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FIREHOUSEのヴォーカリスト、C.J.スネアが、2004年の欧州ツアーで知り合ったという元EVOLUTION~PRIDE~FURYONのギタリスト、クリス・グリーンと結成したバンドのデビュー・アルバム。本作発表以前に2011年にEPを1枚制作している。

『BURRN!』誌では広瀬編集長に「完璧にFIREHOUSEじゃん!」という「ポジティブな」絶賛を受け92点という高得点を獲得した本作は、その編集長のレビュー通り冒頭の3曲では特に顕著にヘヴィで、モダンな感触も受けるメタル・サウンドを展開しており、全体的にFIREHOUSEより明らかにアグレッシヴではあるものの、聴き終えた感想は「FIREHOUSEファンも楽しめる音」という印象。

クリス・グリーンのギターもなかなか主張しており、むしろ近年のFIREHOUSEにはないタイトなハード・ロックらしさがあって、HR/HMファンにとってはより間口が広い音かもしれない。

広瀬編集長が名曲「Overnight Sensation」を引き合いに出した#5「You Will Remember Me」は、さすがにあれほどに完璧な高揚感は備えていないにせよ、確かにあの雰囲気を感じさせる佳曲で、メロディアス・ハードのファンであれば一聴の価値がある。

バラードの#4、#8も、さすがに「Love Of A Lifetime」や「When I Look Into Your Eyes」のような往年の大ヒット曲ほど煌びやかではないものの、FIREHOUSEのメロウ・サイドを愛していた人も納得の仕上がりだろう。

今年の1月に行なわれた来日公演を観て、「C.J.スネアの歌声が未だ素晴らしいだけに、このまま懐メロを歌い続けてキャリアを終わらせてしまうのはちょっともったいないな…と思ってしまったり」などと書いていましたが、まさか本当にこうして別プロジェクトでアルバムを出してくれたのは嬉しい。

個人的にはMR.BIGのエリック・マーティンのようにAVANTASIAのような欧州メタルのプロジェクトにゲスト参加したり、元HARDLINEのジョニー・ジョエリのように欧州のメロディック・メタル・バンドに加入したり、といった方向の活躍も期待しているんですけどね!(小声)。【83点】

◆本作収録「Bleed With Me」のPV

これはヘヴィ・サイドの曲ですね。


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コメント

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聴きたい

こんにちは。このバンドは気になってた。しかし、新譜の嵐で新しいバンドまで手が伸びません。
ファイヤーハウスでもこれでもまた来日して欲しいですね。

モダンでヘヴィにした結果、少し没個性的になった気もしますが、買って損なしの快作ですね。
それにしても、ファイヤーハウス早く新作作ってーーーーー!

>しんさん

新譜の取捨選択は悩みますね。私も本作は切るかどうかのボーダーラインでした(笑)。

C.J.スネアの歌は生で聴く価値がありますね。

>名も無きメタラーさん

たしかにこの音楽だったら別にC.J.スネアでなくても、という気がしますが、彼が歌うことで魅力的になっていることは間違いありませんね。

今のFIREHOUSEに新作を作る意欲があるのか、ちょっと懐疑的だったりします…。