LIONVILLE / II

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前作が一部のメロハー・マニアの間で話題となったLIONVILLEのセカンド・アルバム。

マニアならぬ私は全くノーマークで、BURRN!のレビューでWORK OF ARTのラーズ・サフスンドが歌っているという事実を知り、興味を持ってサンプルを聴いてみたらそのあまりの心地よさに驚嘆し、前作もろともAmazonで注文してしまいました。

そしてまず届いた1stに続き、その2週間ほど後に届いた本作を聴き、期待通りの素晴らしさに嬉しくなってしまった。

前作からドラムをプレイしている人物がアレッサンドロ・モリなる人物に交代しているが、楽曲をクリエイトしているのは前作同様ステファノ・リオネッティ(G, Vo, Key)とアレッサンドロ・デル・ヴェッキオ(Key)の2名なので、当然ながらサウンドに影響はなく、前作同様極上のAOR系メロハー・ワールドが展開されている。

強いて言えば前作よりも快活な躍動感が強くなっており、聴いているときのワクワク感は本作の方が上(哀愁は前作の方が上かも)。私にとって最大の購入動機であるラーズ・サフスンドの爽やかな歌声もこの路線にピッタリで、最高の耳触りを提供してくれる。

本作の路線を象徴する爽快感あふれるキラー・チューン#4「Higher」にはなんと大御所CHICAGOのビル・チャンプリンと、その妻であるタマラ・チャンプリンがゲスト・ヴォーカルで参加している。

HR/HMファンの中にはこういう音がBGMにしか聴こえない人もいるかもしれませんが、80年代に産業ロックと呼ばれていた音楽や、90年代にビーイング系と呼ばれていた音楽が好きな人であればたまらないサウンドなのではないでしょうか。

こういう健康的で屈折のない音楽こそメインストリームで売れていてほしいのですが、残念ながら本作のサウンドは現在の世の中にとってはいささか眩しすぎる音かもしれませんね…(苦笑)。【85点】

◆本作のサンプル音源 [YouTube]



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コメント

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これはツボです!

僕はHR/HMにはまる前は80’sの音楽を良く聴いていたので、凄く心地いい音です。
adoreさんが以前ご紹介下さった Work Of Art は去年の秋に入手したのですが、一通り聴いて秋冬に聴く音楽ではないと思ってまだ寝かしております(笑)
こういう音楽って暖かくなって開放的な気分で聴くと感動が倍増するんですよね。
春になったらこちらもチェックしてみます。

そうでよね、こういう音楽のバンドが何百万枚もアルバムが売れるべきなんですよね。それをエクストリームでアンダーグラウンドなバンドの連中やそのファンが嫉妬も含めて強烈にディスるのが正しいシーンのあり方だと思うのですが(笑)。

素晴らしいメロハーバンドです!
ご紹介いただきまして本当にありがとうございます。

どちらもアルバムも感動的でしたが、1stの哀愁感がさらに良かったです。
こんな爽やかな声で転調されたら興奮を抑え切れません(笑)

まとめてお返事

>Mark.Nさん
80年代のポップ・ミュージックが基本にある人にとってはすごく心地いいですよね。
WORK OF ARTは北欧メロハーなのですから、寒い季節にもピッタリですよ! ぜひさっさとハマってください!(笑)


>名も無きメタラーさん
もう何がメインストリームで何がアンダーグラウンドなんだかわからなくなってしまってますからね…。
いつの時代でも親子で楽しめる健康的な音楽がメインストリームであるべきだと思うのですが(個人的にそういう音楽にハマるかどうかは別として)。

こういう音楽がアンダーグラウンドになってしまっている現状にちょっと違和感を覚えてしまうのは私が古い考え方の持ち主、ということなんでしょうけどね。


>0427さん
このサイト/ブログを読む人にどれくらいニーズのある音か、書いている当人が半信半疑だったのですが(笑)、気に入っていただけてうれしいです。

爽やかで素晴らしい声ですよね。私も生まれ変わったらこんな歌声の持ち主になりたいです(笑)。

2ndもとても良い出来ですね!
僕もHigherはキラーチューンだと思います。
しかしラーズ・サフスンドは本当に爽やかで透明感がある良い声で素晴らしいです。
ゲストのビルさんの声は必要ないと思えるくらいに・・・と言ったらChicagoファンの方に怒られそうですね。

>ノバックさん

たしかに音楽的にはビル・チャンプリンは必ずしも必要ではないかもしれませんが、話題性的にはプラスだと思うのでいいんじゃないでしょうか。

バンド名もジャケットもアルバム・タイトルも地味なのがちょっと気になるのですが、気持ちよく聴ける良いアルバムだと思います。

lionvilleの楽曲はyoutubeで初めて聴きました。どれもかなりメロディアスな曲に仕上がってますね。
aorと呼ばれるにふさわしいアルバムだと思います。
しかし残念ながら、このような曲調の歌は現代では、あまり評価されていませんね。アメリカでは特にそうだと思います。
まだバラード系な曲調のアーティストが多数いる日本のう方がまだ、需要があるかな。。。まあどちらにしろ、私にとっては、lionvilleをはじめこのような曲調のアルバムは最高です!

>aorockmamuさん

こういう音楽、好きな人は結構いると思うんですけど、なかなかそういうニーズが顕在化しませんね。
日本人の感性に合う音楽だとも思うので、せめて日本だけでも成功してもらいたいと思うのですが。