LOUD PARK 13 二日目感想 2013.10.20

昨夜このブログでLOUD PARK 13一日目の感想を書いていたら思いのほか夜遅くなり、あえなく二日目も寝坊。なんという本末転倒。

とはいえ、ライヴの感想などというのは余韻が残っているうちに書かないと忘れてしまうし、そもそも面倒くさくなってしまうので、その辺は難しい所です。

いや別に書かなくても誰も困らないのですが。

そんなこんなで、降りしきる雨の中、会場に到着すると2バンド目であるBREAKING ARROWSが始まるところでした。

ネット上で知った所によると、1バンド目のMETAL CLONE X(CHTHONICのフレディやマーティー・フリードマンによる、ももいろクローバーZのメタル・カヴァー・プロジェクト)にはなんと八代亜紀がゲスト出演して、彼女の代表的ヒット曲である「雨の慕情」と、マーティー・フリードマンによる新曲「MU-JO」をプレイしたそうで、それは面白いものを観損ねたなあ、と残念な気持ちになりました。

BREAKING ARROWS

元SIAM SHADEのDAITA(G)がアメリカで結成したバンド。ビール飲みつつ朝飯(というには遅いですが)食べながら席で観ていました。

日本のJ-POPフィールドで成功したHR/HMバンドのメンバーがアメリカでバンドを結成、というとCATS IN BOOTSを思い出しますが、短命に終わったCATS IN BOOTSと比較するのはいささか不吉ですかね。

プレイされているのはモダンなアメリカン・ハード・ロックで、さすがにクオリティは低くない。

ただ、SIAM SHADEの持っていた「キャッチーだけど実はテクニカルで複雑」という魅力はあまり継承しておらず、これだとSIAM SHADEのファンはあまり引き継げないだろうな、と思われるのがもったいない。

まあ、本人がゼロからのスタートを望んだのであれば、それも本望なのでしょうが、正直な所、ここで聴く限り、このバンドならではの「スペシャルな何か」というものは特に感じられないし、曲も凄く良い、とは思えない。

ヴォーカリストの声やルックスもあんまり日本人受けするタイプとは思えないし(日本人がターゲットではないのでしょうが)、ぶっちゃけバンド名がちょっと…ダサくないですか…?(震え声)

DAITA以外のメンバーは皆アメリカ人と聞いていたのに、Drが日本人の、それも女性に見える。めっちゃ笑顔で楽しそうに叩いていて、すごく好感度高い。

終演後、本日はMCに復帰していたサッシャ氏によると、どうやら今日のDrはヘルプのようで、FAZZY CONTROLのSATOKOさんというドラマーだそう。

FAZZY CONTROLというバンド名はなんとなく聞き覚えがあったが、詳細は知らないためググってみると、このSATOKOさんはあの「手数王」菅沼孝三さんの娘さんだそうな。道理で女性にしては(いや男性の水準でも)やたら上手いと思いました。


ENFORCER

スウェーデンのNWOTHM(早くも死語?)バンド。

BURRN!誌などでも結構プッシュされており、アルバムもなかなか良かったので期待していました。実際、この時間にしては結構アリーナ前方に人が集まっている。

前回の来日公演も非常に評判が良くて、行けばよかったと思っていましたが、その後ツイン・ギターの片割れが脱退し、ヴォーカルがギターも兼任するようになっている。

ギターを弾きながらだと、以前ほどフロントマンとしては動き回れなくなって、ライヴの魅力が減退してしまうのでは…? と危惧していましたが、なんのなんの、充分に若々しいエナジーを発散していました。

初期のIRON MAIDENを思わせる(つまりNWOBHM風の)、リフやリード・ギターを満載しながらアグレッシヴに突っ走るサウンドは、やや一本調子な所も含めて魅力的。

ACCEPTなどを思わせるフォーメーションも、ACCEPTほどキッチリと決まっておらず、適度にラフな所がカッコいい。

本来こういう音楽性のバンドはひたすらヘッドバンギング、というのが正しい作法だと思いますが(?)、アリーナ前方ではサークル・ピットなども発生し、盛り上がっていました。


MOKOMA

LOUD & METAL ATTACKにおける人気投票で、大本命と目されていたTURISASを破って選出されたフィンランドのスラッシュ・メタル・バンド。

スラッシュ・メタルとはいえ、フォーク・メタル的な素養を漂わせており、歌詞もフィンランド語で、どこか牧歌的でユーモラスな雰囲気を漂わせているのが特徴。

眼鏡&長い髭のヴォーカルがまたいい味を出している。

ライヴはあのインパクトのあるTURISASのライヴを超える(実際に超えていたかどうかはともかく、とりあえず総数自体が少ないTwitterによる投票では超えていた)好評を博しただけあって、とてもフィンランドのドメスティック・バンドとは思えないほど魅力的。

このアグレッシヴなのになぜか楽しい気持ちにさせるフィーリングはこのバンドならではの個性ですね。フィンランド…どれだけメタルの層が厚いのでしょう。

ただ、これはライヴで観ると楽しいですが、家でCDを聴いて楽しめるかどうかは未知数で、本日の好評をきっかけに日本盤がリリースされたりしても、意外と売れなかったりするのではないかと思っています(余計なお世話ですね)。


AMORPHIS

MOKOMAに続くフィンランドの民俗音楽からの影響を感じさせるバンド(とはいえ、その影響の出方は全く異なりますが)。

前回LOUD PARK 07に出演した際には、やはり寝坊で観損ねてしまっていました。

初来日公演のときは、演奏力が不足していて相当ヤバいパフォーマンスだったと聞いていますが、現在本国フィンランドではチャート上位の常連となった今では、さすがに安定感のあるパフォーマンス。

彼らの孤高の音楽世界をキッチリ描き出したそのパフォーマンスは、きっとファンに満足感を与えただろうと思う一方、パフォーマンス自体にはその音楽ほど際立った個性はなく、彼らの音楽に興味がない人を引き込むようなライヴではなかったかも。

トミ・ヨーツセン(Vo)の使っているマイクの形が変わっていて、実は本日それが一番印象に残りました。


BABYMETAL

本日一番賛否両論を呼んだアクトかもしれませんね。個人的にはこういうのも楽しめない人って人生損してるような気がしますが。

SUMMER SONICの際の「(同時間帯に出演していた)LINKIN PARKはこっちじゃないぞ」という影ナレに笑わされましたが、本日も「(同日に幕張メッセで来日公演をしている)地獄の軍団はこっちじゃないぞ」に笑わされました。

イントロ的な楽曲である「Babymetal Death」に続いて始まったのがキバオブアキバとのコラボ曲というか、実質カヴァーである「君とアニメが見たい」だったのが意外でした。

その曲以外でも、ROCK IN JAPAN FESやSUMMER SONICではプレイされなかった、彼女らのレパートリーの中では一番ピュアなメロディック・スピード・メタル・チューンである「紅月」がプレイされた一方、実質的なデビュー曲ながら、メタラー受けは悪そうな「ド・キ・ド・キ☆モーニング」がプレイされなかったあたり、彼女たち(というか、その後ろにいる大人たち)なりに場の空気を読んだのかもしれません。

バックバンドの演奏は相変わらずかなりゴツいサウンドで、ラメの入ったピンクのギターを弾いていたギタリストは相当なバカテク速弾きを連発していました。

アリーナ前方は大盛り上がりで、さすがにサイリウムを持っているような人は一人しか見当たりませんでしたが、本日最大の(唯一の?)ウォール・オブ・デスまで発生していました(終演後サッシャ氏に「ダメ、ゼッタイ」と注意されていましたが)。

一方、アリーナ前方以外は様子見といった感じで盛り上がりの落差はありましたが、アリーナ前方1ブロック分の動員を増やしたとしたら彼女らの興行における功績は大ですね。

しかし、ショウの途中で映し出されたオモシロ映像、あれは伊藤政則氏に見せているのでしょうか…(笑)。


TRIVIUM

新作を出したばかりの絶好のタイミングでの出演となったTRIVIUM。

そのタイミングの良さもあってか大人気で、多分今回のLOUD PARKで唯一のアリーナ前方入場規制となっていました。

個人的には彼らの楽曲はやや過剰に複雑で、決して「ノリやすい」音楽ではないと思うのですが、序盤からサークル・ピットが複数発生する盛り上がり。

特に「Kirisute Gomen」では複数のサークル・ピットが合体するかのように本日で最も巨大なサークル・ピットが出現、バンドの勢いを感じさせてくれました。

実際、前回出演したLOUD PARKではいささかステージの広さに不釣り合いに感じるような「軽さ」を感じましたが、今回はかなりスケール感を増してましたね。

外人が「TOKYO」と呼びかける際、なぜか「トキオー」という発音になりがちなのですが、本日のマシューはちゃんと「トウキョウ」と発音できており、全体的に日本語が流暢になってきていたのは、やはり日本人である母親の薫陶が効いているのでしょうか。

しかし、だとしたらこの会場が東京ではなく埼玉であることを教えないのは片手落ちというもので、MOKOMAやSTRATOVARIUS、イングヴェイなど、ちゃんと「サイタマ」と呼びかけたアーティストにはどうしても及びませんね(何が?)。


SPIRITUAL BEGGARS

ぶっちゃけメシタイムにしていたので、半分くらいしか観ていません。

どうやら同じタイムスケジュールだった人は多いようで、前のTRIVIUM、後のSTRATOVARIUSと比べると随分寂しい人の入りで、アリーナ前方ブロックさえかなり余裕がある(一方で通路はかなり混雑。昨日より明らかに動員多いですね)。

いわゆる伝統の「アモット枠」としてクリエイティブマンが意図的に呼んだはずですが、動員への貢献度はそれほど大きくなかったようで、これなら連続出場が途絶えた昨年をもってキッパリ切ってしまってもよかったのでは。

まあ、ニュー・アルバムも出たばかりでタイミングも良かったし、ぶっちゃけ今の彼らの人気では単独公演はキツいと思うので、そういう意味ではファンにとっては良かったと思いますが。

正直あまり好みの音楽ではないので深くは突っ込みませんが、前回観たときには今一つしっくり来なかったアポロ・パパサナシオ(Vo)も今回は馴染んでいた気がするし、悪くないライヴだったのではないでしょうか。

マイケル・アモットも、これまでにも増してマイケル・シェンカー的な泣きのトーンで弾きまくっていて、やはりこの人のトーンは印象的だなー、と思いました。

バンドの衣装もこれまで以上に70年代風でしたが、マイケル・アモットが着けていたバンダナも恐らくは70年代的なファッション、あるいはウリ・ロートあたりを意識したもので、何かを隠そうとしていたわけではないのだろうと思います。


STRATOVARIUS

本日一番期待していたバンドですが、その期待に完璧に応えてくれました。

まあ何度も観ているバンドで、毎回良いライヴを見せてくれるのですが、今回はその中でもかなり良い部類に入るんじゃないですかね。

まず演奏がタイト。新加入のロルフ・ピルヴ(Dr)も、前任のヨルグ・マイケルほどの突進力はないものの、充分な実力を感じさせてくれたし、マティアス・クピアイネン(G)とラウリ・ポラー(B)の弦楽器隊のスキルは現代メタル・シーンでも屈指の高さでしょう。

特にマティアス・クピアイネンは、前任者が良くも悪くもキャラの立った人だったので過小評価されていますが、前任者の弾いていたフレーズをさらに難度を上げ、よりスムーズに弾きこなしていることはもっと広く認識されていいと思います。

ティモ・コティペルトも好調で、新曲はバッチリ、ティモ・トルキ時代の高音がキツい曲も上手くフェイクしてごまかしていました。ステージ袖のスタッフから次々と投げ込まれる水のペットボトルを全てカッコよく片手キャッチして客席に放り込むアクションに「反射神経良さそう」と思いました(笑)。

選曲については様々な意見があって当然ですが、個人的には久しぶりに「Eagleheart」が聴けたのが嬉しかったし、まさかフェスで10分近い「Destiny」までやってくれるとは。

「やる予定はなかったけど、友人からのリクエストでやることにした」という「Forever」もやっぱり名バラード。昨日のEUROPEの「Carrie」を思い出します。

ラストの「Hunting High And Low」は実に巧みにオーディエンスを煽って、今年のLOUD PARK史上最高の大合唱が会場に響き渡る。

いやいや、これはファンの贔屓目を差し引いてもベストアクトでしょう。「NEMESIS」の単独ツアーもぜひお願いします。


LAST IN LINE

黄金時代だった初期DIOの曲を、亡くなってしまったロニー・ジェイムズ・ディオを除く当時のメンバーでプレイするといういわゆるトリビュート・バンド(本人たちはそう呼ばれたくないと言っていますが)。

ただ、直前になってベースのジミー・ベインが来日しないことが発表され、ヴィヴィアン・キャンベル(G)が在籍していたSWEET SAVAGEのレイモンド・ホーラーなる人物が代役を務めている。

正直、観客はSTRATOVARIUSに比べるとだいぶ少ない。個人的には期待していたが、出番はTRIVIUMと入れ替えるくらいでちょうどよかったと思います。

しかし、そんなごたくもメタル・アンセム「Stand Up And Shout」でショウがスタートすると吹っ飛びます。

ロニーの代役という重責を担うアンドリュー・フリーマン(かつてLYNCH MOBやHURRICANEに在籍していたことがあるらしい)は、個性は薄いものの、声量・歌唱力ともに申し分なく、楽曲のイメージを損ねることなく歌いこなしている。「ロニー本人じゃなければ認めない」という「信者」でない限りは特に文句はないでしょう。

やはり初期3枚のDIOの曲はいいですね。アメリカでもそこそこ成功していたわけですが、アメリカ人が受け入れられるギリギリの様式系正統派メタルがこのサウンドなんだろうと思います(これ以上クサく大仰になると欧州や日本でしか受けないと思われます)。

実はCDで聴くとちょっと地味かな、と思っていた曲も、こうしてライヴで聴くとカッコ良く感じられたので、久々にアルバムを聴き直してみようかな。

80年代当時のDVDなどを見ると、その時はもっと前のめりな勢いが満ちていましたが、さすがに今となっては勢いよりは貫禄な感じの安定感ですね。ヴィニー・アピス(Dr)なんてどう見ても全力で叩いている感じではないですが、それでもバスドラの音とか異様にデカくて、どんだけパワフルなのかと。

ヴィヴィアン・キャンベルもガンとの闘病が報じられていましたが、見たところ治療が上手くいっているのか、元気そうに弾きまくっていて何よりです。

DEF LEPPARDで観たときも、ギター・ソロになるとかなりアツいギターを弾いていたので、この人は本来こういうギターが引っ張っていくタイプのバンドで成功するべきだったのではないかと思いますが、まあ客観的にはDEF LEPPARDなんて就職先としては最高の安定感で、人間何が幸せなのかわかりませんね。

話が逸れましたが、名曲ラッシュでかなりの満足度でした。やはりラストの「We Rock」にはシビれましたね。HR/HMというジャンルを代表する名曲のひとつだと思います。

ただ、オーディエンスに「Last In Line」の冒頭部を歌わせようとするのはやめてください。日本人が対応できるのは曲タイトルとかサビのワンフレーズくらいが限界です(苦笑)。

あと、代役で来た昔のビリー・アイドルみたいな髪型のベースの人がやけに目立ちたがりで、しょっちゅうモニターにアップで映ろうとすることに苦笑してしまいました。



YNGWIE MALMSTEEN

KING DIAMONDの出演がキャンセルになったため、実質トリに格上げされたイングヴェイ。彼のライヴを観るのは2005年の今はなき東京厚生年金会館以来です。

当時はドゥギー・ホワイトが歌っていましたが、現在は専任シンガーが不在という特殊な編成(イングヴェイはそれが今の自分には相応しいと思っているようですが)で活動しているため、いったいどんなライヴになるのか、半ば怖いもの見たさ的な心境でした。

さすがは腐ってもナントカ、観客はかなり集まっている。そしてステージには文字通りマーシャル・アンプの壁。

しかしこれがなかなか始まらない。これまでちょっと押していたことはあっても、基本的にはほぼオンタイムで進んできたLOUD PARKでは珍しいほどサウンドチェックで揉めている。

揉めているというか、一般のオーディエンスにもずっとノイズが聴こえっぱなし。明らかにエフェクターか何かに接続不良的なものが起きている。

結局解決はしないまま、強引にショウがスタート。このSE、このドラム・パターンは「Rising Force」だ。

おお、このアクション、このステップ、紛うことなきイングヴェイである。ちょっと懐かしさに似た感情が沸き起こったが、同時にちょっと滑稽な気分になる。

なにしろ、ステージの上手(かみて)側から3/5くらいがマーシャル・アンプの壁で、残された下手(しもて)側の2/3のスペースにドラムもキーボードもベースも押し込まれているというステージ・セット自体がちょっと普通ではない。

そしてそのステージの端っこにいるキーボーディストの人が歌い始めるのだ。YouTubeであらかじめその事実は知っていたが、やはり実際に観てみるとやはり違和感があるというか、ちょっとシュールである。

いわゆる「ステージング」をしているのはイングヴェイ一人だけなので、さながらイングヴェイのダンスを観ているかのような気分になる。

ノイズは一向に改善されず、イングヴェイが弾くのをやめると「ピー」というノイズが鳴る。余韻もへったくれもない。

サウンド全体も不安定極まりなく、ギターが聞こえなくなったかと思えば、今度はヴォーカルが聞こえなくなったり、キーボードが聞こえなくなったり、ベースがやたらとデカくなったりと、あっちが出ればこっちが引っ込むモグラ叩き状態。

その状況に腹を立ててか、しょっちゅうイングヴェイが袖に引っ込み、その間ベースのラルフ・シアヴォリーノがMCで間をつなぐ。

しかし、そのMCはオーディエンスを盛り上げるというよりは、むしろイングヴェイに対するおべっかのようにしか聞こえず、さながらオーナー社長と太鼓持ち社員みたいで苦笑を禁じ得なかった。

「1981年に登場した偉大なるクラシカル・ギタリスト、イングヴェイ・J・マルムスティーン!」
「このノイズは彼のミスではない。わかるだろ?」
「彼の自伝は読んだかい? まだ読んでない人は書店へGo!」
「衛星写真に写る人工物は中国の万里の長城と彼のマーシャルの壁だけさ!」
「ヘヴィ・メタルとマエストロへのサポートをありがとう」
「この中にギターを弾いている人はいるかい?」(結構な数の挙手)「君たちにとって最も偉大な人物の帰りを待とう!」

…こんなこと、およそまともな羞恥心の持ち主であればメンバーにステージ上で言わせないと思うのですが、やはり彼は浮世離れした貴族なんですね…。

しまいには演奏中イングヴェイの傍で飛び跳ねていたラルフをイングヴェイが叱りつけ、その後は急におとなしくなるなど、なんか気の毒になってしまいました…。

ベース自体はそこそこ上手かったし、コーラスもいい声だったので、他にもっとマトモな職場があるんじゃないかと思いますが…。

セットリストは、「Far Beyond The Sun」や「Trilogy Suite Op:5」、「Icarus’ Dream Suite Op:4」などインスト名曲を部分的にプレイしたり、クラシックの曲を弾いたりと案の定インストが中心で、よほど彼のファンでなければ、今夜イングヴェイが正確に何曲プレイをしたのかはわからなかったのではないかと思われます(私も自信ない)。

「Hiroshima Mon Amour」を(フルではありませんが)プレイしたのは、一応日本を意識したものなんでしょうね。

完奏した歌モノは冒頭の「Rising Force」の他、「Dreaming」と、本編ラストの「Heaven Tonight」くらいでしょうか。

「ODYSSEY」の曲ばかりなのは、イングヴェイのアルバムで一番売れた(アメリカでは)からなのか、ニック・マリノ(Key)の声域に合っているからなのかは謎です。

「Heaven Tonight」なんて「あの曲はゲイだよ」などとディスっていたこともあったような記憶があるのですが…。

アンコールでは「I’ll See The Light Tonight」をプレイ。ニック・マリノの歌唱については、ソツなく歌っているけど歌い回しがガサツで好みじゃないなー、などと思っていたのですが、この曲の冒頭の「Noooooooo!」のシャウトを完璧に出していて「コイツ凄いな」と見直しました。

最後にはギターを破壊にかかったのですが、思いのほかギターが頑丈でなかなか壊れず、壊れるまで演奏を続けなくてはならなかったバックのメンバーたちはお疲れ様でしたと言いたいです。

壊れたギター、割と無造作に客先に放り込んでいましたが、怪我したり血で血を洗う争奪戦が起きたりしなかったんですかね?

しかしある意味圧巻のショウでした。正直この後にKING DIAMONDが出てきても、イングヴェイが残したこの(負の)インパクトに食われてしまったのではないかと思います。

いや、文字で読んでいると伝わらないと思いますが、このライヴはアリーナ前方で立って観ていた人はかなりしんどかったと思いますよ。実際ショウが進むごとに三々五々と人が離脱していっていましたしね。

私は指定席で耳栓して観ていたので別に平気でしたが、耳栓なしでアリーナ前方にいた人は途中の強烈なフィードバック・ノイズで耳をやられたんじゃないでしょうか。1日経ってなお耳鳴りが残っている人はマジで耳鼻科に行ったほうがいいと思います。

というわけで、なかなか珍しいものを体験したとは思いますが、正直これをもう一度観たいとは思いません(苦笑)。


初日のトリは葬式、二日目のトリは茶番と、今一つ後味の微妙なLOUD PARKでしたが、トリ以外に関してはどれもなかなか良いライヴをやっていたし、これもまた良い思い出になると思います。

一応サッシャ氏も帰り際に「LOUD PARK 2014で会いましょう!」と言っていたし、公式サイトにも「SEE YOU NEXT YEAR」と書かれているので、きっと来年もあるのでしょう。

だいぶ長くなってしまったので、総括的な文章は別エントリーで書こうと思います。

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コメント

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YJMはトリは、負なんですかね?  自分はかなり面白く感じましたよ。 実際凄い時間弾いてましたね。

HEVEN TONIGHTが最高でした。

あのギター は フェンダーではなく スクワイヤ・ローズ指板だったみたいです。GETした人に撮影させてもらいました。

レポート楽しく読ませていただきました。残念ながら私は観に行けなかったのですが、臨場感たっぷりのレポートを読むと、ステージの様子が想像できました。できればDEVIN TOWNSEND PROJECTの感想も読みたかったですが・・・(笑) マイケル・アモットのバンダナは、ANTHEMの清水昭男のハットとは使用目的が違うわけですね・・・。

二日間お疲れ様でした!
前評判は決してよくはなかった今回のイベントでしたが、自分は楽しめました!
イングヴェイとジョン・ノーラム、ジョージ・リンチにヴィヴィアン・キャンベルとヤングギターのフェスかと思うほど、貴重だったと思います。
しかしイングヴェイという人はいろんな意味で凄い人だということを再認識したライブでした。
これほど話題を提供してくれるアーティストは他にいませんね。いつかきっと素晴らしいヴォーカリストと感動的な楽曲を携えて舞い戻って来る日を信じています。

帰りにお会いした時のadoreさんの楽しそうな表情が物語っていました!

二日間おつかれさまでした。
自分は別件もあり結局今年もパスしてしまいましたが、トータルではかなり満喫されたようで何よりです。
初日のSTPトリとか、二日目のまさかのKDキャンセル→貴族様トリとか、なかなかレアだったのではないかと…特にイングウェイに関してはレポを読ませてもらって逆に観たかった!という気分になったので不思議です(笑)

今週末スーパーアリーナにSIAM SHADEを観に行くので当然DAITAのギターは大好きなのですが、BAに関しては完全に同意見です。
シャム解散後に組んだ完全にDAITA主導のBINECKSというバンドの時も思いましたが、彼はソングライターやギタリストとしては素晴らしいものを持っていますが他の部分のセンスが意外にダメなんですよね(笑)

二日間お疲れさまでした。イングヴェイはまああれはあれでネタになっていいのでは(笑)
メロスピ好きの僕にしてみればEurope Angra ストラトが見れて楽しかったです~

ただベビメタは無理でしたね…僕はネタ的なノリは嫌いではありませんし曲さえ良ければなんでもいいな考えなんですが彼女らに関してはその肝心の曲がつまらなくて…ダサいクサいは大歓迎なんですが単純に曲と伴奏が合ってないように思えました。なんか聞いてられなくなってしまうんです。
まあそれと同時に日頃クサいクサい言ってるバンドがメタル的に聞けばいかに洗練されてるかがわかりました(笑)

ENFORCERを最前で見れて、満足です。二日目は、北欧の層の厚さを感じましたね。
インギーを見れたのは良かったんですが、なんかコントを見てるようで、、、

わかりやすく思わず共感!のレポートありがとうございます。

初日はANGRAと生ファイナルカウントダウンのEUROPEが良かったです!
2日目はAMORPHISのマイクが気になりました(笑)
そして、ストラト!最高でした。イーグルハートまで聴けて感激。
サイン会にも参加。ティモの瞳に吸い込まれました…単独ツアーでまた来日して欲しいです。

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お疲れ様でした!

私は日曜の方のみのラウパ初参戦でしたがSTRATOVARIUSのサイン会とライヴと行ったり来たりで、めっちゃ疲れましたが楽しかったです^^TRIVIUMは入場制限されたんですね!あの巨大サークルに巻き込まれそうになりましたよー(>д<)一番のお目当てだったSTRATOVARIUSのライヴも大合唱で盛り上がりましたね~♪しかしインギーの時はオデッセイ時代の曲には盛り上がるものの(key)の歌声は違和感あるし予想通りインスト中心でぶっちゃけ退屈してしまいました。。1988年のジョーがVo時代の全盛期ツアーを武道館で観てるので今回トリのインギーには姿も含めてガッカリでした(~_~;)…ホント(b)の人は、めっちゃ頑張ってましたね(苦笑)まぁ今回のラウパではSTRATOVARIUSのサインとライヴが観れただけでも大感激の大満足でした☆台湾チャーハンも美味しかったです(^^)v

久しぶりに書き込みさせていただきます。毎年台風だけが心配なのですが、今年も無事沖縄から2日間とも参加することができました。
初日はEUROPE、2日目はSTRATOVARIUSが最高でした。それ以外のバンドも皆満足です。

先日米軍基地内のイベントでHALESTORMを観ることができたのですが、普段、メタル系アーティストの公演がほとんどない土地で暮らしているので、面子、パフォーマンス云々ではなく、もうその場にいるだけで幸せな気持ちになれます。(いいカモですね)

ところで、耳鳴りは毎年のことで2、3日したら自然治癒?していたのですが、adoreさんが書かれてるインギーのフィードバックノイズを最前付近でくらったため、気になって耳鼻科を受診してきました。
特定域の周波数音が聞こえづらくなっているという検査結果で、ステロイドの点滴、内服薬等で結構な出費になりましたが、今回も無事に治ってくれることを願います。

まとめてお返事

>1777Zさん
まあ、「ファンの求める選曲、良い演奏とサウンド、オーディエンスとの一体感」など、一般的な意味で「良いライヴ」とされる条件は満たしていなかったと思いますね。

おっしゃる通りあれはあれである意味面白かったですが、こういうライヴを何度も観たいかと言われると…。

スクワイアはフェンダーの安物ラインだと思いますが、やっぱり「壊す用」のギターなんですね。


>JAVANさん
レポというよりは感想なので、あまり臨場感はないと思いますが、楽しんでいただけたら嬉しいですね。
DTPの感想は…私も書きたかったです(苦笑)。

マイケル・アモットはまだ大丈夫だと思いたいですね。


>【S】さん
名だたる80年代ギター・ヒーローが数多く出演し、しかもキコ・ルーレイロやマイケル・アモットなども参加していたわけですから、確かにYOUNG GUITARフェスですね(笑)。

イングヴェイはたしかにある意味凄かったですが、きっと素晴らしいヴォーカリストと手を組むことはもうないのではないかと思っています(苦笑)。

【S】さん以外に私のHNと顔が一致している人なんていませんから、帰り際この名前を呼ばれたときにはビックリしました(笑)。
ECLIPSEEDにも期待しています。


>馨さん
イングヴェイは…まあ、色々とナニでアレでした(苦笑)。
とりあえずトータルでは楽しめたことは確かです。

DAITA氏のセンスはファンの方にもダメ出しされるほどなんですね…(苦笑)。


>ノムさん
ANGRA、EUROPE、STRATOVARIUS、どれも楽しめましたね。

BABYMETALは、一部の曲を除けば非メタルな曲をメタルなサウンドでプレイしている音楽なので、合ってないと感じるのも無理はないかと思います。そのミスマッチ感を楽しめるかどうかがきっと分かれ目なんでしょうね。


>ぴーぽんさん
ENFORCER最前ですか! それはアツかったでしょうね。
今年の北欧率の高さは、今の世界的なメタルの傾向を端的に表していると思います。

イングヴェイのアレは、ライヴではなくコントだと思えば笑えましたね(笑)。


>Nazさん
STRATOVARIUS、最高でしたよね。
ティモ・コティペルトの瞳、色素が薄いのか透明感があるんですよね。私もかつてスタンディングのライヴで2列目になったとき、かなり間近で見たときに吸い込まれるような眼だと思いました。

AMORPHISのあのマイクはいったい何の形を模しているんでしょうね? 私もかなり気になりました(笑)。


>匿名の方
ご指摘ありがとうございました。お恥ずかしい。大至急直しました。


>Emilyさん
STRATOVARIUSのサイン会に参加された方がこのコメント欄だけで2人も。でも、イングヴェイの全盛期を体験している方にもSTRATOVARIUSの魅力が伝わっているというのは嬉しいですね。

TRIVIUMのあの巨大サークルは圧巻でしたね。巻き込まれたら大変なことになったことでしょうが、とりあえず無事であればラウパならではの体験になったのではないでしょうか。

マトモなライヴを期待した人にとっては今回のイングヴェイのライヴは厳しかったでしょうね(苦笑)。


>こじゃらさん
沖縄からの遠征お疲れ様でした。
私も初日はEUROPE、2日目はSTRATOVARIUSがベストアクトですね。

普段あまり洋楽メタルのライヴに触れる機会がない人にとってはLOUD PARKは天国だと思います。

耳については本当に気を付けてください。音楽が好きであるがゆえに音楽を楽しめなくなってしまうなんて本当にバカバカしいことなので…。

無事回復することを願ってます。

Last In Line...正直あんなにクオリティー髙いとは思ってませんでした...w 音響もかなり良かったですしとても楽しめました

>へたれ学生さん

LAST IN LINEのサウンドはこの日一番安定していたかもしれませんね。

ロニーのファンに怒られることを覚悟して言うと、トータルなライヴとしては06年に観たDIOや、07年に観たHEAVEN&HELLよりも楽しめました。やっぱり選曲は大事ですね。

カレントビルディングです。

カレントビルディングです。
いつもブログ更新お疲れ様です。
また見に来ます。


カレントビルディング

私もストラト好きで、このライブも満足でした。
意外に声もちゃんと出てたな~、という印象です。
あと、私もペットボトル片手受けはスゲーと思いました(笑)

リョウデンタルオフィス 口コミです。

リョウデンタルオフィス 口コミです。
いつもブログ更新お疲れ様です。
また見に来ます。



リョウデンタルオフィス 口コミ

はじめまして

adoreさん

はじめまして。先日、友達にこちらを教わり、楽しく拝見させて頂いております。
ラウパーには参加出来ませんでしたが、当日の光景が目に浮かびました!

これからも楽しく読ませて頂きます。

>はるはるさん

ティモ・コティペルトは高音はやや不安定ですが、ちゃんと歌える良いシンガーですよ。他のメンバーが凄腕揃いだけに相対的に弱く見えますが、客観的には充分歌えている部類ですし、フロントマンとしてのパフォーマンスはピカイチだと思います。

あのペットボトルキャッチも、結構な距離、結構な数だったのにノーミスで片手キャッチですからすごいですよね。


>ホノルルさん

はじめまして。こんな個人サイト/ブログを友達に教える方もいらっしゃるんですね。ありがたいお話です。

マイペースで好きなことを書いているだけですが、楽しんでいただけると幸いです。
来年は(あれば)ぜひLOUD PARKにも足を運んでみてください。


フンニャラケッポッポーです。

フンニャラケッポッポーです。
いつもブログ更新お疲れ様です。
また見に来ます。



フンニャラケッポッポー

書き込む場所が違いますが・・・
「速弾きギター・アルバムの傑作 TOP10」 

マイク・オーランドが入っていませんね。
http://www.youtube.com/watch?v=XS_wdB0SS14

>1777Zさん

ツイートに対するコメントですね。

早いだけならマイク・オーランドやジョージ・ベラスなどもっと速い人間が出てきていますが、評価のポイントが速さだけではないんでしょうね。インペリテリも選ばれていませんし。

STRATOVARIUS良かったですよね。
マティアス・クピアイネン(G)の技術力には同感で、あれほどのギタリストはフィンランドの中でもそうそういないのではないですかね。
単独公演も決まったら絶対に行く!

>ストラディキャスターさん

STRATOVARIUSのライヴは最高でした。
こういうフェスで単独のライヴには来ないような人たちの前でプレイできたことはよかったのではないかと思います。

マティアスは非常にテクニカルですが、ギター・ヒーロー的な華に欠けるのがもったいないですね。
だからこそバンドとしてまとまるのかもしれませんが。

むむむっ!

ラウリ・ポラーはベースですよね?w

>amariftさん

ご指摘ありがとうございます。修正しておきました。