REINXEED / A NEW WORLD

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前作からGとBが交代して制作された通算6枚目のアルバム。

前作で既に脱スピード・メタルの兆候を見せていたが、本作ではさらに疾走感は控えめに、よりメロディを練り込みにかかっているのが伝わってくる。

メロディック・パワー・メタルとしての基本線は守られているが、この作風であればメロディアス・ハードのファンにもアピールするのではないかと思えるほど。

ただ、アレンジが画一的であるために、相変わらず個別の曲の印象が残りづらい金太郎飴状態なのはデビュー以来変わらぬ難点。

イングヴェイが定期的にシンガーを変えていたのはこういうマンネリズムを回避することも目的のひとつだったのではないかと思うが(単なる結果論かもしれませんが)、彼らの場合シンガーが中心人物であるだけに、なかなかこのマンネリ感から脱却することは容易ではない。

せめて優秀な外部プロデューサーを入れて、何か新しい「技」を身に付けるきっかけを得ないことには、良くて現状維持、トミー自身のセンスが枯れていく可能性を考慮すると先細りの未来しか見えない。

9分近くに及ぶタイトル曲#10をしっかり聴かせてハイライトにできるあたり、メロディ・メーカーとしての才能はあると思うだけに、もったいない。

大きなお世話とは知りつつ、あえて提案するなら、STRATOVARIUSのティモ・トルキを見習って、良いライヴ・パフォーマンスのできるフロントマンを入れ、さらにHR/HMファン歴の長い人が「オッ」と思うような、インターナショナルなキャリアのある有名なメンバーを1人2人メンバーに迎えてみると、新しいステージに移れるのではないかと思う。

ただ、所属レーベルが大手ではないだけに、色々と難しいのかもしれませんが…。

残念ながら今のままでは、良質なアマチュア・バンド以上の評価は得られず、マニア向けのバンドというポジションからの脱却は難しいだろう【80点】。

◆本作収録「Guitar Hero」のPV [YouTube]



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コメント

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REINXEED

結局「1912」を越える作品は作れませんでしたね。
才能があるだけにもったいないですよね。
フロントマンはたぶん入れないと思います(笑)。

>ストラディキャスターさん

まあ、彼はまだ若いので今後どうなるかわかりませんが、メロディック・パワー・メタルとしては「1912」が一番クオリティ高いですね。

単純にメロディの質だけなら「MAJESTIC」の方が充実している気がしますが。

フロントマンは…やっぱり入れないんでしょうね(苦笑)。