OPERADYSE / PANDAEMONIUM

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南フランス出身の、Key奏者を含む5人組。本作は2009年に発表されたEPに続くデビュー・フルレンス・アルバムで、EPの時とはVoが交代している。

音楽性はKeyによるシンフォニックなアレンジをフィーチュアしたメロディック・パワー・メタルで、フランスという地理的条件からか、ドイツのバンドとイタリアのバンドのちょうど中間のような音である。

バンド単位で言うと、DARK MOORとHEAVENLYを足して2で割ったような印象もある。

ややギターのサウンドが細く、良く言えば優美、悪く言えば力強さに欠けるが、その辺はこの手の音楽の常として(?)むしろ好ましく聴ける人も多いだろう。

声質もピッチも甘めなヴォーカリストのやや弱々しい歌唱もB級な韻書を与えるものの、この適度なヘナチョコ加減も、マニアにとってはむしろ「らしい」と受け止められるかもしれない(個人的にもむしろ好きなタイプである)。

気持ちいい疾走パートが随所に出てくるし、心くすぐられるクラシカルなフレーズやドラマティックな展開もボチボチ出てくるのだが、逆に展開の多さが仇になって1曲通して緊張感が持続しない所がもったいない。女声Voや、ときにブラスト・ビートなども取り入れて起伏を付けようとしているのが伝わってくるのだが…。

全体的に軽いというか、明るめな所が彼らの個性であり、好みの分かれるところかもしれないが、マニアであればチェックしておくに値するポテンシャルは感じる。【78点】

◆本作のプレビュー映像 [YouTube]


◆本作収録「Pandaemonium」[YouTube]

この映像で明滅しているキャラクターは「ダーク・エンジェル」なるヒネリに欠ける名前のキャラクター(ジャケットに描かれている騎士の変じた姿?)で、ライナーノーツ上でメンバーはこのキャラクターの「コスプレを見ることが出来ることを願ってる」と言っています。

コスプレしてくれた方は、彼らのWebサイトに掲載してくれるそうなので、ふるって送りましょう(笑)。


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コメント

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個人的には、化けるまで待機ですね。
ですが、こういうバンドが生まれるのは嬉しいです!

>Loki Holstさん

まあ、確かに現段階ではマニア向けの域を脱していないと思います。
とはいえ、最近この手のパワー・メタルにあまり新人が育っていない観があるので、今後に期待したいですね。