ECLIPSE / BLEED AND SCREAM

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W.E.Tトビー・ヒッチコック(Vo: PRIDE OF LIONS)のソロ・プロジェクトへの参加によって、すっかり「Frontiers Records」お抱えソングライターというイメージがついてきたエリック・モーテンソン(Vo, G, B)率いるECLIPSEの約4年ぶり、4作目となるアルバム。

基本的な方向性はこれまでと変わらず、エッジの効いたギター・ワークと、溌剌としたヴォーカルをフィーチュアした、メロディアス・ハードの王道を行く作品に仕上がっている。

ややアメリカンな感触を与える明るめの楽曲が多かった前作に比べると、より哀愁が強調されている印象なのは個人的には好ましい。

哀愁が強まって北欧メタル色が強まった結果、エリックが関わったW.E.Tに近いサウンドという印象も受け、「ジェフ・スコット・ソートが歌ったらハマりそうだな」と思える箇所も多い(いや、エリックのVoも充分に魅力的だが)。

マグナス・ヘンリクソン(G)によるメタリックといってもいいほどにアグレッシヴなギター・プレイがAOR的には決してならないエナジーを生み出しており、HR/HMであることへのこだわりを主張しているのも好感が持てる(特にツーバスが疾走する#8なんて完全にメタルだ)。

無意識的なものかオマージュか、時に80年代ハード・ロックの有名リフやフレーズを思わせるパートが随所にちりばめられているのも、個人的には楽しみどころ。

なお、#10「About To Break」と#11「After The End Of The World」をエリックと共作しているヨハン・ベッカーは日本のEXILEの「Rising Sun」や韓国の少女時代の「パパラッチ」といったヒット曲なども手掛けているソングライターとのこと。【84点】

◆本作のタイトル曲「Bleed And Scream」のPV [YouTube]



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コメント

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いいバンドです。本当、いい曲書きますよ。
私はファーストの音が一番好きです。近作はメタルに拘りすぎかとも思います。
バッドボーイ的な宣伝写真もいただけません。あれで聴きたくない人もいるのでは・・・。
あまりに反応が少ないので初コメしてしまいました。
ぜひ聴いてみてください。

>大介山さん

反応が少ないのはこのサイト/ブログの力不足であってこのバンドの問題ではないというのはもちろんですが、高い音楽的ポテンシャルを持ったいいバンドですよね。

たしかにちょっと「頑張りすぎ」な部分はありますし、ジャケットのアートワークのセンスもいかがなものかという感じですが、それを差し引いてもメロハー好きであれば一聴の価値があると思っています。

ECLIPSE / BLEED AND SCREAM買いました!
これからの季節にぴったり。全曲平均点越えの秀盤です。
”Battlegrounds”はボートラのアコースティックバージョンのが、トラッドな味付けになってていいですね。

言われてみればジャケやメンバーのルックスなどが音楽性とあってないですね。
ですが、こういう普通のアンチャンみたいな人たちがメロハー~正統派メタルをやっているというのも北欧ならではですよね

>Mark.Nさん

聴きごたえのあるメロハー作品ですよね。
たしかに北欧メタルは土地柄かやはり秋冬にハマる気がしますね。

メロハーやってるのは普通のアンちゃん(あるいはオッサン)が大半で、だからこそちょっとダサい音楽になってしまっている気がします…(苦笑)。