「2つのQUEENSRYCHE」のチャート対決の結果

アメリカでは先週発売になったトッド・ラ・トゥーレ(元CRIMSON GLORY)がヴォーカルを務めるQUEENSRYCHEのニュー・アルバム、「QUEENSRYCHE」は、初週で約13,500枚を売り上げ、全米23位を記録。

4月末に発売されたジェフ・テイトがヴォーカルを務めるQUEENSRYCHEのアルバム「FREQUENCY UNKNOWN」の初週セールスは5,500枚で、ビルボードのチャートは82位でしたから、今なおQUEENSRYCHEというバンドの新作にお金を払ってもいいと考えるコアなファンにどちらがより支持されたかは明白でしょう。

そもそもジェフ・テイトのQUEENSRYCHEが所属する「Deadline Music/Cleopatra Records」よりも、トッド・ラ・トゥーレが歌う(というよりジェフ以外のQUEENSRYCHEのメンバーが残っている、という形容の方が適切か)QUEENSRYCHEが現在所属している「Century Media」の方が大手のレーベルであるために、プロモーションや流通がまさっていた可能性も大きいわけですが、ジェフのQUEENSRYCHEがそもそもそんなマイナー・レーベルとしか契約できなかったという時点で既に潮の流れは決していた、というべきでしょうか。

まあ、これが日本のバラエティ番組であれば負けたジェフ・テイトのQUEENSRYCHEが改名することになったりするわけですが、このバンドの場合は既に裁判沙汰になっているので、そんなオモシロ展開にはなりません(笑)。

相対的に勝ったとはいえ、ジェフ以外のメンバーによるQUEENSRYCHEのアルバムも、せいぜい2009年の「AMERICAN SOLDIER」程度のチャート成績なわけで、そんな諸手を上げて喜ぶような数字ではないのですが。

ちなみに今週のビルボードTOP200は、19位にスウェーデンのヴァイキング・メタル・バンド、AMON AMARTHの新作「DECEIVER OF THE GODS」が、9位にLOUD PARK 11に出演していたペンシルベニア州出身のクリスチャン・メタルコア・バンド、AUGUST BURNS REDの新作「RESCUE & RESTORE」がランクインするなど、なかなか鉄分含有の高いチャートになっていました。

◆ニュースソース
TODD LA TORRE-Fronted Version Of QUEENSRŸCHE: Self-Titled Album Cracks U.S. Top 25
http://www.blabbermouth.net/news.aspx?mode=Article&newsitemID=192035



※AMON AMARTH's 'Deceiver Of The Gods' Cracks U.S. Top 20
http://www.blabbermouth.net/news.aspx?mode=Article&newsitemID=192032




※AUGUST BURNS RED's 'Rescue & Restore' Lands In U.S. Top 10
http://www.blabbermouth.net/news.aspx?mode=Article&newsitemID=192033


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コメント

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QUEENSRYCHE

個人的に勝ち負けなどどうでもいい事だけど、お金を払いたいならトッド・ラトゥーレの方でしょうね。
ジェフ・テイト派の方が「より良い音楽を提供してくれる」とはとても思えません。

2007年、QUEENSRYCHE来日公演を観た時は、数年後、まさかこんな泥沼劇が起こるとは思ってもみませんでした。
結束が固いイメージがあったので、(クリス・デガーモはいないが)この後も、ずーっとバンドは存続していくものと信じていました。
あともう一度位、ライブを観たいなぁなんて、思ったり…。

長年のファンとしては、今の状況は、受け入れ難く、哀し過ぎます。
「Operation: Mindcrime」が、HM史上、後世に末永く語り継がれる「名盤」であるのは間違いないので、その清らかな記憶の中に、バンドを封印しました(泣)

>ストラディキャスターさん

まあ確かに売上での勝ち負けなどは当人たちやレコード会社以外にとってはどうでもいいことですね。
ただ、ちょっと聴く限り、トッド・ラ・トゥーレ側のQRの音楽も微妙に感じられるのが気になるところです(苦笑)。

>happychildsさん

2007年に観てらっしゃるとはなかなかコアなファンですね。
たしかにキャリアの割にメンバーチェンジは少なめなバンドでしたが、まさかこんな泥沼状態になるとは想像もつきませんでしたね。

まあ、過去に素晴らしい作品を残したことは事実なので、思い出は美しいままそっとしておきましょう…。

両方とも聴きました。トッドの方は「EMPIRE」路線の曲調のアルバムで「PROMISED LAND」以降では一番ではないでしょうか?どの時代に思い入れがあるかで変わるかもしれませんが、とてもいいアルバムだと思います。ジェフの方はゲストのギタリストたちが頑張ってます。曲は最近並みでつまんないですが、ソロは熱いです。ボーナスのセルフカバーは適当な録音で、聴いてて情けななくなるほど、歌い流して、自分で自分の歴史に泥を塗ってます。

>大介山さん

Web上で2曲ほど聴いた限りでは期待薄だと思っていたのですが、「EMPIRE」路線と聴くと俄然聴いてみたくなりますね。
「PROMISED LAND」以降では一番、という表現は良いのか悪いのか判断し難いですが…(笑)。

ジェフの方は案の定…ですか。まあ、一応聴いてみたいと思います。