REINXEED / SWEDISH HITZ GOES METAL VOL II

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REINXEEDによる、母国スウェーデンのヒット・ポップスのカヴァー・アルバムの第2弾。

前作は母国でそれなりに話題になり、彼らがゴールデン・タイムのTV番組に出演するきっかけになったそうだ。

前作はABBA、ROXETTE、ACE OF BASEという、スウェーデンの70年代、80年代、90年代を代表するポップ・アーティストに絞って選曲されていたが、今回はTHE CARDIGANS(#1)、ROBYN(#4)、Da Buzz(#7)、MEJA(#12)など、比較的メジャーなものから、日本人の感覚ではややマニアックなアーティストまで幅を広げて選曲されている。

ただ、全体のうち7曲と、半数以上の曲はABBAのものであり、いかにトミー・レインエクシードにとって(というかスウェーデン人にとって?)ABBAの存在が大きなものであるかが伝わってくる。

とはいえ、ABBAのカヴァーのうち#5「One Of Us」は、日本でも人気のあったPANDRAによるカヴァー・バージョンをベースにしているらしい。

Da Buzzなどというややマニアックなユーロ・ダンス・アクトの楽曲を取り上げたのは、彼の姉妹たちがそういう音楽を好んでいて、耳に入る機会があったから、とのことだが、個人的にはかねてからユーロ・ダンス的な楽曲は「テンポの速いリズムに哀愁のあるメロディックなヴォーカル・ライン」という点で本質的にメロスピに近いと思っていたが、案の定この曲が一番メロディック・スピード・メタル然とした仕上がりである。

前回に比べると選曲の幅が広がった分、曲調の幅も広がっており、こういう多様な楽曲をプレイ/レコーディングする経験がREINXEEDのオリジナル作品にもフィードバックされると良い影響があるのではないかと期待したいところだが、アレンジはどれも画一的なメタル・アレンジなので、それは期待薄かもしれない(苦笑)。

とはいえ、カーディガンズやメイヤのようなHR/HMっぽさの全くない楽曲が見事にメロディック・メタル化されているのはなかなか面白いし、特に後者のやたらとアツいギター・ソロ・パートには思わずニヤリとさせられてしまったのだが。

まあ、原曲がいい曲ばかりだし、ヒネリには乏しいとはいえ、メロディック・メタル・ファンには聴きやすいアレンジばかりなので、それなりに楽しめる作品ではある。

ただ、前作がちょっと受けたから続編を…みたいな考え方はいささか「柳の下のドジョウ」狙いっぽくてあんまりカッコよくないし、恐らくスウェーデンが生んだポップ・ソングの中で一番知名度の高い「Dancing Queen」(ABBA)も使ってしまったし、このシリーズは本作を最後にしたほうがいいんじゃないですかね。

まあ、まだEUROPEのアレが残ってますが、アレをやるなら通常のREINXEEDのアルバムのボーナス・トラックでいいと思います(笑)。

◆本作のティザー映像



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コメント

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バンタン少年団です。

バンタン少年団です。
ブログ更新お疲れ様です。
また、見に来ます。

バンタン少年団

No title

いつの間にかSabatonにいる(笑

>Loki Holstさん

何年か前にもオファーを受けて断ったという話をインタビューでしていました。

こうして実際に加入したことでそれがフカシではなかったことが証明されたわけですが、やはりそろそろ将来のことも考えて人気バンドに加入したくなったんですかね?(笑)