ERIC MARTIN / MR.ROCK VOCALIST

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大ヒットした徳永英明のカヴァー・アルバム「VOCALIST」シリーズの便乗商品、「MR.VOCALIST」シリーズが、シリーズ通算30万枚を超える昨今の洋楽としてはかなりのヒットを記録したエリック・マーティン(MR.BIG)の、シリーズ最新作となる作品。

これまで彼が歌ってきたJ-POPに関しては、特に彼の歌声で聴いてみたいという欲求が喚起されず、ぶっちゃけあまりの商売臭さにうんざりしていたので黙殺していた。

ただ、今回はメタルと共に私のせーしゅんを彩ったJ-ROCKの数々をカヴァーしているということで、選曲につられてついつい買ってしまった。

それこそ、MR.BIGとLUNA SEAのアルバムを一緒に買うような日々でしたからね。その頃はまさかMR.BIGのヴォーカルがLUNA SEAの曲を歌うことになるとは夢にも思いませんでした(笑)。

しかし、実際に聴いてみると、残念なことにというか案の定というか、全く感銘を受けなかった。

別にエリックが悪いとは思わない。彼は与えられた仕事を充分誠実にこなしていると思う。
単純な歌唱力でいったら、オリジナルのシンガーよりエリックの方が上手いかもしれない。

でもやっぱなんか違うのだ。
J-ROCKはやっぱり日本語とカタカナ英語がマッチするようにできているんだろう。

いや、どうかな。単に私がオリジナルに馴染み過ぎていて、エリックのヴォーカルにどうしてもオリジナルの歌声が頭の中でオーバーラップしてきてしまうから違和感を覚えるだけで、初めてこれらの楽曲を聴く人にはこれで違和感がないのかも。

いずれにせよ、どの曲も日本のロックならではのウエットさがなくなり、全体的にドライな仕上がり、という印象。

エリックの個性に合わせた、ということなのかもしれませんが、意地悪な見方をすると、アレンジや演奏に愛がないからこうなっちゃうんじゃないの、って気も。

てか、SIAM SHADEの「1/3の純情な感情」のバック・トラックは先日同じレコード会社からリリースされた「SIAM SHADE TRIBUTE」の音源の使い回しですよね?(苦笑)

そんなこと言ったらL'Arc-en-Cielの「HONEY」は今年の6月にリリースされた「L'Arc-en-Ciel Tribute」収録音源そのまんまですがね。

でもまあ、B’zの「ALONE」なんてMOTLEY CRUEの「Time For Change」にインスパイアされて作られた(悪意ある人はパクリと呼びますが)ことが明白な曲なのに、1周回ってアメリカのハード・ロック・シンガーに英語でカヴァーされるなんて、事実としてはちょっと面白い…かも。

#1にスティーヴ・スティーヴンス、#4にスティーヴィー・サラス、#6にリッチー・コッツエン、#9にマーティ・フリードマンと、おそらくこの選曲に興味を示す世代であればちょっと魅力的なギター・ヒーローたちがゲスト参加しているのもまた商売上手な感じですね。

ボーナス・トラックとしてサミーのパチンコ機「CR バーチャファイターレボリューション」のメインテーマ曲とエンディングテーマ曲が収録されているが、そのメインテーマ曲「Break Out」がぶっちゃけ一番エリックのヴォーカルがハマっててカッコよかったです。

◆ソニー・ミュージックのエリック・マーティン公式ページ
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/ericmartin/


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コメント

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原曲知らない方がいいかも

女性アーチストのカバーの方聴きましたが、中島美嘉の「雪の華」だけ気に入り、今では本家の「雪の華」ばかり聴いてますね。
adoreさんはMR.BIGとLUNA SEAを共に聴いてたんですね。
洋楽、邦楽は別物だからこそいい味が出るのかもしれませんね。

スティーブ・スティーブンスのいつもの音色に笑いました。
まんまヒムロックじゃん(^^ゞ
「GLORIA」の歌詞はちょっと上手いなぁって思いました。
ただ、レンタルで充分かな(^_^;)

店頭で一通り視聴して購入はスルーしてしまいました(笑)。
やっぱり邦ロックは日本語遊び的な部分も多いので英語で歌われると違和感ばかり残ってしまいます。
ラルク”honey"の有名フレーズ「かっわいった~」を「so come with me~」と言われても。英語で歌うと意外とフツーでした(笑)。
Siam Shadeの"1/3"のサビも英語だとなんかモタつく感じですね。あそこは日本語の歯切れの良さあってこその歌詞です。

個人的にGLAYの誘惑が一番よかったです。TERUと意外に声が近いからでしょうか。

まとめてお返事

>KYさん
やはり本家の方を気に入りましたか(笑)。
まあ洋楽には洋楽の、邦楽には邦楽のよさがある、ということなのでしょうね。当たり前ですが。


>珍獣メガネコアラさん
たしかにまんまヒムロックですね。いっそついでに「ANGEL」でもプレイすればよかったのに(笑)
歌詞は適度に日本語の響きを生かしつつ工夫していますね。

ただ、おっしゃる通りレンタルで充分だったと思います(苦笑)。


>Mark.Nさん
そうですね、やっぱり日本語には日本語ならではの魅力的な響きがあることを再確認させられる作品だったと思います。

GLAYの「誘惑」はBURRN!のインタビューでぜひライヴで歌いたい、と言っていましたね。