WILL CHANGE」のリリースに伴う日本ツアーも行っている。

また、同年秋にはヴィジュアル系ロック・フェスである「V-RockフェスII」にもオープニング・アクトとして出演、セカンド・ツアーも行なった。

そのSEREMEDYではギタリストであるYOHIOをソロとしてデビューさせたのは、そのキャラクター性に目を付けた日本のレコード会社と思われるが、たしかに日本人にとってはなかなかキャッチーな存在ではある。

海外のジャパニーズ・カルチャー・ファンの多くがそうであるように、彼もまた日本のアニメがきっかけで日本に興味を持ったクチのようで、「ケロロ軍曹」や「よつばと!」などがフェイヴァリットだとか。

その後学校の友達に聴かせてもらったアンティック-珈琲店-をきっかけに日本のヴィジュアル系ロックに興味を持ち、Gackt、MALICE MIZER、VERSAILLES、GALNERYUSなど、日本のロックをよく聴くようになったという。

一方でRHAPSODY OF FIREやANGRAのようなシンフォニック・メタル・バンドも好むそうなので、私の半分の年齢ながら、個人的には結構近い感性の持ち主なのかなあと感じています。

本作に収録された楽曲は、基本的にはヴィジュアル系っぽいキャッチーなロック・サウンドで、あまりダークな要素はなく、私の世代では女装メイクもあってSHAZNAなんかを思い出しました。

ただ、ギターはそれなりにハードで、インストの#3「Frantic Elegance」ではまだ16歳とは思えないテクニカルな一面も披露している。

全体的にメロディアス&キャッチーで、結構耳に残る楽曲が揃っており、これが本当に16歳の若者の手によるものだとしたらなかなかのものなのではないでしょうか。

日本語も本当に達者で、アクセントも含めほとんど違和感がないし(「戻られない」なんて言い回しを使ってしまうあたりはやはり小慣れていない印象も受けますが)、16歳でこれだけ音楽にも外国語にも通じていて、しかもこのルックスとなると、神様の不公平を感じますね(笑)。

現在は168cm、48kgと、欧米人としては珍しいほど華奢なこともあって(洋服は日本のSUPER LOVERSのものを愛用しているそう)この明らかにHIZAKI(VERSAILLES)を意識した女装路線も結構サマになっているが、個人的には白人は成長するとすぐにゴツくなっていくので、早めに普通の格好に切り替えたほうがいいのではないかという気も。

もともとヴィジュアル系なんて白人をモデルにしたメイクをしているわけで、そういう意味で彼などはオビにある通りまさに「天然ヴィジュアル系」。特に小細工をしなくても充分日本人には美しく見えるはず。

いずれにせよ、日本人で、メタルとヴィジュアル系の両方を愛聴してきた私のような人間にとってはちょっと気になる存在です。7月に出るというSEREMEDYのデビュー・アルバムもチェックしてみようかな。

あと、私のようなビクターPURE METAL世代の人間にとって、彼の父親が元MOAHNI MOAHNAのトミー・レーン(G, B, Key)というのが一番の萌え所かな(笑)。ちなみに親父さんはYOHIOのマネージャーでもあり、本作初回盤の特典DVD映像にもガッチリ映っています。

やっぱり親がミュージシャンだと才能の開花が早いんでしょうね。どうでもいいけどこの中途半端に日本っぽい名前はダサいような…(笑)。

◆YOHIOオフィシャルサイト
http://beta.universal-music.co.jp/yohio/

◆ショウケース・ギグでの「Frantic Elegance」の演奏映像[YouTube]



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コメント

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YOHIOのバンドをYouTubeで見たことがあるのですが、YOHIO以外のメンバーがあまりにゴツく、そのくせ化粧キメてるんで色んな意味でヤバくて見てられませんでした(笑)

元MOAHNI MOAHNAと聞いて飛んで来ました(笑
1st「Temple Of Life」はトニー・マーティン時代の様式美BLACK SABBATH直系の素晴らしいアルバムでした。
ギターの相方ヘンリック・フライマン氏はその後、EVIL MASQUERADEやWUTHERING HEIGHTSで活躍していますが、トミー氏は行方不明(少なくとも私にとっては)だったので、こんな形で再会(?)できて、感慨もひとしおというものです。

息子さんについてのコメントでなくて申し訳ありません。

>Shuさん

うーん、やはり白人なら誰でも「天然ヴィジュアル系」というわけにはいかないんですね(苦笑)。

>メタリアン666さん

ビクターPURE METAL世代ですね(笑)。
MOAHNI MOAHNAはちょっとスケール感には欠けていましたが、結構いいバンドでしたよね。

トミー・レーンはMOAHNI MOAHNA解散後はTHERIONやCRADLE OF FILTHで歌っていたサラ・イザベル・デヴァとANGTORIAというシンフォニック・メタル・バンドで活動し、現在はCORRODEDというNU METALっぽいバンドに在籍しているそうです。

ヨシオではなくヨヒオなんですね。漢字なら夜氷惡ですかね(笑)

なんか自分より年下のミュージシャンがデビューって、年取ったなぁって感じです(笑)

>B!13さん

漢字だと「夜妃雄」らしいですよ…。本当かどうかわかりませんが、ロキノン編集者上がりのライターがそう言ってます。
http://fatale.honeyee.com/blog/hodashima/archives/2012/03/09/yohio2012.html

20歳過ぎると次々と自分より年下のミュージシャンが登場してきますが、才能のある若者を素直に好きになれるかどうかでその後の音楽人生が変わってくる気がします。

>adoreさん

あれはどこからどう見てもただの不良でした(笑)

あと、某パクリビジュアル系バンドのベーシストに似た奴が一人いました(笑)

やっぱりYOHIOもいつかはあぁなるんでしょうね……(苦笑)

あと関係無い(?)話ですが、HIZAKIは髭が濃かったらしく、昔ヒゲというあだ名がついていたという話を元バンギャ現メタラーから聞き、「やっぱり男はどんな事をしても男のままなんだなぁ」と思わずにはいられませんでした(笑)

>Shuさん

あんな見た目の不良って今時いるんですか?(笑)

バンギャの方は本当にどうでもいいメンバー情報をよくご存知ですよね(苦笑)。
学生時代私の周りにもそういう嘘とも真ともつかぬ話をよくしているV系ファンのコたちがいましたよ。

>adoreさん

今時はいないかもしれませんが、僕はなんとなくそう感じました(笑)



バンギャのあの(どうでもいい)情報ってどこから来るんでしょうね(笑)

その人は多くのバンドやメンバーと絡みがあるので、やっぱりメンバーと絡みがあるとそういう(どうでもいい)情報がメンバーから聞けるのかなとか思ったり。

>Shuさん

まあ打ち上げとかに参加しているとそういう話も聞くんでしょうね。
そういう裏話を知っていることが当人にとっては重要なプライドの源だったりするので「どうでもいい」という表現は失礼だったかもしれませんね。