BURRN!14年4月号の感想

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表紙は若かりし日のニッキー・シックス(B: MOTLEY CRUE)。

まあ…、カッコいいんですけどね。でも過去ですからね。いやニッキーは今でも年齢を考えればカッコいい方だと思いますが、若手でこういうカッコいい人が少ないから、今メタルにあまり若い人がついてこないんじゃないですかね。

MOTLEY CRUEのインタビューの読みどころは、先月号のインタビューでジェイク・E・リーが暴露していた「MOTLEY CRUEから加入のオファーがあった」という話について、ジョン・ハーレル氏がニッキー・シックスとトミー・リーに切り込んでいる所ですかね。

もちろん2人ともその話については否定しているわけですが、ニッキーは「もう一人ギタリストを入れたいと思っていたが、ミック・マーズが難色を示したので諦めた」という発言をしているし、トミー・リーは「酔っぱらってそんなことを言ったかもね」とは言っているので、ジェイクが言うほど明確なオファーではないにせよ、「そういう話もあった」可能性はありそうですね。

そして、先月号のジェイクいわく「ミック・マーズの兄弟がMOTLEY CRUEの活動資金を提供していたので、ミック・マーズの意向(他のギタリストを入れたくない)を無視できなかった」という話も、ミック・マーズの「シャルルマーニュ王(カール大帝)は、俺の遠い祖先の一人なんだ」という発言に漂う、「実家はお金持ち」感とも符合します。

てか、カール大帝の子孫って凄いですね。17世紀かそこらに貴族になったマルムスティーン家が成り上がりにしか思えない家柄です(笑)。

まあ、なにせ1000年以上前の人ですから、子孫なんて倍々ゲームで何万人もいそうだし、ホントかどうかも眉唾ですが…。仮に本当だとしても、フランク王国時代からの遺産が残っているとは思えませんけどね(笑)。

でも、ミック・マーズのインタビューを読んでいると、ホントにマトモというか普通の人で、なんでこんな人がMOTLEY CRUEにいるんだろう、と思ってしまいますね。来日時、他のメンバーが浴場(ソープランドのことと思われます)に行っているのに、一人行かなかったというミックは「ちょっと恥ずかしかったし、行きたくなかったんだ」などとシャイなことを言っていますし(童貞か!)。

編集長の30周年記念対談の今月のお相手は、通訳の仕事をしているという染谷和美氏。BAY CITY ROLLERSへの愛を語る人をゲストに迎えざるを得ないとは、いよいよこの企画も苦しくなってきていますが、まあ、通訳の仕事の実態を知る機会もそうそうないので、興味さえ持てれば意外と面白い話かもしれません。

30周年記念特集の「い・ろ・ん・な・意・味・でGREAT GUITAR HEROES」というギタリスト特集は、近年「ギター・ヒーロー」という言葉を耳にすることも少なくなってきたので、たまにはいいのではないでしょうか。

「なんでコイツが入っていてコイツが入っていないんだ」というような意見はあるでしょうが、「いろんな意味で」と冠しているだけあって評価指標がふざけてますし、そこはあまりシリアスに受け止めるべきではないのでしょう。

まあ、フツーに考えたらHR/HM史上で最も影響が大きいギタリストはエディ・ヴァン・ヘイレンとイングヴェイ・マルムスティーンの二人であることは間違いないと思われますが。

あと、これは30周年とは関係ないと思われますが、「ロック・バー特集」と称してHR/HMが聴けるバーが紹介されています。

そういえば以前「METALLION」でも紹介されていた「Sweeet Rock」、行こうと思ってまだ行ってませんでした。今度行こう。

モノクロページのインタビューでは、Voを坂本英三から再び森川之雄に替えたANTHEMのインタビューが興味深かったかな。相変わらず堅い人ですね、柴田さんは。人脈狭すぎないか、という気もしつつ、まあ今さらまっさらの新人とやるのもレベルが違い過ぎて厳しいんでしょうし、実際森川氏以上のシンガーなんてそうザラにはいないでしょうから、坂本氏のキャラを捨ててまで入れるのであれば森川氏しかなかったのでしょう。

センター見開きのカレンダー・ポスターは若かりし日のザック・ワイルド。山男と化してからの彼しか知らない人には驚きの美青年であるわけですが、これも表紙のニッキー同様、「過去のカッコよさ」でしかない所がうら悲しい(いや、今のザック・ワイルドは違う意味でカッコいいですが…)。

PRIMAL FEARが3ページとはいえ、カラーで扱われているのは嬉しいですね。来日ラッシュの中、現在私の中で一番「行きたい指数」が高いのは彼らのライブです。平日なので行けるかどうかは予断を許しませんが…。

復活した喜国雅彦氏の「ROCKOMANGA! 2」は、安定のつまらなさ(苦笑)。「来月から頑張る!」とのことですが、まあこれは「明日から本気出す」みたいな発言だと思うので(笑)、あまり期待せずにいたほうがいいんでしょうね。

後半、例年とは異なる妙な位置に入っているのが年間ベストの投票結果。

サマソニで来日もして映画もあったMETALLICAがグループ部門を制しているのは順当として、CARCASSがベスト・アルバムというのは、いよいよ投票数の少なさが感じられる事態(苦笑)。

いや、CARCASSのアルバムは良かったと思いますが、人気投票で1位になるような大衆性があったかと言うと…。

ギタリスト部門、ソングライター部門もCARCASSのビル・スティアーで、CARCASSファンによる組織票があったのではないかという疑惑が持ち上がります。

ギタリスト部門の2位が、2年連続でSyu(GALNERYUS)である辺り、日本人を決して1位にはさせないという、この雑誌ならではの「見えない力」が働いたのではないかという気も(笑)。

楽曲部門では、1位のDREAM THEATERの「The Enemy Inside」と2位の陰陽座の「吹けよ風、轟けよ雷」は僅差だったそうですが、2曲ランクインしているHELLOWEENは、票が1曲にまとまれば1位だったんですかね?

個人的には、イングヴェイのバンドのベーシストがベーシスト部門で15位にランクインしていて少し心が温まりました。ベース・プレイを評価されたのかどうかはいささか怪しいですが…(笑)。

レビューについては、今月のマストバイは、クロス・レビューのトップである原点回帰「風」のSONATA ARCTICA。そしてレビューは間に合っていませんが、SONATA ARCTICAの前週発売のGAMMA RAY。

あとはこれもレビューはされていませんが、表4で広告が入り、ニュースのページでもトップニュース扱いのロニー・ジェイムズ・ディオのトリビュート・アルバムですね。

PRETTY MAIDSの企画盤も、先日PVが公開された新曲の出来が良かったので、ついAmazonでポチってしまいました。

あとはメロパワ系ではARMORYとSINBREEDが、メロハー系ではHOUSE OF LORDS、L.R.S、THREE LIONSあたりが気になっていますが、この辺は時間とお金の余裕を見て考えます。

日本のメロデスバンド、MY MATERIAL SEASONや、先日のライブの印象が良かったWINGERの新譜なども気になっています。

◆発行元であるシンコーミュージックのWebサイト
http://www.shinko-music.co.jp/main/ProductDetail.do?pid=2175011404
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コメント

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今年は12月号まで昔の写真シリーズなんですねw
でもニッキーは今でも十分にかっこいいですが

ニッキーといえば、バズのインタビューの写真を見てショック・・・
なんだかお顔の張りが全く無くなって、下にタル~ンと・・・
目や表情にも全く覇気がなく、かつての面影が無いです
バズを表紙にするなら絶対に90年初頭でお願いしますw

そんなわけで、色々と後ろ向きなBURRN!の今後が少し不安です

このエントリを読んでANTHEMのヴォーカル交代を知りました。
坂本英三のあの力んだ英語が好きだったのでショックです。
森川さんはBurrn!の刷り込みもあって凄い人という印象なんですが(笑)、不思議と縁がなくほとんど聴く機会がなかったので新体制でのアルバムを楽しみに待ちたいですね。

ソナタはインタビュー見る限り割と本格的な原点回帰かと思ったらクロスレビューみてちょっとがっかりしました笑

まとめてお返事

>カメオさん
さしものバズも容色の衰えは隠せませんね。
とはいえ遠目から見れば今でも充分カッコいいですが。

BURRN!は、この30周年振り返りラッシュが終わった後どうするつもりなんでしょうね…。


>馨さん
なんと、このエントリーでANTHEMのメンバー・チェンジを知るとは(笑)。
まあ、HR/HM界を揺るがすビッグニュース、という感じではありませんからね…。
熱心に公式サイトやSNSをチェックしている人でないと知らないままかもしれません。

たしかにBURRN!読者は森川氏のことを凄いシンガー、という刷り込みを受けますね(笑)。
まあ、間違いのない人選ではあると思うので、新作もきっと充実したものを届けてくれるのではないでしょうか。


>名も無きメタラーさん
まあ、個人的にはいかに原点回帰と言っても1stや2ndみたいなサウンドにはならないと思っていたので、ある意味想定の範囲内ですが…。
とはいえメロディのセンスには非凡なものがあるバンドなので、それなりに聴かせてくれるのではないかと微かに期待しています。

最期を看取るつもりで1月号から毎月購入しています。
今月号の最後のページで編集長が「4月から消費税が上がるので定期購読のお申し込みはお早めに」とお勧めしていますが、廃刊になった場合はちゃんと返金してくれるのでしょうか(苦笑)。

年間ベストの「BRIGHTIST HOPE」部門を見る限り1位だけが不自然に感じるのは自分だけでしょうか(笑)。

どうでもいいことですがTRIVIUMの人のコラムって飯食った話ばかりですね(笑)。

お疲れ様です。

年次の人気投票ですが、予想していた通りの結果になりましたね。
個人的にはいろいろ残念でした。
Stratovariusが軒並み低く、特にグループ部門であの順位は……。
それにしてもGalneryusとSyuの人気は不動のものですね。
今年は新アルバムをリリースなので、来年は1位かもしれません(気が早いですね)

今月の新譜としてSavage Messiahはいかがでしょうか?
このコメントを書きながら聴いているのですが、なかなかです。

表紙に関しては今年中は若手が出るのを諦めないといけませんね…しかし表紙のニッキーの写真見るとBlack Veil Bridesのメンバーって相当この頃のニッキーの真似してますね(笑)

バズの写真は修正し過ぎたんでしょうかね?(笑)ラウドパーク2012で見たバズはステージアクションから何から本っっ当にマジでかっこよかったです。高音でシャウトするバズも好きですが、力抜いて柔らかく歌った声も魅力的なんですよねぇ。adoreさんがティモコティペルトの声ファンなら僕はバズの声ファンです(笑)

今月のマストバイはバズのソロとDynaztyです。ロニーのトリビュート盤は参加してるメンツもカバーされる曲も好きですが、YouTubeで気になるやつを聴こうかなと(笑)テネシャスDのメンバーのジャックブラックは出演作は全部見てる位大好きな俳優です。リジーヘイルはいい位置でジャケットイラストに収まってますね。

まとめてお返事2

>名も無きメタラーさん
最期を看取るって…(笑)。
ブライテストホープがこのバンドになるあたり、投票している人たちのメインの年齢層が浮き彫りになっている気がします…。


>fantaさん
STRATOVARIUS、中途半端な評価でしたね(苦笑)。
GALNERYUSが1位になったら色々な意味で結構感慨深いものがあります。

SAVAGE MESSIAHはAmazonさんがまだ発送してくれていません(苦笑)。


>B!13さん
アンディ・シックスという芸名が全てを物語っていますね(笑)。
バズの歌は、上手くはありませんが「男の色気」がある声だと思います。
ソロになってからは曲に恵まれていないのが気の毒です。

DYNAZTYは新曲のPVが良かったので私も予約しました。

こんにちは。

皆さんの?予想通り、昔のモトリーが表紙でしたか。
ブイブイ言わせてた頃ですね(笑)。しかしやはりニッキーはかっこいい。
ニッキー死亡説なども過去にありましたが、よく今まで元気にきましたね。今のモトリーをみてますと、ヴィンスがいっときいなかった時などなかったかのようですね。

別件...まさかこちらでBAY CITY ROLLERSの文字を拝見するとは思いませんでした(笑)。
やはり昔のカテゴリーの柵越えの甘かった時代、BAY CITYも聴きつつKISSやMOTLEYも聴くような(わたしのような)中年受け狙いが垣間見えますね(笑)。同世代の知人も同様です。

さあ、来月の表紙は誰でしょうかね!

ANTHEMへの森川之雄さんの復帰は楽しみです。新作がどんな方向性になるかは柴田さんにも未だ分からないようですが、年内に出す予定というフルアルバムを楽しみに待ちたいです。

森川さんは梶山章さんと組んだバンドのGOLDBRICKが個人的には好きですね。1stは森川さんのゴツイ声に全く合ってないポップで明るめのメロディ中心の音でしたが、2ndアルバムはワイルドなHR路線になり中々の佳作だと思います。梶山さんも下山武徳さんと組んだプロジェクトが良かったのでサポート業だけでなく創作業にも復帰して頂きたいです。
…今名前を挙げた3人やGOLDBRICK、下山&梶山プロジェクトが好きってことはやっぱり僕は広瀬編集長に好みが似てる(影響受けてる)んですね(苦笑)

>KYさん

モトリー・クルーのメンバーが曲がりなりにもちゃんと生きていることを見ると、人間ちょっとやそっとのムチャじゃ死なない、とわかりますね(同じことを日本人がしたら死にそうですが/苦笑)。

BAY CITY ROLLERSは別にその音楽が紹介されていたわけではないので、特に中年受けを狙ったわけではないと思いますよ。

しかし表紙の懐古趣味もここまで来ると、次はどんな古い写真を引っ張り出してくるのか、ある意味興味が出てきますね(笑)。

>B!13さん

どんな方向性になるかわからない、と言いつつもANTHEMが、というか柴田直人が生み出してきた音楽の幅というのは極めて狭いので、おそらくこれまでのANTHEMからかけ離れた音にはならないでしょうね。

坂本英三よりパワフルな森川に代わって、どこまでクオリティが上がるか、それが見ものですね。

GOLDBRICKや下梶が好きなら、立派な「広瀬派」だと思いますよ!(笑)。雑誌にちなんだHNは伊達じゃありませんね(笑)。