『週刊朝日』にフィンランドのメタル・バンドが登場

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VICTOR ROCKSさんのツイートで、今週売りの『週刊朝日』にTURISASが登場していることは認知していました。

が、「ケッ、どうせイロモノ・バンドとしてネタにされてんだろ」と被害妄想を働かせ、スルーしていました。

しかし今日、会社のビルに入っているコンビニで夕食のパスタを温めてもらっている間、フラッと雑誌コーナーに来てみると、その『週刊朝日』が置いてある。

「べっ、別に見たいわけじゃないんだからね! ただ、今ちょっと手持ち無沙汰だから、10秒くらいなら見てあげてもいいかな…なんて、ホントにただそれだけなんだから!」と心の中で呟きつつ、ページをめくる。

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「バ…BATTLELOREがカラー扉…だと…。BURRN!でもモノクロ扱いでしか登場したことがないのに…」

(30秒後)

「すみません、これも下さい。Suicaで払います」

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扉ページ合わせてカラー5ページの露出。まさかここまでボリュームのある記事として扱われているとは正直予想外でした。

まあ、実際の所、私が危惧していた「イロモノ扱い」的なニュアンスはあって、取り上げられているのは冒頭のBATTLELOREや、TURISASの他、KORPIKLAANIやMOONSORROW、ENSIFERUMといったフォーク/ヴァイキング系のコスプレみたいなバンドや、LORDIやHEVISAURUSといった着ぐるみ系のバンドのような、見た目のインパクトが強いバンドばかり。

フィンランドのメタル人気の立役者というべきSTRATOVARIUSや、アメリカでゴールド・ディスクを獲得するほどの人気を誇るHIM、欧州を代表する人気バンドに育ったNIGHTWISH、エクストリーム・メタル・シーンで強い影響力を持つCHILDREN OF BODOMといった、いわゆるメタル・ファンがフィンランドのメタルと聞いて思い浮かべるようなバンドには全く触れられていない。

フィンランドの民族叙事詩「カレワラ」について記事中で触れつつ、これまで一貫してその「カレワラ」をテーマにした曲をプレイし続けてきたAMORPHISにはノータッチ。

そういう意味ではやはり生粋のメタラーにとって満足できる内容とは言い難いのですが、「10代のみならず、40代、50代の大人も愛聴し、ラジオからは日常的にヘヴィ・メタルが流れ、カフェでも当たり前のように流れている」という状況や、国が「ヘヴィ・メタルのバンドが国外ツアーを行なうときに旅費を出すことも珍しくありません」といった「フィンランド事情」の話はなかなかに興味深い。

LORDIの紹介文には「着ぐるみは当初、女性メンバーの手縫いだった」という、心温まるちょっとした小ネタも。

LORDIの写真は来日時のものですが、その写真を提供した人のブログを発見。
「撮って皆ですぐ逃げた」に笑いました。明らかに器物損壊。

まあ、飯を食いながら眺める暇つぶしとしては悪くない記事でした。
次回は(あるのか?)もっと突っ込んだ続編記事を希望します。

ちなみに、コレを会社の席で読んでいるとき覗き込んできた後輩の言葉は、
「なんスか、このオンラインゲームみたいな人たちは?」でした…。

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◆この記事を担当した和田靜香氏のHP(2013年3月26日にこの記事についての文章あり)
http://homepage3.nifty.com/hypochon/
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コメント

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adoreさんのツンデレっぷりに笑ってしまいました(笑)

そういえばLordiの1st買おうかと思っているんですが、アレかなり良いんですかね?

80'sの音楽を彷彿させると聴いてワクワクが止まりません。

あと、フィンランドではないんですが北欧のMersyful FateとKing Diamondってadoreさん的にはどうなんですか?

つべで曲を視聴した際は琴線に触れまくっててアルバム買って聴いてみたいなぁとは思ってるのですが。

まぁ、ホントは某レビューサイトの(以下略

あと、これはホントに個人的な事なのですが、最近サバスやジューダス、メイデン等のクラシックHR/HMが聴きたくてしょうがないです(笑)

この間ユニオンでメイデンの3rd(勿論廃盤)を見つけてからずっとそればっかり聴いてしまっていて、Helloweenやストラトのアルバムをめっきり聴かなくなってしまいました。

なんだかどんどん時代を遡っているような気がしてなりません(苦笑)

自分も読みましたが、これでは新規ファン獲得は困難ですね。

自分もTurisasとかWintersunが好きですが、音源聞く前にこの記事見たらちょっと敬遠するかな(笑)

フィンランドは良質のメタルが溢れている国ですので今度(?)はイロモノ扱い無しの記事を見てみたいです。

どういった風の吹き回しで、こんなお固い書籍にメタルの記事が書かれたかが気になります(笑)

フィンランド

これツイッターでつぶやいてるの見ましたよ。
お馴染みのバンドではないのですが、内容はけっこう濃いですね。
国家が旅費を出す、って日本じゃあり得ないですよ。

P.S.一昨日のadoreさんのつぶやきにちょっとウケちゃいました(笑)。
AVANTASIAの限定盤はインスト曲CDも追加されているんですよね。
ないのはメインVoのみでバッキングコーラスだけは残っているみたいです。
ツアーの予習用で作ったような感じだと思いました。

まとめてお返事

>Shuさん
LORDIの1stは、曲の出来にややバラつきはありますが、良い曲はムチャクチャ良いですね(2ndも)。
ただ、あくまで「LORDIの世界」あっての80年代テイストなので、モロに80S'を期待すると肩透かしかもしれません。

MERCYFUL FATEやKING DIAMONDは、名盤と呼ばれているアルバムしか聴いていませんが、前者はリフ展開が、後者はギターの泣きとドラマティックな曲調が魅力的です。

ただ、個人的にはキング・ダイアモンドの歌唱が苦手なので、積極的には聴かないバンドだったりします。
愛に満ちたCoPのレビューをご参考に…。

ある所まで達すると過去に遡るのはメタラーの通過儀礼です。
どっぷりとクラシックに浸ってください。メイデンの3rdって今廃盤なんですか?


>Tommyさん
まあ、この記事で関心を持つ人がメタルにハマるとは思えませんね(苦笑)。
かといってイロモノなしで普通に良いバンドを取り上げる、なんてのは音楽専門誌でやれ、って話で、なかなか難しい所です。


>ぴーぽんさん
お堅い書籍…?
週刊朝日なんてかなり下世話な雑誌だと思いますが…(笑)。


>ストラディキャスターさん
フィンランドにとってはメタルは外貨を稼ぐ「輸出品」のひとつですから、国としても援助する気になるのでしょうね。

Twitterの件、リプいただいたツイートのことですよね?
いただいたリプライにさらにリプしましたが、私はもうそんなに熱心に「予習」なんてしませんね、きっと(笑)。

>adoreさん

あ、なるほど。
分かりました、適度に期待しておきます(笑)

キング・ダイアモンドの歌唱に関しては『狂気の演出』みたいなものだと思ってたりするのでそこまで気にしてなかったりするので、きっと某管理人さんのようにめちゃめちゃ好きになったりするかもしれません(笑)

時代を遡るのって通過儀礼なのですね。

僕はメタラーとしてあるところまでもう到達したというのか・・・(笑)

あ、メイデンの3rdは普通に再発されているとは思うのですが、僕は普通の音楽ファンには理解されない特殊なCDの集め方をしていて、僕の言った廃盤というのは国内盤の1stプレス、つまりオリジナルのCDを探し回っているいわゆる「廃盤ハンター」というヤツなんです。

こんなんだからクラシックアルバムを今までちゃんと聴いてこなかったんですがね・・・(苦笑)

確かにバンド自体の知名度ではなく、見た目のインパクトを重視して取り上げた記事は違和感がありますね。
けれど一般の人からしたら、未だにメタルのイメージは鋲付きレザーに金切り声、もしくはとことん重苦しくした宝塚みたいな衣装にデスボイスなので、Tシャツにジーンズといった普通姿のバンドを載せられたところで「?」って感じでしょうね(笑)

そう言えば、DGMの新譜のレビューはしないのですか?

「オンラインゲームみたいな人たち」・・・笑いました。
この記事を見た人にこれくらいのリアクションがあればある意味目的は達成されてるんじゃないですかね(笑)

僕もストラト、ソナタ、ナイトウィッシュあたりは入れて欲しかったです。
しかしこれらのバンドの良さを文章だけで伝えるのは不可能だと思うので、一般人を対象にした雑誌の限界はこんなところでしょう。(専門用語とか類似バンドを挙げられる音楽雑誌は別にして)

でもフィンランドのメタルシーンでも特異な彼らを前面に出してしまうのはメタラーとしては微妙ですよね。
できれば、ポップなバンドからエクストリーム系、イロモノ、アモルフィスのような知的なバンドまであるという多様性のほうをクローズアップしていただきたかった・・・・・・・・・・ですが一般人にはどうでもいいことですね(悲)

まとめてお返事2

>Shuさん
国内盤ファースト・プレスにこだわったらなかなか入手の厳しいものが多いですね(笑)。
モノへのこだわりについては人それぞれですし、理解できなくはないのですが、そこにこだわりすぎて肝心の音楽が聴けないのではもったいないと思いますよ。


>HIKARIさん
まあ、一般人が見て何らかの引っかかりがあるものにしないと一般誌における記事として成立しないと思うので、こうなるのはやむを得ないんでしょうね。

DGMのレビューは、ちょうど書こうと思っていたところでした(笑)。


>Mark.Nさん
こういう雑誌でイロモノがメインになるのはやむをえないことかもしれませんが、それにかこつけてもう少し音楽の話に突っ込んでもらえると嬉しかったですね。

>adoreさん

確かにそうなんですよね(苦笑)

個人的に再発(リマスター)というものが苦手で、オリジナルの「音」を味わいたいというか・・・。

オジーのリマスターなんかリマスターどころかリズムトラックが差し替えられてるなんて聞きますしね。

まぁ、つべ等の動画サイトで色々聴いたりもしてはいますが(笑)

一般ポップスファンのための記事ですから

日本人は受け手も作り手も質よりよりメンツ重視だから(震え声)
見た目のインパクトがあるバンド優先になるのは仕方ないですよね・・・
メンバーが代わっても、曲の質が変わらなければいい、という人がどれだけいることやら・・・
そしてSTRATOVARIUSよりも先輩のTarotにも誰か触れてあげてください

>Shuさん

ああ、デジタル・リマスターがお好きではないのですね。
こだわってますね(笑)。

オジーの2002年リマスターのようなケースはレア・ケースでしょう。
80年代後半、デジタル・レコーディングが一般的になってからの作品についてはあんまり変わらないことが多いですし、IRON MAIDENなんかはリマスターで音が良くなったというのが一般的な意見だと思いますが…。

>ヘロウィンさん

メンバーが変わっても、曲の質が変わらなければいい、という人はメタル・ファンにおいては結構多いと思いますけどね…。他のジャンルに比べればですが。

STRATOVARIUSも前身バンドから合算すれば82年結成ですし、ティモ・トルキが加入した86年を実質的なスタートとしてもTAROTはまあ「同期」扱いじゃないですかね。

TAROTはたしかにフィンランドのメタル・シーンにおける先駆者ですが、これだけフィンランドのメタル・シーンの層が厚くなってくると存在感が薄くなってしまってますね…。

マルコがNIGHTWISHに加入していなければその知名度はさらに下がっていたと思うと寂しい話ですね。

>adoreさん

一般的な意見だとそうなんですけどもね。

当時を知らない若者だからこそ(なんだそれ)当時の音が聴きたいという願望が・・・周りの同世代よりもかなりアナログ派な人間なので(苦笑)

デジタルレコーディングって80年代後半から始まってたんですね・・・音源丸々変えてる訳じゃないからあまり変わらないなんてのもまぁ承知の上なんですけどね(笑)

>Shuさん

まあ、音楽に対するこだわり方は人それぞれですし、そういうこだわりが楽しかったりすることも確かだと思いますので、ご自分の興味を大切に音楽を聴いていけばいいのではないでしょうか。

>adoreさん

はい、これからも音楽を楽しんでいきたいと思います(笑)

Avantasiaのレビュー、楽しみにしてます!

>Shuさん

AVANTASIAは現在聴き込み中なので、しばしお待ちください。