ORION RIDERS / A NEW DAWN (2003)

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先日レビューしたHOLY KNIGHTSと同郷にあたる、イタリアはシチリア島出身のメロディック・パワー・メタル・バンドのデビュー・アルバム。

当時シチリア島だけで日本デビューするレベルのバンドが2つも存在していたとは、結構メタルが盛んな地だったのでしょうか?

結成は97年に遡り、何本かのデモ制作とメンバー・チェンジを経て、本作でのデビューにこぎつけた。

クワイアやオーケストレーションの使い方から、全体としての印象はシンフォニック・メタル的なものだが、イタリアのバンドらしくプログレッシヴ・メタル的なエッセンスも感じられ、時折聴かれる思いの外エッジの効いたリフ・ワークには本人たちが言うようにスラッシュ・メタルからの影響も感じられる。

ジョー・ロンバルドなるVoが、個性こそ薄いものの(時々アンドレ・マトス似)、そこそこ歌えていることもあって、この手の音楽のファンであれば安心して楽しめるクオリティがある(B!誌では酷評でしたが)。

ギターのクラシカルなフレーズの使い方はややベタだが、「だが、それがいい!」という人も多いだろう。Keyもアンサンブルのひとつとして有効に機能している。

リリース元が「LION MUSIC」であることもあり、サウンドはやや軽めだが、マニアにとっては充分許容範囲のはず。

クラシカルな要素と共に、随所に感じられる南欧の民謡っぽいメロディ/アレンジも良いアクセントになっており、しっとりした情感豊かなメロディの充実に貢献している。

田舎のバンドだけあって垢抜けない部分も多いものの、メロディ面での魅力はそれらを補って余りある。【79点】

◆本作のタイトルトラック「New Dawn」[YouTube]



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コメント

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私はこのバンドとこのアルバム結構好きです。にしてもかなり前のアルバムをレビューしましたね~(HOLY KNIGHTつながりでという事は承知してます)。
聴いただけでレビューされていないアルバムもたくさんあると思いますので是非埋もれたアルバムを再評価してあげて下さいませ。
それを縁に聴いてみようかなと思うメタラーもいることでしょう。adoreさんは忙しいのでなかなか難しいかもしれませんが。

>フィンさん

「聴いたけれどもレビューしていないアルバム」を全てレビューしようとしていたら仕事を辞めなくてはならないので(苦笑)、旧譜のレビューはこういう何か機会があったときにちょっと書いてみる、くらいのペースで細々とやっていきたいと思っています。