BURRN!12年10月号の感想

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表紙はなぜかBUCKCHERRY。

ニュー・アルバムが出るのはもうちょっと先ながら、LOUD PARKでの来日を控えているということでの抜擢、ということのようですが…よほどネタがなかったのでしょうか。

いやまあ、BUCKCHRRYはよくやっていると思いますよ。実際曲もライヴも悪くないし。ただ、どう考えてもAEROSMITHやGUNS N’ ROSESのような、HR/HMシーンをリードしていくような存在になるとは思えないんですよね…。

どうもBURRN!編集部の意識のどこかに、こういうR&R系のバンドこそが一番世間的に間口が広くて、HR/HMに新しいファンを呼び込む力があると思っている節を感じるんですよね。

それが正しいかどうかは色々な意見があると思いますが…。

表紙連動で当然の巻頭カラーであるBUCKCHERRYを除くと、今月カラーで扱われているアーティストは以下の通り。

・AEROSMITH
・RICHIE SAMBORA
・PAUL GILBERT
・SHADOWS FALL
・CHTHONIC
・LIV MOON
・AS I LAY DYING
・DELAIN
・GREASE HELMET
・IN THIS MOMENT
・KIKO LOUREIRO
・ANTHEM

最近は一時期に比べると新旧・国籍のバランスは良くなってきているような気はします(ひょっとするとBURRN!のメイン読者層である世代の人たちにとっては「誰?」って感じのバンドが増えているのかもしれませんが)。

ただ、個人的にはそれらカラーで扱われているバンドの記事が読み所かというと必ずしもそうでもないというのが事実なのですが。
この号でいうならむしろモノクロのアンドレ・マトスのインタビューと、LOUDNESSのインタビューが面白かったですね。

アンドレ・マトスは本筋のインタビューも、彼のこれまでの活動に関心を寄せてきた向きにはなかなか興味深いものでしたが、中でもSYMFONIAについての発言は秀逸でした。

(ティモ・トルキに対して)「今もアーティストとしての彼をリスペクトしてるけど、その他の面は全く理解できないね。理解したくもないよ。(笑)」というくだりには思わず笑ってしまいました。全く同感です(笑)。

LOUDNESSは分裂直前のQUEENSRYCHEと同じイベント(まさに分裂騒動が起こったイベント)に出演していたときの裏話が面白かった。ジェフ・テイトって7人も子供がいるのか…。そりゃ他のメンバーと対立してでもお金を稼がないといけないですよね。

今のLOUDNESSは、自分たちの全盛期が80年代だったという事実を受け入れた上で精力的に活動している感じで、ある意味吹っ切れている感じでいいですね。

LOUDNESSと違ってカラーで扱われているジャパニーズ・メタルの雄、ANTHEMのインタビューについては、相変わらず柴田直人は小やかましい人だなと思いました(笑)。

ドラマーに対して丸い太鼓のどこを叩くのかとか、こういうビートのときはもっとハイハットを開けたほうがいいなんて重箱の隅的なことを気に掛けるより、現在の「そこそこ」なポジションからブレイクすることができる問答無用のキラー・チューンを作ることに注力したほうがいいんじゃないですか、という気がしましたが、まあきっとそれは彼なりに全力を尽くしていて、その上で神は細部に宿ると信じているのでしょう。

特別企画の「ギタリストのソロ・アルバム」、こういう企画はいいですね。内容的にも単なるカタログ紹介ではなく、ちゃんと読み物としての面白みを感じます。外部ライター(元編集部員とはいえ)に依存した企画というのがちょっと気になりますが。

レビューに目を通すと、今月もそれほど「これは!」というアルバムは見当たらない。

とりあえず既にLIV MOONと、レビューはされていませんがVERSAILLESのアルバムは予約済みですが、あとは北欧メロハーのファンとしてECLIPSEを買うくらいかな…。

でもまあ、最近ようやく涼しくなってきて、暑苦しいヘヴィな音楽を聴いてもいいかな、って気分になってきたので、SHADOWS FALLとかAS I LAY DYINGみたいなメタルコアを久々に聴いてみようかな…。

あ、あとMINSTRELIXのLeo FigaroによるDREAMSTORIAも、相方のギタリストがメジャーな仕事の実績があるプロフェッショナルで、29フレットまであるギターを使用しているということでちょっと興味あり。

◆発行元であるシンコー・ミュージックのWebサイト
http://www.shinko-music.co.jp/main/ProductDetail.do?pid=2175011210
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コメント

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10月号

確かにANDRE MATOSの記事は面白かった。
SYNFONIAの出来事に何があったか理解できましたからね。
まあ、ティモ・トルキはあれが彼らしいといえばらしいですからね。
躁鬱に加えて不安症がかなり強いようですね。
完璧主義でもあることからそれがよくわかります。

ANGRAはヴォーカリストが誰になるんでしょうか。
ブラジル人じゃないとだめだ、とラファエル・ビッテンコートが言ってるらしいですが。

今月はANGRAのベスト・アルバム買うだけです。
来月のKAMELOTに備えて貯金しておきます(笑)。

83点ですが...

TENの新アルバムに期待しています。
TENのインタビューを読んでから又聴きたくなり、CDラックに有る1st~3rdを取り出してはとっかえひっかえして聴いてます。


哀しく、美しい・・・

情を染める悲哀の美艶
ドラマティックに・・・
メランコリックに・・・
ゲイリー・ヒューズの優しい愁いに包まれて


ゼロ・コーポレーションの帯タタキは秀逸です(笑)。
秋の夜長には陰りの有る哀愁系HRが聴きたくなりますな。



BUCKCHERRYは、個人的にセカンドが結構好きで、日本での売上も健闘していたと思うのですが、
本国でパッとしなくてあっさり解散してしまい、日本での地位を築くチャンスを逃してしまったという印象。

レビューで気になったのはDEEP PURPLEトリビュート。
こういうものを企画できる雑誌っていいですよね、広瀬さん!

まとめてお返事

>ストラディキャスターさん
ANGRAのVoはブラジル人じゃないとダメでしょう。
私もそういうバンドだと思います。

10月はKAMELOTにGALNERYUS、そして発売延期になったSECRET SPHEREと、かなり楽しみな月ですね。


>ゆうていさん
ゼロ・コーポレーションのあのオビタタキはどこまでマジだったのかわかりませんが、ある意味印象的でしたね。ファンも多かったように思います(笑)。

個人的にはTENはヴィニー・バーンズが脱退してから全然興味が持てなくなってしまいましたね…。


>OBさん
たしかにBUCKCHERRYが日本で一番人気というか勢いがあったのはセカンドでしたね。
そして再結成してみたらアメリカで受けたものの日本では今一つだったというのもある種のめぐり合わせなのでしょうか。

なお、当ブログは広瀬氏に呼び掛けをする場所ではありません(笑)。

最近再結成後のバックチェリーのアルバムを聴いたんですが、結構良い曲を書いてますねー。
昔1stアルバムを聴いて、歌メロが地味だなーと感じていたのですが、最近のアルバムはサビがグッとくる曲がいくつかありました。
特にアルバムFifteen収録のNext 2 Youは、かなり好きですね。

今月はZPの新バンドとANGRAのベストにVERSAILLESくらいですかね。
あとはレビューされていませんが国産メロスピバンドBALFLAREの新譜と輸入盤ではENSIFERUM、MANOWARの新譜が出るのでこちらも要チェックですよ。

来月のラインナップは本当に楽しみですね。
KAMELOTの新曲は良い感じですし、SECRET SPHEREも期待できそうです。
http://www.youtube.com/watch?v=E-qVUUEisec&feature=player_embedded#!

TankとSavageなんかは要チェックなのではないでしょうかw
というかこのバンドまだやってたのか?って感じですけどw

そういえばルッピのシークレットスフィアもその内出るとかで気になります。

Burrn!の特集

B!誌の特集(特別企画)で、お手軽なカタログ紹介やインタビュー集ではなくて今回のような「読み物」が掲載されるのって随分と久しぶりじゃないでしょうか。まあ個人的にはあまり興味を惹かないオーディオ特集とかもありましたが。

私がB!誌を読み始めた90年代半ば頃は、毎号結構しっかりした特集が組まれていて、初心者には非常に勉強になりました。「魅惑のバラードを貴方に(←本サイトのコラムでもタイトルに使われていますねw)」「北欧HM/HRスペシャル」「デスメタル戦線異状アリ」など、どれもよく覚えています。
そういえば94年8月号の特集が「ソロ・アルバムを考える」だったように記憶しています。ギタリストだけではなく、ドラマーやキーボーディストのソロも取り上げていて興味深かったです。

かつてのように、初心者が勉強になり、HR/HMに詳しい人でも改めてその魅力に気づかされるような特集をまた読みたいものです。

ところで

>外部ライター(元編集部員とはいえ)

これ、今はどれぐらいの方が覚えているのでしょうかw

すみません、おっさん(になりつつある)の回顧談でした。

ANTHEMって結構キラーチューンありません?レビューされてないので再結成後は聴いてるかわかりませんが、少なくともPVになってる曲は個人的にキラーですね。

柴サタンや瞬火って頑固そうですよね(笑)でもこのぐらい信念がないとメタルバンドなんてやりませんよね(笑)

今月は同じくVersaillesとLiv Moonを予約済みで、Black Veil Bridesの新曲目当てでサントラ買おうか検討中です…新作のボートラになりそうですが

まとめてお返事2

>名も無きメタラーさん
アメリカでロングセラーしてプラチナムになっただけあって「FIFTEEN」はなかなか充実していますよね。
「Next 2 You」はハード・ロック色は薄いですが、R&Rならではのノリの良さがいい形で出ている佳曲だと思います。


>学生メタラーさん
まあ、月に3枚も買うものがあれば充分といえば充分ですね。
私もANGRAのベストは一応買うつもりです。


>へたれ学生さん
先日来日したANGEL WITCHなども含め、最近NWOBHM勢が結構活発に活動していますね。SAXONも新作を出すようですし。

TANKはドゥギー・ホワイトが加入してからリリースのペースが上がった感じですね。


>メタリアン666さん
挙げていただいた特集は私もよく憶えています。あの頃の特集は充実していましたよね。
川合氏がBURRN!に在籍していたことを知っているのは、もはや30代半ばくらいから上の人たちだけかもしれませんねえ…。


>B!13さん
再結成後のANTHEMの曲はそれなりにクオリティは高いものの、新たな代表曲として、ジャパメタに興味のない人間も振り向かせるほどの曲は生み出されていないと思っています。

柴田直人も瞬火もビジョンが明確なだけに頑固でしょうね。
IRON MAIDENのスティーヴ・ハリスなどを見ても、バンドのリーダーとなるベーシストの傾向なのかもしれません(笑)。

Cyntiaってアルバム出したのね(笑)買うか!!

今月は諸事情でお金が無い(足りない馬鹿のせい)のでSHADOWS FALLとAS I LAY DYINGとCRYPTPSY(95点とは)のエクストリーム勢とプラス2枚くらいですね。レビューは無くてもいいので、その月に出るメタル系CDを網羅した一覧表を掲載して欲しいな。他の媒体(広告、サイト等)でレビューから漏れた新譜をチェックするのがめんどいです(ゲームと人類学と仕事で精一杯)。
エルベイティは初期作チェック出来ていなかったので、今回出してくれたのはありがたかったのですが、琴線に触れたのは、2~3曲くらい、当たり前のことかもしれませんが、フォーク特有のもののいきおいは今のほうが上、着実に成長しているバンドといえるかもしれない。
ワイルドスター、帯の謳い文句につられて購入、見事にやられました。客観的には悪い作品では無いと思います。個人的にはノーコメント、1回しか聴いていませんort。
アンドレ・マトス、最初はなんとなく、シャーマンの2ndの再来かと思わせたが、それがどうしてなかなか良い作品。非常に気に入った。ところどころアップテンポになる瞬間がにくい。
LOUDNESS、B誌では厳しめの評価、しかし主観で、近年の作品の中では、一番好きです(ある意味傑作でしょう)。纏まりがないということはけしてないし、逆に分かりやすくなっていて、スピード感とヘヴィネスは相当なもの。
トレースドーン、良い作品とは思いますが、いかんせんツボにはまるような曲は無し、ボートラのアコースティックが良いのは、このバンドのポテンシャルと考えるか、一点突破力の無さを象徴する器用貧乏と考えるかは一目瞭然。
先月のMVPは無し(強いて言えばLOUDNESS)。ANGRAのBEST楽しみですね。
やっぱりドラクエは面白かった。

元DFのZPサートのバンドIAMIはどうでしょうか。やっぱりあの曲あってのZPだと思うのでDFファンには無理でしょうかね。

ラウドネスは昨年のアルバムもアメリカで出るみたいだし、もう一花咲かせて欲しいです。アンディスニープをプロデューサーにして作って欲しいです。。。。高崎さん!

>フィンさん

メタルに対する知識が充分な人であれば一覧表で充分かもしれませんね。
ただ、やはり新しいバンドを知るにあたってはレビューもあったほうが便利ですね、個人的には。

LOUDNESSの新作はなかなかいい感じだと思います。
全盛期と比較しなければ…。

>NOV-LYNNさん

Z.P.サートはDRAGONFORCEにおいてはむしろ弱点扱いされていた部分がありますから、DFファンへのアピールは弱いかもしれませんね。

とはいえあれだけ実績を残したバンドだからファンも結構いるはずなので、まずはDFファンの取り込みを図ったほうがいいと思うのですが、インタビューを読むと本人にその気がなさそうですね。

LOUDNESSは80年代メタル・ファンにアピールすることでもう一花咲かせようとしているんじゃないですか?
「ROCKLAHOMA」に出ようとしているというのはそういうことだろうと解釈してます。

ギタリストのソロアルバム特集がなかなか読み応えがあってよかったです。2008年のどの号だったかは忘れたが、同じ川合氏によるギターヒーロー特集もジェフ・ルーミスやガスリー・ゴーヴァンといった凄腕ギタリストを知るキッカケにもなったという点で興味深く読めましたね。また川合氏が元編集部員だったというのは初めて知りました。

>ハルディンさん

久方ぶりに特集らしい特集でしたね。
川合氏が元編集部員というのはやはり若い方には知られていないんですね…。まあ在籍期間もそれほど長くはなかったですが。

最新号の感想になってないですね…

こんばんは。
今月号は、Richie!! に尽きます。Bon Joviが、私の洋楽ロックの入り口だったのです。彼は、何時だってカッコいいですね…。
アルコール依存とか、ステージに立てないとか、不安なニュースがあっただけに、彼がソロアルバムを出し、元気に活動している事が、嬉しいです。
実は私は、Jonのソロ作は1枚も買わず、RichieとDavidのソロ作は持っている…という、不届きなファンです。Jon、ごめんなさい…。
ソロでの来日公演があれば、是非見に行きたいです。過去作の音楽性から考えると、Cotton club、Blue Note等でRichieの歌声に酔いしれたいです。チケット代が高騰するだろうし、即完売だろうし、ドリンク代・食事代が高いけど。3年前のBlue Noteで、ウーロン茶1杯が600円したような記憶があります…。

勿論、Richieのソロ作は買いますよ!! ただ、RUSHの新作をまだ買ってません。The Flower KingsやMarillion、SAGAの新作も、Transatlanticの3rd.作も欲しいです。
あかん、Richie以外、皆プログレ系だ…。adoreさん、常連さん、サイレント=マジョリティの皆様から鋼鉄の塊を投げつけられない内に、そそくさと退散します(泣笑)。

>俄フェレリスタさん

BON JOVIが洋楽ロックの入り口、という人は日本ではかなり多いでしょうね。
大きなお世話ですが、Blue Noteってウーロン茶飲む場所じゃないんじゃないですか?(笑)。

リッチーもプログレ系もほとんど扱っていないサイト/ブログですみません(笑)。