PLANET ALLIANCE / PLANET ALLIANCE (2006)

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メロディックなHR/HMを扱うドイツのインディー・レーベル「METAL HEAVEN」が、スウェーデンのメロディック・メタル・バンドCLOUDSCAPEのVo、マイク・アンダーソンの才能に惚れ込んで制作したプロジェクト。

そのCLOUDSCAPEのプロデューサーだったアンダース“テオ”テナンダーの人脈を通じて集められたのがマグナス・カールソン(G:LAST TRIBE、ALLEN/LANDE他)、カール・ヨハン・グリマーク(G:NARNIA他)、ヤンネ・スターク(G:OVERDRIVE, LOCOMOTIVE BREATH他)、マティアス・エクルンド(G:FREAK KITCHIN他)マグナス・ローゼン(B:HAMMERFALL他)、ハイメ・サラザール(Dr:BAD HABBIT, THE FLOWER KINGS他)といったスウェーデンの実力派ミュージシャンに加え、かつてRAINBOWやOZZY OSBOURNE、GARY MOOREといった大御所のバンドでプレイした歴戦の兵、ボブ・デイズリー(B)が参加し、ちょっとした「スーパー・プロジェクト」になっている。

欧州では2006年に発表され、ここ日本では翌年2007年に発売された本作の、私にとって主要な購入動機は、4曲の作曲を手がけ、多くの曲でメイン・ギタリストを務めているマグナス・カールソンの存在だった。

しかし、実際に聴いてみると、マグナスの曲も勿論良質なのだが、メイン・ソングライターであるマイク・アンダーソンの曲も意外なほどクオリティの高いメロディック・メタル・チューンで、期待していなかっただけに驚き。

カール・ヨハン・グリマークが素晴らしいギター・ソロを展開するネオクラシカル系メロディック・スピード・メタル・チューン#4なんて、マグナスの曲を差し置いてまさかの本作ベスト・チューンですよ。

ボブ・デイズリーが#3と#6の2曲を手掛けており、これが他のいかにも北欧らしい哀愁を湛えたメロディック・メタル・サウンドとは明らかに趣を異にする王道のブリティッシュ・ハード・ロック・チューンで、アルバムにメリハリをつける役割を果たしている。

ややハスキーなマイク・アンダーソンの声質がリカルド・ベンソン(LAST TRIBE)に近いこともあって、LAST TRIBEを思わせる瞬間があるのが個人的には嬉しい(リカルド・ベンソンより歌は上手い/笑)。

ここの所マグナス・カールソンが関わっているALLEN/LANDEをはじめとする「Frontiers Records」のプロダクトは、いささかヴォーカル・オリエンテッドな作風が多くて、悪くはないものの、どこか物足りなかったのだが、本作ではベースやドラム(特に元LAST TRIBEでもあるハイメのドラムだな)にも存在感と聴かせ所があって、その点もLAST TRIBEっぽくて聴き応えがある。

いやぁ、これはちょっと予想以上の佳作かも。私のようなLAST TRIBEファンであれば一聴の価値あり。【85点】


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コメント

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マイク・アンダーソンといえばFULL FORCEのイメージが強いです。
FULL FORCEは結局ぜんぜん売れてませんけど。

カール・ヨハン・グリマークも知っているし、マグナス・ローゼンも当然ながら知っています。
まさにスーパー・プロジェクトですね。
音源聴いてみて良かったら購入してみます。

>ストラディキャスターさん

私もFULL FORCEは1曲試聴したくらいですね…(苦笑)。
意外と、と言っては失礼ですが、なかなかの好盤なので、気に入ったらチェックしてみてください。