THOUSAND EYES / BLOODY EMPIRE

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LIGHTNINGのG、Kouta(Bach名義でTHOUSAND LEAVESという同人系プロジェクトでも活動)、AFTERZEROのDougen(Vo)、YOUTHQUAKEやVOLCANOでの活動で知られるAkira(B)、KNIGHTS OF ROUNDのJuhki(Dr)、TEARS OF TRAGEDYのToru(G)によるニュー・バンドのデビュー・アルバム。

2011年10月にKoutaによるプロジェクトとして誕生、翌2012年6月にメンバーのラインナップが固まり、THOUSAND EYESと名乗ることになる。

デモを制作しつつ、同年12月には「SPIRITUAL BEAST」との契約が成立、そこからMETAL SAFARIのHiroをミキシングとマスタリングに迎えてこの2013年3月に本作がリリースされたというから、(本人たちはどう思っていたかはともかく)随分トントン拍子に事が進んだものだという気がするが、それも納得の強力なサウンドだ。

本作におけるAT THE GATESやARCH ENEMYを彷彿とさせるアグレッシヴなメロデス/デスラッシュ・サウンドには一片の迷いも感じられず、全曲アップテンポで一気に聴かせてくれる。

もちろんアグレッシヴなだけなら私は興味を抱かなかっただろうが、本作の随所で時に絡みつくように、時にほとばしるように響き渡るメロディックなリード・ギターの煽情力と泣きは半端ではない。

この攻撃性と叙情性の類い稀な融合で真っ先に思い出したのは、屍忌蛇率いるVOLCANOの名作「VIOLENT」。奇遇なことに(?)、そのVOLCANOのメンバーもいるわけだが。

私にとってこれはまさにVOLCANOの「VOLCANO」以来の衝撃。ちょっと一本調子に感じられる部分もあるが、それすら潔さとして讃えたくなるような傑作だ。カタルシス・ミュージックとしての完成度は絶品。

今日びことさらに海外のバンドと比較してどうこう言うような時代ではないが、これは完全に世界レベル。日本のバンドだからという理由でスルーしているメタル・ファンは、エクストリーム派はもちろん必聴だし、メロディ派でもデス系がイケる人はぜひ聴いてみてもらいたい。【87点】

◆本作のトレーラー映像 [YouTube]



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コメント

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試聴一発で気に入り購入しましたが、期待通りの叙情サウンド満載でとても満足しています。
確かに一本調子に感じられるので1曲くらいスローで泣かせにかかる曲があっても良かったですね。

あと似たような国内メロデスバンドではShatter Silenceなんかもお勧めですよ。

>C.O.Biwakoさん

まあ、曲調の幅を広げるのは次作以降にして、まずはガツンとこのバンドのアイデンティティをストレートにぶつけた結果こういう作風になったのではないでしょうか。

最近は日本のメロデス系もクオリティの高いバンドが増えてきていますよね。頼もしいことです。