LIONVILLE / LIONVILLE (2011)

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イタリアの都市ジェノヴァを拠点に活動しているマルチ・ミュージシャン、ステファノ・リオネッティ(G, Vo)によるプロジェクトのデビュー・アルバム。

EDEN’S CURSEやEDGE OF FOREVERを手掛けるアレッサンドロ・デル・ヴェッキオ(Key)のプロデュースがプロデュースを手掛けており、基本メンバーとしてはステファノとアレッサンドロの他、日本で話題になったISSAのアルバムやMITCH MALLOY、HARDLINEなどのアルバムに参加した経験のある女性ベーシストのアンナ・ポルタルピ、SHINING LINEでも活動するドラマーのピアパオロ“ゾロ11”モンティ、そしてWORK OF ART、ENBOUNDなどで知られるラーズ・サフスンド(Vo)がほぼ全曲にクレジットされている。

音楽性はAOR寄りのメロディアス・ハードで、いわゆる80年代に「産業ロック」と呼ばれていた音そのもので、ラーズ・サフスンドがメイン・ヴォーカルをとっていることもあり、WORK OF ARTに近い雰囲気。

ただ、こちらのプロジェクトはよりヴォーカル・オリエンテッドで、HR/HMとして扱いうるサウンドの中では最もソフトな部類に入る。

その洗練されたサウンドは、JOURNEY、BOSTONどころかTOTOやSTARSHIP、CHICAGOをさえ想起させるもので、メロディアス「ハード」を求める向きにはちょっと物足りないかもしれないが、ラーズ・サフスンドの爽やかな歌声ともあいまって、耳触りのよさは抜群。

CHICAGOやリチャード・マークスの作品に関わっていたブルース・ガイチ(G)や、イタリアン・プログレの大御所、NEW TROLLSのメンバーとして来日経験もあるアンドレーア・マッダローネ(G)、スヴェン・ラーソン(G:STREET TALK)といったゲスト・プレイヤー達も流石のプロフェッショナルな仕事をしている。

#8でデュエットしている女性VoはALYSON AVENUEのアラベラ・ヴィタンク。

やや楽曲の表情が画一的なのが気になるが、とても欧州のインディーズ・レーベルからリリースされた作品とは思えない高品質な一枚【83点】

◆本作収録「No End In Sight」[YouTube]



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コメント

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初めまして!

いつもこのサイトを拝見していますが今回初めてコメントさせていただきます。
このバンドはWork Of Artのラーズさんが参加しているとHMVのサイトで知り、確か当時B!で藤木さんのレビューが89点と高評価だったのでこの1stは発売日に買いました。
個人的にHere Be My Side、With You、The Chosen Oneの3曲は本家のWork Of Artの名曲群に負けないと思っています。
ただ音楽性がWork Of Artと似ているし、バンドというよりはプロジェクト的な感じがしていたのでラーズさんはこの1枚限りで次(2nd)は参加しないだろうと思っていましたが、
無事2ndが発売されて良かったです。
ぜひこれからも続けて欲しいバンドです。

>ノバックさん

はじめまして。
ラーズが参加していると知っていればこのファーストもリリース当時に手を出していたと思うんですけどね(笑)。

WORK OF ARTの方がバンドっぽいのは確かですね。
どちらも素晴らしい音楽なので、ぜひ続けていってもらいたいと思います。